3月4日。星期三。 165/112。64.7kg。
ぬか床にかぶと人参を漬け込み、3日目のきゅうりを取り出す。ようやく色が変わっていた。まだ気温が高い日が続かないからだろう。また、今朝も寒い。
かぶの葉、赤カブの葉、水菜を順にすべて茹でる。やはり茹でてドレッシング(ポン酢も含め)で食べるのが間引き菜の消費方法としては楽だ。
水回りの掃除。
新聞ではトイレットペーパーやティッシュのまとめ買いなど、1973年当時のオイルショックと同じ現象が報道されていた。当時を知ってると思われる連中までトイレットペーパーを抱えてる。
が、懐かしくもある。あの時は本当にすごかったな。俺が医薬品現金卸会社で営業やってた頃のことで、石油関連商品の品薄や値上げなどのデマが飛び散り、石油由来である「クスリ」はまとめ買いする腹黒い薬店主が多く、そこそこの値段で売れるため、商品さえ確保できれば右から左って状態だった。車もいつも満載で配達していた。店主たちは後日値上げして高く売れることを信じて疑わなかった。が、そうならず在庫過多となって倒産するものも出たくらいで、悲惨だったな。欲はかくもんじゃあないといういい見本だ。
当然、トイレットペーパーなども扱う店が多かったから、その売れ行き具合が異常であることは実際目にしてたが、なぜ石油関連からトイレットペーパーに飛び火したのかよくわからなかったが、その当時は「もの」がなくなるというデマが飛び散っていた。で、「トイレットペーパー」に飛び火したから燃えて、残ったのは燃えカスだったというお話でした。実際に「みっちゃん、みちみちうんこたれて~♪........」の歌のように髪がなくなって手で拭いたという話は聞いたことがなかったな。
で、勤めてた会社は大儲けで、利益還元ということで、社長の実家である沖永良部島へ社員旅行し、ジープで島を回ったり、連夜宴会と豪遊させてもらった。島へ飛ぶ前日は鹿児島でも豪遊したな。島の鍾乳洞や海の青さを沖縄へ行く前に体験していたというわけである。
その余勢をかって、販路を伸ばし、営業所も増やし、俺がやめた直後までは良かったが、その後積極経営がその強引さも足を引っ張るようになり、オイルショックから20年後に倒産。
チョコ完食。来年のバレンタインまで自粛しよう。体重増加が気になる。
昼食は「きしめん」。具材は油揚げ、長ネギ、かまぼこ、茹で水菜。
午後のロードショーは「シェナンドー河」。1965年アンドリュー・V・マクラグレン監督作品。ジョン・ウェインお抱え監督というイメージが強い監督で、凡作も多いが、これはいい出来の西部劇だった。100分ちょっとでうまくまとめた南北戦争に巻き込まれた1家族の物語であり、なんとか戦争への参加を拒否してきた家族を襲う悲劇が終盤に用意されている。16年前に妻をなくしながらも子どもたちを育て、戦争拒否する頑固一徹な父親をジェームズ・スチュワートが好演している。
キャサリン・ロスが悲劇の若妻を演じていて懐かしかった。「卒業」~「明日に向かって撃て」でブレイクした女優である。
テーマとしては「友情ある説得」と同じだが、牧歌的なものと悲惨さのバランスがとれずに終わってしまっているのが惜しい。
今日はカレーライスの日なんで、時間がたっぷりあったのでもう1本鑑賞。「遠い喇叭(らっぱ)」。1964年ラオール・ウォルシュ監督作品。初見だが、主演の二人はよく覚えている。
トロイ・ドナヒューはTV「サーフサイド6」でも人気あったイケメン俳優だったが、この作品あたりから落ち目になった。ちょうど「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でのレオ様が演じてた俳優と重なる。晩年には大林宣彦監督作品にも出てる。
で、共演がきっかけで彼と結婚し、すぐに別れた、これも当時美人女優として人気があったスザンヌ・プレシェット。まさに美男美女のカップルとして騒がれたものだが、そのふたりとも鬼籍に入っている。
当時売れてた二人の共演ありきで企画された西部劇なんだろう。職人監督にたのんでそつなく作り上げた感は否めない。監督もこれが遺作となっている。
今日の2本はまさに古き良きハリウッド製西部劇の終焉時代を象徴するような作品である。この後に「明日に向かって撃て」や「ワイルド・バンチ」などが出てきて趣ががらっと変わるんである。
夕食は「カレーライス」。今日はブラもも(ブラジル産鶏もも肉)が入ってる豪華版である。これに「大根とカブの葉とハムのサラダ」。
7時過ぎにはベッドで読書。半村良のエッセイを読み、8時にはダウン。
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