2016年5月5日木曜日

難民対策

5月4日。150/87。61.0kg。

 朝から雨、それも激しい風を伴っていて、庭いじりは諦めて、少し風が収まったところで図書館へゆくことにした。が、風はそれほど収まらないうちに雨が止んでしまった。
 図書館との往復はそれだけでもいい運動にはなるが、この日は雨がやんだあと日差しが出、気温がグングン上がってきて図書館に着く頃にはうっすら汗ばんでた。

 さて、お目当ての、と言うよりこの図書館にあるDVD及びビデオテープ鑑賞の最後になるであろう1本(「の・ようなもの」)を持って、貸し出し受付へ行ってから問題が起こった。
 この1日で貸し出しカードの起源が切れていて、貸し出せないと言うんである。つまり、俺の場合市内在住ではないので、公共サービスを受けるには固定資産納税証明書か地元で働いている証明書が必要なんである。
 まあ、今時点でこの日のDVD鑑賞はあきらめていたが、このまま帰ってしまったらこのシステムの改良は行われないだろうと思い、図書館司書に要望を突きつけてみた。
 納税確認は市役所に確認が取れるはずだから、確認してくれるように、とだ。祝日なんで無理かとは思ったが、それならマイナンバーシステムは無能ということになるはずで、納税関係は四六時中確認できるはずとも思ったからである。
 が、結果は思った通り休日で不可能という返事だった。ここで、俺名義で要望出してくれるよう頼んでみた。納税証明書は7年間保存を義務付けられているんで、通常持ち出すことを前提としないから、このような簡単な公共サービスを受けるための証明に使うためのものとしては非常に面倒なことだからもっと簡単にしてほしいということだ。
 しかも後で思いついたんだが、それが是正されないならすくなくとも1ヶ月前に事前メールでもよこすサービスがあってもいいはずだということだ。誰しも貸し出しカードの期限なんて確認しないで来ているはずだろう。免許証で確認が取れるTSUTAYAくらいにはしてほしいものだ。
 都内では図書館運営をTSUTAYAにまかせている区もあるくらいだ。もっと民間レベルにサービビスを拡大しろってんだ。

 昼食は今年初の「冷やし中華」。

 午後は庭いじり。庭右奥が視界が効かず、鬱蒼としていてスズメバチが巣の設営の偵察らしい飛行をしていたところで、この日、2本の木の周囲の下草を刈り、放置されていた切り株を移動した。
 この日は、どくだみの根の駆除作業が主になったが、ダンゴムシの多さに驚いた。「シリア難民状態」。
 庭をいじり始めてから1年ちょっとだが、その間居住区を掘り起こして畑にしてゆく過程で彼らの居場所が少なくなってきつつあることに気がついた。コガネムシやハサミムシの幼虫駆除に夢中になりながらもミミズの救済だけは注意深く行動していたが、ダンゴムシにはむとんちゃくだったな。
 彼らも庭の土改良には必要不可欠の虫なんだから、もう少し保護してやらなきゃなあ。

 解決方法は、庭にプランターを増やすことにした。プランターの底は彼らにとってうってつけの居住区になるはずだ。凡人には難民対策は「応急居住区建設」くらいしか浮かばない。

 夕食は「韓国風炒り豆腐」、「キムチ入り玉子焼き」、「豆もやしのナムル」、「しいたけと舞茸のスープ」。
 この日はNADなんで、食後、かき氷シロップジュースをちびちびやりながらDVD鑑賞。「その木戸を通って」。1993年、山本周五郎原作、市川崑監督・共同脚本作品。92分の編集も絶妙。
 制作後、15年後、監督の死後公開されたといういわくつきのもので、その理由などの詳しいことは後で調べることにして、この日はその映像美を堪能した。
 中井貴一のコミカルな演技もいいし、浅野ゆう子は絶品・べっぴんで言うことなし。その他役者陣営は岸田今日子・井川比佐志・フランキー堺という今では鬼籍に入ってしまった名優の素晴らしさを見せつけられる。また、友情出演的な石坂浩二もいい味。                         日本家屋の湿気が感じられる映像って本当にすごい。ちゃんばらなしのしっとりした時代劇の名作である。
 

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