2014年11月5日水曜日

君たち、キウイ...♪

153/98。

午前中の弓道では明確な課題を持って臨んだ。なんて真面目に取り組んでいればもうちょっとうまくなってたかもしれない。が、胸や腹を少しまえに張り出して、弓を引く動作に気をつけてやって、効果が出たようである。ほとんどの矢は的に近く、3本の当たりも出た。I先生からは立射の右足の位置の注意、P先生からは立幅の注意をそれぞれ受けた。
 また、終わってから、弓を見直したら、額木(ひたいぎ・弓の先端より下の部分)に弦がくっついていたことに気がついた。これがこの日やたらに変な音がした原因であり、なおかつ右手に弦が当たったのもこれが原因だったことがO先輩に教えてもらった。また弓の点検は初めにやるべきこともさることながら、途中でも点検する箇所があることをP先生から教わった。
 帰り際、4人の先輩と先生と一緒に五人座射をやらせてもらった。当たりこそしなかったが、自分ではいい感じで射ることができた。

昼食はちょっと遅くなって「グリーンカレー」と「さつまいもの甘煮」で済ます。
急げば午後からのダンス教室に間に合ったんだが、眠気が出そうな気がして横になったら、たっぷり1時間半昼寝ができた。先週に引き続きのさぼり。

早めにひとっぷろ浴びて夕食の支度。
夕食のメニューは「ワンタン」、「チャンプルー」。チャンプルーの材料は卵・豆腐・魚肉ソーセージ・キャベツ・にらで、「沖縄だし」のおかげで、あとは醤油とお好みで鰹節を振れば出来上がる。
ワンタンスープはビーフンラーメンのスープであり、スープをあまり飲まないので、余ったものである。もともとのスープがおいしくないのでナンプラーを足していたが、さらに黒酢も加えたら一段とおいしくなった。これにもやしと長ネギをいれて煮て出来上がり。残したスープのリサイクルってひとり者ならではの技?

食後、焼酎のシークワーサー割りをちびちびやりながら映画鑑賞。「青いパパイヤの香り」。確かに観ているはずなんだが、まるで記憶がない。こういうこと最近多々ある。
 今回気が付いたことは、やはり調理の場面であり、かなり頻繁に出てくる。時代は1951年。ベトナム戦争アメリカ介入まえであり、さらにきな臭くなり始めた頃が背景になっていて、貧富の差がはっきりしていて、男尊女卑の社会も描かれている。そして、が、まあいいや。野菜・肉の炒め物、スープ、パパイヤのサラダ、ごはん。おかずが少ないと、味付けを濃くしてご飯がすすむようにしたり、見た眼をよくするためにも火を強くして炒めるなど、生活の工夫も描かれていた。懐が豊かだと食生活に即反映されるといった場面もあったが、全体的に野菜が豊富で、今では当たり前のように感じているが、タイやベトナムの料理に「食生活の豊かさ」を見る。青パパイヤを庭からもいできて、削ったものにヌクチャムをかけるところではよだれが出そうになった。
 場所はサイゴンの商店街の布切れ屋の家の中だけの出来事を描いていて、後半で家が変わるが、とにかく空間移動のほとんどない作品である。それでも虫や植物の描写がより豊かさを感じさせずにはいられない。せんねん灸や蚊取り線香や蚊帳などもしっかり写している。これらは大いに日本人の郷愁を誘うんだろうなあ。
 もう、この作品で描かれたような地域はとっくに姿を消しているだろう。それでも死ぬ前に前回のベトナム旅行で行きそこなったホーチミン市には行っておきたいものだと、この作品を再見して強く感じた。たぶん食い倒れ旅行になること間違いない。

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