2020年9月2日水曜日

2001年夢中の足袋

9月1日。星期二。                     96/67。62.9㎏。  朝食はグリーンカレーほか。あと2回食えそうだ。  庭作業は大根の間引きとふだん草の収穫。両方の葉を洗浄して軽量してみたら、可食分は1㎏あった。3食以上使える。  昨日収穫したツルムラサキを使った染色法をググったところ、基本的には赤しそと同じで「媒染」と色落ちしないように「固定処置」が重要だということが分かった。  計算しにくいんで追加分30gちょい収穫して200gにしてから、煮詰めて染料を作る。
 染め方のググったメモがかなりいい加減なもので、自分でも理解できないほどひどいものだったんで、結局2種類の染め方を試すことになった。最初に漬けたのがちょっと薄めな気がするがとりあえず明日までこのままにすることにした。  今日は一日「スティホーム」を決め込んでいたので自然と新聞~読書にかける時間が多くなる。  5時限授業に加えたのは「宵越しの銭」。秋谷勝三(あきやしょうぞう)という江戸っ子に聞き取りしたものを本にしたもので、秋谷さんはこの本出版前(2001年)に亡くなっている。著者もそのことを悔やんでいる。秋谷さんは俺の母親と同い年で明治40年生まれだ。  なんで買ったんだろう?自分のマイブーム(江戸関連)の寄り道ってところだろうか?中にページを折ったところもあり、全部かどうかまるで記憶がないが、読んだ形跡は残っている。  今日読んだところでは白木屋(東急百貨店)の火事(1932年)で亡くなった女性店員に関するもので、亡くなった原因として一般に言われている事由とは違う説を論じている。一方的な報道しか知らなかったんで非常に興味深いものだった。いわゆる「ズロース伝説である」。  5時限授業の1冊は立原正秋も「日本の庭」で、今日の章では「露地」について語っている。で、今日読み終えた森まゆみ著「貧楽暮らし」の最終章でも「路地」について語っている。前者は寺院についてのもので、後者は下町(と言っても文京区中心なんだが)についてのそれである。共通しているのは失われたものへの憧憬である。  今日読み始めた「宵越しの銭」の著者も文京区出身である。俺の選択肢は極めて狭い。「下駄」生活に郷愁をおぼえる世代なんであることが多いなあ。  昼食は「タコライス」。ひき肉の足らない分は魚肉ソーセージで埋めた。レタスの代用は茹でキャベツ。サイドは「ふだん草と長ネギの沖縄だしスープ」。これにノンアルコールビール。気分はなぜか宮古島の「A&w」である。メニューにはあったと思うがそこでタコライスを食べたことはない。いつも「ロコモコ」だ。ルートビアの飲み放題が懐かしい。  午後は気温が低いこともあり草むしりをする。2時間くらいできそうだった、まさに2時間ぐらいで雨が降り始めた。きりがいいところまでやって、雨でぬれたこともあり、終了後シャワーを浴び、ついでにトリミングの後浴室掃除をする。  レシピ雑誌を見てるときに、変わった鳴き声が聞こえたので庭を見ると、シジュウカラが来ていた。久しぶりである。「始終空(しじゅうから)」なのは俺の財布、という陳腐なジョークも久しぶりに頭に浮かんだ。  使っているレシピ雑誌(現在夏用の3冊)のうち、ちょっと気になって一番古そうなのをチェックしたところ2001年発行になっていた。使い始めたのが、2007年なので、多分料理を本格的に始めたころに古本屋かどこかで買ったものなんだろう。  4人前分量が主になっていて、2人分は「その半分」的な記載である。しかも時代背景が反映されており食材も「リッチ」である。ウナギのかば焼きやゴルゴンゾーラチーズを使ったレシピなど、2010年以降のレシピでは見たことがない。10年前あたりからレシピは基本、2人前になった。  最近、このレシピ雑誌から選ぶことが多くなった。使ったことのないレシピが多いからだ。調理法や具材を修正しながらのものも多く、それも楽しみの一環である。  夕食は「タンドリーチキン(インスタントシーズニング使用)」、「ぬか漬けきゅうり・大根・ナス」、「オクラとしし唐のカレー炒め」、「ショウガ風味の豆腐汁」、「パプリカのナムル(色が変わってきたピーマンも混ぜる)」、「ふだん草のアンチョビ味(インスタントシーズニング使用)」、「ルッコラ・ミニトマト・きゅうりのサラダ」。  発泡酒~オーストラリア産シラーズ種ワイン~スペイン産テンプラリーニョ種ワインをちびちびやりながら「ハリーポッター」第8作(最終話)を鑑賞。ゲイリー・オールドマンとエマ・トンプソンにも会えました。  べろべろになりながらも最後まで観た。〆にテキーラを飲んでから9時ころ?にダウン。窓を閉めていても暑くない。ようやく「秋味」?そりゃビールだろ。    

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