2015年12月30日水曜日

逃亡者と落語者

12月29日。

 庭に霜が降りてた。初霜はすでにあったのかもしれないが、おれにとっちゃあ初霜だ。茨城の冬らしくなってきたな。本格的な寒さは年が明けてからなんだが、パソコンルームは暖房もなく室温も11度でも十分寒い。

 この日の朝はいつものように7時までに加熱処理を済ますわけには行かなかった。「黒豆ご飯」製作。残ってた黒豆を使い、買って来た「黒米」と白米を混ぜて炊いたものである。 「ぜんざい」。こちらも残ってた小豆と大角豆(ささげ)を併せて作った。かなりふるい豆なんで仕上がりは多分柔らかいものにはならないだろう。
 並行して数の子の塩抜き。いよいよお正月って感じだ。ぜんざいも数の子も義母の希望である。

 午前中にウォーキングを兼ねての買い物&図書館。今年最後の図書館で黒井千次、寺山修司、杉浦日向子のエッセイを借りた。
 
 昼食は「黒豆ご飯」、「とろろ」、「しじみの吸い物(長谷園?)」、「ゆで人参ののりマヨかけ」、頂き物の「伊達巻」。この伊達巻、味がはっきりしないばかりか色もよくない。よく、こんなもの他人にあげられるなあ。

 午後は庭いじり。第6の畝の完成まであと少し。第7は無理としても第6だけは年内に何とか仕上げたい。 相変わらずコガネムシの幼虫が出てくる。この日は蛾の幼虫も出てきた。こいつがくせもので、この姿で島大根の葉を食ってやがったやつである。3センチの深さがある灰皿が幼虫の処刑場になっているが、この深さを乗り越えて逃走したんである。奴は普段は2センチくらいの者なんだが、恐ろしく伸ばすことが出来るのをうっかり忘れていた。
 で、そう遠くに逃げていないとふんで灰皿の周囲の土(ふるい作業の済んだもの)をはらってみたら、案の定。つかまえてその場で頭と尻をつまんで引っ張って「八つ裂き刑」。

 夕食の準備を早めに開始した。「高野豆腐」と里芋、人参(桜の形にカット)、こんにゃく(手綱)の煮物。「ミニおせち」のようなもの。
「キャベツとツナのからし味噌和え」、「納豆」、「もつ煮・豆腐入り」、「大根の皮の甘酢漬け」。

これで正月のものは完了したと思ったら、義母の希望で「田作り」を作ることになった。やれやれ。

 食後、日本酒(正月用の緊迫入り)をちびちびやりながらDVD~TV鑑賞。「28日後」の別バージョンのエンディングや未公開シーン。こちらのほうが本編より面白いかもしれない。
 録画したドラマ「赤めだか」。たけしが談志、ニノが談春を演じ、その他の弟子たちと共に立川流が協会から独立したころを描いたもので、非常におもしろかったな。なんといってもたけしがいいね。ダンカン(立川流だったんだ)が「ここをやめてたけしのところに行く」というやりとりは誰でも笑っちゃうよね。
 談志の横暴振りとその弟子に応じた 思いやりが実にうまく描かれていて、役得もあるが、ほかの芸達者を食っちまってたな。談春のほうは恋愛も盛り込まれてなくてちょっと出番不足かな。濱田岳やリリー・フランキーが相変わらずうまい!ナレーションのひろ子さんも最高だね。
 それにしてもビートルズは全部カバーもので、ストーンズはオリジナルって何ナノ?観終わって森田さんの「のようなもの」がまた観たくなったな。
 

 
 

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