2014年12月2日火曜日

ビッグヒット・ノーラン

151/96。

先週の木曜日から昨日までは実家で過ごした。
天気予報で月曜日の天気が悪いことが分かっていたんで、事前にテニス教室はお休みの連絡を入れといたが、結果的に雨が降り、正解だった。これで3週連続のお休み。復帰がつらいかも。

ジムもここんとこ休んでいるし、身体がなまってるんじゃないか、ちょっと心配になってきたが、体重は帰ってきてから測ったところ増えてなかった。実家ではまさに「食っちゃ寝」の生活だったから、たった4泊といっても非常に危ないんである。

あちらのTSUTAYAは毎週金曜日に60歳以上の客が1本無料というサービスを行っていて、「バットマン・ビギンズ」と、ついでに「ハングオーバー・2」を観た。バットマンは2のほうを先に観ていて、その雰囲気は大体つかんでいたんで、T・バートンの描く世界との対比という観点から観ると面白いが、続けて翌日に借りた3は、これはどうしようもない代物。漫画をシリアスに焼き直すことの難しさを露呈したものになってしまった。一番滑稽なのは後半に出てくる殴り合いシーンである。これは往年の西部劇のシーンと同じで、それまでの核弾頭を巡るドタバタをサスペンスの雰囲気からいっぺんに大団円にしてしまう意図が丸見えになってしまった。
1で悪の首領に扮するR・ニーソンといい、「恐怖」がどうのこうのという筋書きも「スターウォーズ」における無理な設定をなぞったみたいだったし、3のていたらく、わけのわからない3部作だったな。

「明日に向かって撃て」のメイキングDVDを観た。ここで、脚本家と監督などのインタビューがあり、コミカルさとシリアスのさじ加減のむずかしさについての話があり、非常に興味深い内容だった。娯楽作品の制作の大変さが伝わってきたな。直前に観たバットマンの失敗の原因がわかったような気がした。主人公二人が最後に死ぬシーンで終わる「明日に...」は悲劇であるのにもかかわらず、娯楽作品として今でもその人気を誇っている。それに比べてバットマンのこのシリーズは娯楽作品としてのカタルシスを観客に与えただろうか?3作平均して140分以上というのもどうかと思う。

シリーズものとしては分野こそ違うが、「ミートザペアレンツ」や「ハングオーバー」の低俗な作品のほうが娯楽作品としての価値は高い気がして仕方がない。あまり主人公にしかめっ面させるのって、話を暗くし、観てるほうも疲れるだけなんだがなぁ。スターウォーズでの失敗が教訓になってないよなぁ。
 しかし、こういう作品がヒットしてるってのも解せないんだがな。

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