6月20日。星期四。 計測なし。
〆のウイスキーが効いたらしい。中程度の二日酔い。
朝食はご飯、「黄身入り納豆」、「水菜と豆腐の味噌汁」、「イワシの干物・おろし添え」、「ぬか漬けキュウリ」、「オレンジ」、「プレーンヨーグルト・イチゴジャム」。
やめとけばいいのに、昨夜の残りのスパムまで炒めてしまい、スクランブルエッグまで添えてしまったのがほぼ残される形となった。まさに暴飲暴食の1日の幕開けだった。
9時過ぎ出発。南北線で王子~後楽園。日中友好会館で上海市金山区の「農民画」と呼ばれる展覧会を見る。ポップなアートであり、描く題材はどこか懐かしさを感じさせる独特な絵が並ぶ。
白黒のものもあり、書き方に自由さがある。蓮や藍染めなどが印象的だった。
飯田橋まで歩き、JRで四谷~渋谷。井之頭線で駒場東大前。下車してすぐある東大に入り、敷地内にある博物館で「古代アンデス展」を見る。
紀元前千年単位の器や楽器などが陳列されている。その中でも今回の展覧会で力を入れているらしい「笛?」の陳列と、それを鳴らしている動画が上映されていたり、実際に復元したものを手に取って鳴らすこともできる。子供が来ても面白いかもしれない。が、少ない来館者は我々も含め全員高齢者だ。
ふた口ついている水差し状の器は水を入れて傾けると鳴り出す。あるいは水の中に沈めると鳴り出したりするものもある。もちろん息を吹きかけて鳴らすこともでき、復元物で実際に鳴らしてみた。
終わってから敷地に出ると、大きな琵琶の木があり、小さな実が無数についており、鳥がついばまれるがままになっていた。実が小さく人間が食するまでには育たないのかもしれないが、食べれば頭がよくなりそうな気がした。「東大琵琶」。商品化すべき?
下北沢へ移動し、ユニクロでステテコ(先ほど見た「農民画」の印象が強く残ってたんで藍染柄のもの )&スラックス(処分品)など買い物してから駅周辺をぶらつく。人が多く外人も比例して多い。平日の賑わいからしてこのありさまからすると週末は高齢者がぶらつくには適さないだろうな。
「何とか水産」でランチの「海鮮丼」を食う。酢飯の具合が良くて非常にうまいものだったんで完食。普段ならこの量の米は食べないんだが、瓶ビール(大瓶)を飲みながらだったんで、満腹も少しオーバー気味となった。
なお、ビールはキリン・クラッシックラガーで非常に飲みやすいと思ったらアルコール度4.5%だった。まさに「クラッシック」である。昔のビールはドライ野郎が出現するまではみな4.5%だったのだ。
ブックオフみたいな店で時間をつぶす。おもしろそうな本はあったにはあったんだが、割引率が思ったより良くなくて手が出なかった。で、あきらめて店頭に出たところ100円コーナーがあり、そこで3冊見つけて買った。そろそろストックが切れそうだったんでグッタイミングだった。
新宿へ移動。しょんべん横丁を抜けて、ドン・キホーテ方面まで歩き、「アジアスーパーストア」へ行く。パパイヤを買うためだったんだが、あまりにも予想していた金額とかけ離れて高いので手が出なかった。これなら奄美大島から「漬物」の完成品を買ったほうが安いというもんだ。
あきらめて新大久保へ向かう道、Wが勘違いしたおかげで「韓国市場」の前を通ることになり、俺は直感で店に入り目的のパパイヤを適正価格でゲットできたんである。
昼間のビールと気温のおかげでのどが渇き、新大久保駅手前で「コメダ珈琲店」で一休みすることにした。ここで俺は誤った。かき氷を食べようと思い、頼んだところ、「ミニ」ですかと店員に聞かれ、100円しか差がないのでレギュラー(というサイズ表記はない)を注文した。
で、目の前に置かれたのは小さめの洗面器にどしんと音を立てて置かれたらしいかき氷&ソフトクリームが乗っかっただった。850円税別。味はリンゴシロップともう1種類のシロップが混ざったもので、非常においしかったんだが、何せ量が多い。かといって残すわけにはいかない。本日下痢気味(渋谷駅トイレでだいぶ待たされた)でここでも「ホットコーヒー」を頼んでいるWの助太刀は期待できない。
覚悟を決めて取り掛かる。
隣に来たおひとりさまおじいさん(おじさんと中間ぐらい?)もかき氷を頼んでたが、「ミニ」で、それが運ばれてきたのを見て、俺の選択が過ちであったことを証明してくれた。100円の差をなめてはいけないが、なめないと目の前のものが減らない。
Wがコーヒーを飲み終えてから約20分後に、待たせたことを詫びながら完食。げっぷをするとリンゴの香りがする。で、そのげっぷ、このあと、ずっとついてまわったのである。
それにしてもこのおじいさんの次の注文がおかしかった。最初アメリカンを注文し、そのあとで「カフェインレス」のことを店員に尋ね、そこでそれを注文した。で、店員が注文を繰り返すと、そのおじいさんが欲しかったのが「カフェインレスのアメリカン」であることが判明。で、結局「アメリカン」に落ち着く。
「アメリカン」が「薄いコーヒー」という高齢者の認識が深く根付いているということである。しかもアメリカンは通常のコーヒーよりカフェインが多いことはほとんど知らない。だからアメリカンのカフェインレスなんて存在しないということは自明の理である。たぶん厨房で店員が笑い話の一つとして報告してるだろうな。
池袋へ移動。いつもの酒場で飲み始める。今月末にキンミヤボトル価格が999円から1280円にという値上げ告知があった。ボトルが半分残ってたんで、今日追加するボトルが最後の999円もんになるということだ。
何も頼まないと悪いんでなるべく腹が膨れないものをと、日替わりの「長いものしょうゆ漬け」を、Wは「かつお刺」。で、お通しもWに頼み、結局俺は最後まで箸を持つことはなかった。
ひたすら白ホッピーでキンミヤを飲む。☆印はついたグラスは最近導入したんだろうか、そこまでキンミヤを注ぎ入れ、ホッピーを半分量加えるとちょうどいい具合に仕上がる。感心しながら、TVのニュース番組をこき下ろしながらひたすら飲む。Wはほかに「茄子の漬物」と?(記憶なし)を頼んでたな。
リンゴげっぷをしながらも酒だけは入る。最後はキンミヤに氷容器の溶けた水で割って飲んだ。やっと酔いが回ってきたことを実感する。満腹だと酔いが回るのが遅い。
6時過ぎに解散。
麦酒ではなく麦茶を飲んでからベッドに入ったのは7時半ころ。早速買ってきた藍染風のステテコをパジャマ代わりにする。
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