12月27日。
いよいよ今年も最終週になったなあ、なんて実感が全然わいて来ないなあ。
朝からネットサーフィンの時間超過で、二日連続で卵を買いに行く予定が変更となり、午後から行くことにした。まあ、軽い二日酔いなんでしょうがないことなんでしょうが。
午前中、DVD鑑賞。「ベニスに死す」。L・ヴィスコンティ監督作品。気なっていた映画で、45年前にシナリオだけは読んでいる。特徴のあるカメラの使い方と豪華なセットという点では小津さんと同じだな。もちろんそれは技術的なことであって、選ぶ主題も演出もまったく違うものである。
インテリの老芸術家が喧騒のリゾートで平穏さを失うことにいらだちながらも、自ら美少年に惹かれて心乱れてゆく姿をじっくりと描く。主人公の過去もさらっと描いたりしても決して説明的にならず、マーラーの音楽を使っていることなどから交響楽的映画といったところか。 D・ボガードがいいね。
おまけについていたヴィスコンティを取材したフィルムの中で、彼がゴンドラであくびしている場面があった。非常に珍しいなあ。ネオ・リアリズム?
さらなるおまけは「シロッコ」というのが季節風(南風)のことだったということを物語の中で知った。
昼食は「やまかけそば」。これが年越しそばになる。
午後はちょっと庭いじり。遅々として進まない第6の畝。現在の場所はやたらに根が多く、ふるい作業も手間が多くなる。おまけに小石も増えてきている。根ではススキのほかにどくだみも混ざることが多い。
この日はNAD(ノン・アルコール・デイ)だが酒屋へも行き安ワインなどを買った。「グリューワイン(ホットワイン)」を再度作るためである。その他ケイのにぃにぃが見つけたラム酒も買った。もっている酒の本に紹介されているラム酒はこれで制覇したことになるそうだ。
スーパーではお一人様1点の卵も、二人で行ったんで20個ゲット!これで年明けの特売までもつだろう。この日は珍しく行列が出来てたな。やはり、こういうところで年末らしさが見られるな。
夕食はすべて俺が製作。「鶏肉のソテー・きのこオイスターソース」、「大根の葉とちくわの和え物」、「大根皮の味噌汁」、「大根の皮のきんぴら」、「白菜の漬物」、「芋粥」。ドリンクは「ジャスミンティー」。さらに「もつ煮」を食べたかったが満腹でかなわず。
食後2本目のDVD鑑賞。「シャロウ・グレィブ」。D・ボイル監督デビュー作品。「浅い墓穴」が墓穴を掘ったというような意味らしいっす。編集の切れがよく、スタイリッシュと評価されることにもうなずける。大金をつかんだ3人のルームメイトがおかしくなって最後は....というようなお話なんだけど、こいつらの友情って「浅い」ってことだったんだというようなことも描きたかったんじゃないだろうか?
変わった風味のホラーサスペンスという意味では「ノー・カントリー」に似ている。おっと、こちらのほうが古い作品だった。
そのあと「高田純次の旅番組」でホーチミン~シンガポールの料理 を見ててもちっとも腹が減らなかったんでもつ煮は翌日に食うことにして、ダウン。
0 件のコメント:
コメントを投稿