2018年8月31日金曜日

留守中の攻勢

8月30日。星期四。                 139/95。62kg。

 
帰宅して、いきなりこれである。やっと復活して順調に成長していたパセリが散々な目にあっていた。犯人はキアゲハの幼虫軍団である。10匹以上いたな。すべてピンセットで摘んで捕殺。
 これ以外にもズッキーニの葉はほぼウリハムシによって食いつくされていたし、トウモロコシは立ち枯れ病のような症状であり、その根には蟻がたかっていた。わずか1本残ったパクチーの根元にも蟻が巣を作っていた。

 オクラが相変わらずの勢いで、ケイのにぃにぃがうっかり収穫忘れして摘んだ数本のうち2本は成長しすぎて茹でても食えないほどになっていた。で、今日も10本ほど収穫したが、大きさを見ると明日も同じくらい収穫できるかもしれない。

 夕飯はラフティ~ソーキと作った汁で煮た「煮玉子」はケイのにぃにぃが作っておいてくれたもの。これに「揚げ出し豆腐」。これだけで十分だと思ったんだが、彼の依頼で俺も数品。
 「ニラとラフティのオイスターソース炒め」、「ツルムラサキのツナマヨ和え」、「オクラ&もずく入り納豆」、「お麩とわかめのお吸い物」。
 エビスビールロング缶~沢の鶴冷酒2合~菊正宗銀パックをちびちびやりながらイブライムさんとレゲエを聴く。酔っ払って血圧計測忘れでダウン。

2018年8月30日木曜日

家飲み連荘

8月29日。星期三。                 168/104。62㎏。

 前夜の暴飲暴食がたたって、朝から不調。手厚いアルコール消毒も功を奏さず膝も相変わらずだ。
 いつもならこうして前夜、Wと飲み食いして次の日はぶらぶら散歩というのが定番となっていたが、今日は変更してマンション内で過ごすことにした。DVDなどを鑑賞して「にわかカウチポテト族」となることにした。

 朝食は「ベーコンエッグ」、「トースト」、「フルーツ&ヨーグルト」、「牛乳」。

 午前中は「鉄人28号」。2004年深夜放送枠で放映された何度目かのリメイクアニメである。今回は8話まで鑑賞。全26話であり、一部原作を覚えており、エッセンスは残しているもののまったく別物のストーリーである。こうしたシリアスな内容のものは横山作品ではほとんど見られない。
 Wの指摘が面白い。時代考証のあいまいさを鋭く突っつくんである。

 村雨兄弟の兄のくわえ煙草がフィルター付きで、その当時はまだなかったものである。金田正太郎が運転する車が左ハンドル。が、これは何とか理由付けできそうだ。ほかにもいろいろあり、数え上げたらきりがなくなるが、つっこみながら鑑賞するというのも楽しみ方のコツのひとつでもある。

 この作品の良さはキャラクターがいかにも漫画的で、リアルにしておらず、そこに太平洋戦争の傷跡という非常にシリアスな問題を抱えさせるという、ちょっと難しい設定をしている点である。ゆえに悩み多き人間が多く出る。主人公からしてである。
 コンサートへ行く正太郎。演目は「千住明コンサート」。これ、このアニメの音楽監督であり、看板などもあちこちでの遊びもあり、楽しい。

 昼食は隅田川沿いに歩いて、都電営業所のそばの定食屋でとることにした。

 「まぐろの刺身」、「もつ煮込」、「味噌汁」、「ごはん」、サッポロ黒大瓶。うまい。

 午後もDVD鑑賞。大友克洋原作&脚本「老人Z」。1991年アニメ。俺は3度目(以上かもしれない)の鑑賞になる。27年前の作品とは思えないほど、そのテーマの古さを感じさせない。なんてたって主人公?は「介護ロボット」なんだから。
 奇想天外とも思える展開が現実問題となりつつあるところから、何度見ても面白い80分。

 大友克洋の原作がいいんだろうな。「AKIRA」もすごかったな。昨日観て改めて驚いた。舞台が2019年になっており、「来年東京オリンピック開催」という設定になっており、その競技場が物語にとっても重要な場所となる。1988年作品。しかも鉄人28号からパロッてるものが多いのでも驚いた。「アキラ」は超能力者で番号がついており「28号」。軍の指揮官が「敷島」、主人公の名前は「金田正太郎」だって。

 三時から近くの銭湯へひとっぷろ浴びに行く。帰り道肉屋で夕食の食材を買った。

 夕食は「牛レバーカツ」、「ポテトサラダ」以上が肉屋で買った物。これに「ニラとさば缶のマヨ和え」、「オクラ入り納豆」、「スープセロリの漬物」、「ミックス佃煮」、「ゴーヤーのみそ佃煮」。
 これにサッポロ缶ビール~ホッピー。Wはひたすら「キンミヤのガラナ割り」。

 6時半に解散。俺は片づけもそこそこにして8時過ぎにはダウン。

2018年8月28日火曜日

遊ぶ雀

8月27日。星期一。                129/84。61.8㎏。

 5時前に起きても時間が足らないくらい忙しい早朝だった。

 庭作業は第11の畝への石灰の散布とすきこみ。きゅうりと隠元がかなり収穫が悪く、酸性土質が原因と考えられたからである。たっぷりの石灰をまいた。

 冷蔵庫、ぬか床整理。昨日収穫した野菜は一部ケイに、残りは梱包して東京のマンションあてに発送する。
 出発が7時17分のバスなんで、発想はケイのにぃにぃに頼んでおく。


 8時半に病院に到着。レントゲン、診察、精算、共済へ提出する書類発行などで10時過ぎまでかかる。
 済んでから病院内の食堂でおやつタイム。「ホットケーキセット・400円」。病院の別棟との境がパティオになっており、そこに面したテーブルで、雀を観察しながらコーヒーを飲む。
 4.5羽おり、どうやら餌をつまんでいるわけではないことが分かった。明らかに暇つぶしないしは草木の中でじゃれているように見える。
 同じ様子を実家に庭でも見たことがあり、その時は細ねぎの上に飛び乗り、それに体重をかけて折れるようにし、地面につく直前に飛び離れるという動作を何度も繰り返していたんである。明らかに遊んでいるとしか考えられない。
 自然界では弱肉強食が当たり前で、生存競争の中で必死こいて生きているような印象を持っているが、そんな中にあっても楽しみは見つけているんである。
 そういえば、昔「遊びは人間の本質」と説いた人がいたっけ。ホイジンガの「ホモルーデンス」ってやつだ。雀も遊びが先で、その次に生存活動があるのかもしれない。

 「料理する動物は人間のみ」ってのも怪しんでみる必要があるんじゃあないだろうか?なんて。

 昼食は「もりそば」。

 午後はブログをつけたりネットでぶらぶらしたりして過ごす。「ジュマンジ2」のドウェイン・ジョンソンのプロレスラーとしての記述が多いんで時間がかかった。コメディアンだとばかり思ってたんで驚きの連続である。

 TVと接続してある10年以上たったプレーヤーがお亡くなりになったのか?ちっとも役割を果たしてくれないので、DVDを再生できるようにプレステなどを接続しようとしたが駄目で、1時間以上奮闘したんだがあきらめた。明日買いに行くか?
 ケイのにぃにぃのライブラリーの「鉄人28号」をまた観たくなってしまったので、何とかしたい。

 夕方、空が光りだした。7時には真っ暗になったところでさらに雷雨になり、まさに「天体ショー」で、ベランダから見る(まさに)光景は花火よりも迫力あって楽しい。
 窓全開で寝るつもりだったが、道路側は吹き込むんで閉めた。扇風機をかけるとエアコンいらずで寝られそうだった。8時過ぎにはダウン。































2018年8月27日月曜日

沖縄の夕べ の気分で

8月26日。星期天。               146/99。61㎏。

 昨夜、2階を開けっぱなしだったにもかかわらず暑くて眠れず居間のソファベッドで続きの眠りをむさぼった。当然エアコン稼働している。
 日中も体温とほぼ同じくらいまで上がり、庭にあってはちょっとの作業も蒸し風呂の中なので汗がとまらなくなる。作業後のシャワーを浴びた後でもなかなか汗がひかない。当然エアコンは稼働しっぱなしである。
 この日は第11の畝の掘り起しとオカヒジキの剪定をおこない、昨日抜いたニラを切断し、葉はマルチ、根は駐車場に放置して完全に息の根がとまるまでは庭には戻さない。まあ、廃棄してもいいんだが。

 昼食は「しょうが焼き」、「ニラと卵のスープ」。

 午後は明日東京へ持ってゆく野菜の収穫。大葉、ツルムラサキ、オクラ、しし唐、ゴーヤーなど。きゅうりやトマトの大物がないのが寂しい。今年の夏の失敗である。

 夕食は「らふてぃ&そーき」、「厚揚げのステーキ・ニラソース」これはケイのにぃにぃのオリジナルであり、こういうのは俺にはなかなか作れない。脱帽である。先日使った残りの高菜でタイ料理本からのレシピで「高菜のにんにくスープ(ケーン・パッカー・ドン)」これは思ったほどおいしくなかった。これで豆腐ようがありゃあな。
 この日買ってきたオリオンビール缶~泡盛(多良川5年)をちびちびやりながらDVD鑑賞。

 「ジュマンジ・ウエルカムトゥジャングル(実質的な続篇)」。ただ20年後ということで、現実を反映してゲームの内容もそれに合わせて過激になり、それぞれのカルチャーの違いも盛り込まれていて面白い。
 主演のドウェイン・ジョンソンをはじめとするゲームのコマ役になる役者がいい。ジャック・ブラックやこの日初めて見たケヴィン・ハートなど。ゲームのお話なんだから理屈抜きで楽しめればいいじゃん、ってそんな感じの映画。
 でも、この三人、なぜか日本受けしてない。なぜだろうか、考えてみたが、彼らのギャグセンスってアメリカ人受けするもので、そういった興行成績でえらく差がつく作品は多々ある。ビデオスルーされちまうものも多いんである。特にドウェイン・ジョンソンの作品はビデオスルーされることが多い。俺が初めて知ったのは「Be Cool!」だったが、それも日本でこけ、「ゲームプラン」という優しいコメディはビデオスルーといった按配なんである。
 その彼は「キングスメン・3」で悪役を打診されてるらしい。どうせならキン肉マン仲間で「テキサス」ことチャニング・テイタムと共演して欲しいものだ。
 ちなみに彼は制作にもかかわることが多く、この作品にも名を連ねている。9時過ぎダウン。

2018年8月26日日曜日

ずんぐりごぼう登場

8月25日。星期六。              体重計測忘れ。血圧高め(数値は居間に忘れた)。

茄子、初収穫。今年は遅い。お隣は葉が邪魔して見つからなかったオクラの成長しすぎたもの。

ごぼう?

このごぼうの畝の端に小さな葉が残ってたものがあったんで掘り起こしたら....。

かなり皮をむいたが、どうやらごぼうのようだが、香りはほとんどない。
  庭作業はレモングラスの剪定と、一部生を冷凍、残りを日干し乾燥にした。後者はハーブティーとして消費する予定。収穫は画像の通り。
 第11の畝のニラをすべて撤収。この時点で汗まみれになったので、掘り起こしや撤収したニラの処置などは延期することにした。
 ニラは在庫もかなりあり、消費が追いつかないのでマルチングにすることにした。この際根を切断して廃棄するしかない、これを庭内に放置するとすぐ根付いてしまうからである。それほどニラの生命力は強い。

 昼食は「ニラ&ベーコン炒め・追っかけキムチ」、「空芯菜スープ」。

 午後はスズメバチ対策ペットボトルを再設置。先日の強風で2箇所がすっ飛ばされ、中身も出てしまったからだ。

 「ラジオマンジャック特番」を聴きながら台所作業。ニラの花がついたものは葉ではなく「葉柄化」しており、非常に硬いので除去し、マルチングにすることにした。なお花は可食部分であるので残した。
 ラジオマンジャックは毎年この時期沖縄での特番収録しており、今年で4年目だ。が、視聴者の問いかけに対する対応で、収録は東京で行われていたことが発覚した。見事に騙されていたわけで、それはそれでこの番組らしい。
 しかもこの日にゲストは奄美大島出身の歌手ばかりで、せいぜい方言が宮古島に似ているということくらいで「沖縄」の話題はあまりないところからしてもおかしいとは思ってたんだが、やられた。
 まあ、DJホットマンも登場したんで、いいかあ。

 夕食は「エビのベトナム風トマトスープ」これには収穫したレモングラスの根元とローズマリーを使用した。「ニラのジョン(チヂミ)」、「ツルムラサキときゅうりと茹でた巨大オクラ(画像)のインド風ヨーグルトサラダ(「ライタ」)、「鶏胸肉のペッパータンドリーチキン」。
 エビスビール~沢の鶴冷酒をちびちびやりながら映画鑑賞。「ジュマンジ」。1995年アメリカ映画。子どもたちと観たことがあるがまるで記憶が無いことが始まってから分かった。
 というわけで初見とかわりなく十分に楽しんで観た。100分ちょっとでまとめたアドベンチャーものとしては傑作の部類に入るものだと思う。
 9時ころダウン。

2018年8月25日土曜日

自転車健忘症

8月25日。星期五。         パソコンの近くに計測機器がないと不便であることを実感する。
                     150/100くらいで62kg強。

 庭作業はズッキーニと茄子に追肥。茄子は葉ばかりでかくなって実をつけない。現在3株あって実はひとつ。収穫はオクラで毎日のように穫れる。いくら収穫しても尽きそうもないのがツルムラサキと空芯菜だ。

 天気が崩れ、強風と時たまの雨。午前中はひきこもりを決め込む。文章の下手な人のものはつっかえる。例えばこれは仕方ないことだが、永井龍男と木村荘八を並べて読むとその差がよく分かる。後者は挿絵画家だから仕方ないものの、名前は忘れたが「銀座」の様子を描いた作家の文章はそれはそれは読みにくい文章だった。
 軽い話題だからなおさらだが、檀一雄は軽妙な文章を書いている。話し言葉で書かれた流行歌が聞きづらく、韻を踏んだ昔からの唄は聴きやすいのと似ているところがあるようだ。

 余った時間はタイ料理の本を読む。レシピ本の中の解説を中心に読んだが、中には読み直しの部分があり、今回あらためて読んで面白かったのは、それだけ知識が豊富になったからだろう。
 レシピも4.5年前辺りで途切れている。調味料の在庫を確認してまた作り始めようという意欲が湧いてきた。

 昼食は「なめことオクラ入りぶっかけそば」、「塩さばのおにぎり」、「ゴーヤーの味噌佃煮おにぎり」。この佃煮は大原女史のレシピによるもので昼食前に作った。

 食後、買物しようとしたら自転車がなく、先にでかけていたケイのにぃにぃがいるスーパーまで三号車で出かけ、その件を伝えると、昨日俺が買い物に行ったスーパーまで確認に行ってくれた。
 電話があり、確かにスーパーにある、とのこと。自転車で出かけ、買物済んでから歩いて帰ってきてしまったんである。これで3回目?思い出して引き返したことも何度となくある。困ったもんである。これもボケの始まり?
 一旦買い物を済ませ、そのスーパーまで徒歩で行く。このスーパー、コピーが5円であることを知ったのが最近で、この日、実家のスキャナー兼コピーが調子悪いんでコピーもしてきた。
 ついでに鮮魚コーナーでバナメイエビがワンパック処分品があったんで明日買うつもりの買物も済ます。
 帰宅後映画鑑賞。「コーラス」。2004年フランス映画。「暴力教室」や「いつも心に太陽を」を思い出す。一教師が粗暴で学級崩壊状態(の学校からの寄せ集め)の生徒を合唱という音楽の力で再生させてゆくというお話である。 最後まで改心させられなかった一人を除き、この教師の奮闘ぶりがテンポよく描かれてして清々しい1編になっている。回想シーンとしての形式をとっているが、現在を短くしているのも「ニュー・シネマ・パラダイス長尺版」の二の足を踏むことなくてよかった。偶然だが、「長尺版」での主人公役を演じた俳優はこの作品でも同じ役回りを演じているジャック・ペランであり、制作も兼ねている。教師演じる俳優が小太りなのもなんとなくわかる。
 教育問題も絡んでたり、教師のほのかな恋心をちらつかせたりして、脚本も丁寧なのに90分ちょっとでまとめたのは大正解である。

 夕食は「ヘチマとえびの炒めもの(ベトナム料理レシピによる)」、「鶏肉の爽やかフリット(生レモングラスを使ったもので、明記はなかったがタイ料理を参考にしたものだろう)」、「茹でツルムラサキ・ヌクチャムかけ」、「ぬか漬けきゅうり&茄子」、「大根と豚肉と白身魚の煮物(カー・コイ・クー・カイ、ベトナム料理)」。
 アジア料理風にまとめてみた。最後の煮物は汁が多いのでスープを兼ねたものとした。

 これに合わせるのはアペリティフのジン~サッポロビール焙煎缶~ホッピー~沢の鶴冷酒。

 ちびちびやりながらTV鑑賞。「モヤさま・宇都宮編」。宇都宮ときたら餃子しか思い浮かばないが、それも近年のことであり、二度?訪れたことがあるんだがそれ以外はあまり知らないところだ。
 中で取材された「大谷石資料館」は面白そうだ。

 続けてラジオをつけたら山下達郎の音楽がかかってたんで聴いていたら、なんとかというミュージシャンの司会で進行してた「山下達郎リスペクト番組?」だったんで、10時近くまで聴いてしまった。
高齢者の仲間入りした年だからなのかな?タイムフリーでも彼の名をインプットすると多くの番組がヒットする。
 その後ダウン。

2018年8月24日金曜日

上腕血圧計ご臨終さま~

8月23日。星期四。      指圧計復活で149/95。61kgちょっと。

 早朝キッチンは、昨夜から水漬けしておいた豚バラ肉役1kgを使って「ラフティ」制作。
出てるわ、血。
  「宇治金時用抹茶シロップ」、インスタント「杏仁豆腐」など制作。

 毎日1章づつ読んでる本が5冊ほどあり、その中の檀一雄さんのグルメ本が面白い。昭和50年ころのものだというから40年以上前だ。現在でも通じる古臭さを全く感じないないようなんで驚きであるし、それだけ壇さんが裕福であったということなんだろう。昨日読んだ有明海の珍味が面白かった。「ワケノシンノス」。何じゃ?イソギンチャクの仲間らしいんだが、味噌汁の具にしたりして美味しいものらしいが、ネットで画像検索したらとんでもなくグロいもので、サイトによっては「エイリアン」のモデルになったとも書き込んでいるものがあったくらい。その他にも書かれてあった食材を2品ほど検索したが、どれもグロい。
 しかし、こんなに交通網、流通が発達したと言ってもまだまだ日本は広い。九州旅行ではぜひ有明海も行こう。

 更に気になったのは、壇さんが「裏日本」という記述をなさっていることだ。この俺も今でも使うが、どうやら差別用語であるらしいことは以前指摘されたことがあるので、気をつけるようにはしているが、昔は自由に言葉を使えてよかったなあ。日毎制約が増えてきているようで生きづらくなっているとしか思えない。

 庭作業はトマトの撤収。今期は短かったし収穫量も少なかった。収穫はツルムラサキと空芯菜と青ネギ、オクラ、しし唐。

 昼食はベトナム料理レシピ本による「高菜入り玉子焼き」、「ツルムラサキのフォー味スープ」、「エゴマの醤油漬け」とご飯。

 午後は映画鑑賞。「ブラジルから来た少年」。1978年、日本未公開映画。スタッフがすごい。フランクリン・J・シャフナー監督、撮影アンリ・ドカエ、音楽ジェリー・ゴールドスミス。主演も悪役(ネオナチ)がグレゴリー・ペック、正義方(ユダヤ人)がローレンス・オリビエとくる。94人のヒトラーの遺伝子を持つ子供を作り、各国に養子として紛れ込ませナチの再興を目指すというものすごい話である。倫理的な問題で日本では公開されなかったらしい。
 ローレンス・オリビエはこの後「マラソン・マン」でネオナチになり、ダスティン・ホフマンをいじめる役をやってるから面白い。スリラー映画として公開すればある程度ヒットしたんじゃないかな?
 スティーブ・グッテンバーグが冒頭ちょい役で印象を残してる。

 風呂の椅子の黒かび?を落とすためにネットで拾った方法を試してみた。塩素系漂白剤と片栗粉を同量混ぜたものを表面に塗りたくりラッピングしてからしばらく放置した後、洗い流すというものだ。
 うっかりミスで最初キッチンブリーチを使ってしまった。これ、アルカリ系なのね。が、ある程度落ちたんで気を持ち直して最大面積の側面を正しい方法でやってみたところ見事に落ちた。次回全面的に、そして入り口のレールの黒かびにも試してみるつもりだ。
 
 おやつは昨日に続いてかき氷。今日は「抹茶・あずき・練乳」である。




 夕食は「塩さば」、「しし唐焼きびたし」、「空芯菜とさつま揚げの煮物」、「スープセロリの漬物」、「ぬか漬けきゅうり&茄子」、「オクラとお麩のお吸い物」。
 サッポロビール焙煎缶~ホッピー~沢の鶴冷酒をちびちびやりながらTV鑑賞。久しぶりの「モヤさま」は板橋区は大山。20代に2年弱暮らしたところだ。
 今回二度目となる小栗旬が途中参加、途中退場で、前回同様面白かった。その他、2軒のスナックで、ひとつはオーナーが「仮面ライダー2号」の佐々木剛だったり、もう一つのオーナーの友達が美川憲一で、実際に電話でのやりとりもあったりでこの番組ならではの騒ぎだった。この二人の対応が見てて面白いし、実生活にも応用できそうなネタも提供してくれる番組だ。9時ダウン。

2018年8月23日木曜日

暑いのはトランプが...

8月22日。星期三。       払い下げの血圧計の液晶表示がどうにも読み取れない。体重は62kg弱といったところか。三食米を食ってた割りに太らなかった。やはりバランスとれてんだろうな、病院食。

 とんでもないニュースは毎日あるが、その中でもアメリカの関するものはひどいものが多い。トップの強引さが国民生活を悪くしているのは日本と変わらないが、その規模の酷さときたらは国土面積と比例している。
 地球温暖化対策を後退させるとの強硬な発表はまさに時代に逆行するものであり、トップがいかに自国企業利益最優先しているという姿勢を露骨に宣言したことにほかならない。
 日本もそうだが企業寄り政治を続けている限り、子孫に残すべき地球はひどくなる一方である。そのうち「猿」が反乱を起こすんじゃあないだろうか?いやあ、俺は「猿」がトップになってもらったほうが今よりマシだと考えるが.....。

 水曜日の水まわり掃除は、やはり細かいところのカビが蔓延していた。例えばハンドソープの容器、排水口、ゴムパッキンなど。意外と掃除されないのが、気づかないのかもしれないが洗面器やシャンプーボトルの底面である。何にしても黒カビならば喘息にも良くないということだし、しっかり掃除しなきゃあね。風呂の椅子の黒かび、なんとかしなくちゃ。

 庭作業はキウイ、枝豆、エゴマの追肥。暑いんで早々に引き上げシャワーを浴びた。暑い。室内も32度あったんで、午前中からエアコン・オン。

 昼食は「コム サオ(ベトナム料理・炒飯)」。久しぶりである。レバーの代わりにベーコンを使った以外はオリジナルに近い調理法で作ってみた。 具材はトマト、大量の空芯菜(この消費が主目的)、高菜漬け、たまねぎなど。ナンプラーは控えめにした。
 「カイン ザウ ダイ(ベトナム料理・空芯菜スープ)」。いい具合に挽肉があったんで。

 午後は映画鑑賞。「マジック・マイク」。2012年スティーブン・ソダーバーグ監督作品。男性ストリッパーのお話である。イギリス映画でも男性ストリッパーのお話があったが、この路線は面白い映画ができやすいのかな?ストーリーはそれほど奇抜なものではなく、ダンスシーンが目玉となる。
 特に主演のチャニング・テイタムはもちろんだが、驚いたのはマシュー・マコノヒーのセクシーさである。まさに飛んでて、脂ぎっていて、これは「脂が乗ってる」旬な俳優そのものじゃあないかな。この翌年が「ダラスバイヤーズクラブ」である。
 で、最後はハッピーエンドの恋愛映画となってる。この監督、裾が広い。

 夕食は、この日はNADなんで「カレーライス」。具材はスープセロリの葉、ニラ、たまねぎ、人参、じゃがいも、エリンギ、オクラ、しし唐、パプリカ、豚ひき肉。
 今回肉入りで、80g位のものだが、豪勢な仕上がりになった。有名メーカー甘口のインスタントカレーとケイのにぃにぃが編み出した「もう一味調味料」の絶妙な配合によって、毎回万人受けのものが出来上がるようになった。 俺達はこれにごま油抜きラー油をかけて食べる。
 付け合せは「ルッコラ・トマト・きゅうりのサラダ」。ドレッシングは既製品。

 早々に片付け、映画をもう一本と思ったが、しばらく観ているうちに、ここ数年のうちに1回観たことがあることがわかった。「イル・ポスティーノ」。感じがニュー・シネマ・パラダイスの雰囲気を出しているが、主要人物を同じフィリップ・ノワレが演じてるからだろうか?
 主演の「ちょっと足りない男」を演じる俳優がいい味を出しているが、全体的にはやはり「ニュー・シネマ・パラダイス」の柳の下狙いという感が否めない。半分くらいでダウン。8時半過ぎ。

アナクロなアナログ生活

8月21日。星期二。                    114/78。62kg弱。

 
この日購入した体重計。なんとアナログ。925円税別。表示がよく見えないし、観ようとすると針が動く。アバウトでやらなきゃならないということなのね。
  やっと、入院中にメモしておいたものの整理が終わった。こうしたメモは旅行している時に書き留めることが多く、やはりその整理のほうが楽しいものだ。膝が復調したらかねてからの計画だった九州旅行を実現したいものだ。

 庭作業はエゴマと空芯菜の収穫。先日収穫しておいた大葉を計量したらちょうど100g強あったのですべて醤油漬けにした。これは大原女史のレシピによるものだが前回一部の工程を省いたためうまく行かなかったが、今回はレシピ通りに作った。タレに2.3枚づつ浸して重ねていく作業であり、これはエゴマの醤油漬けと同じであることを前回思った。
 大葉の重量はスーパーで売っているようなもので1g。今回は大きさがバラバラなので総重量が作るきっかけになったわけだ。

 続けてエゴマの醤油漬け(「ケンニプ・チャンアチ」)も制作。時間が掛かるが、今日みたいに暑い日はエアコンかかった部屋でのんびりやるのに適したものだ。

 空芯菜は畦にはみ出たものをつるごと収穫したがかなりの量になった。明日も収穫する予定だったが今日の分だけで十分間に合いそうだ。

 昼食は「豚キムチ丼」、「にらと卵のスープ」。

 午後は映画鑑賞。前回酔っ払って最初のほうしか観ていない「私の頭のなかの消しゴム」を最初からしっかり鑑賞。2004年韓国映画。しっかり感動モノですぅ~。お涙頂戴ものなのにテンポがよくて、だらだら泣かないのがいい。それにしても撮影場所が少なくて制作費はだいぶ安上がりだったんじゃあないだろうか?それでもバッティセンターなどが効果的に使われている。原作は日本のテレビドラマ、だとか。
 主人公の男優が及川光博プラス豊悦を二で割ったようなイケメン。女優は庶民的な人であの伝説的映画「四月の雪」(未見)のヒロインを務めた人だということだ。美人ではないが、涙をさそうあどけなさを表現するにはうってつけだ。日本で永作博美が演じたのもうなづけるな。
 アルツハイマーを扱った作品は幾つか観ているが、どれも一様に辛い。癌も辛いが。

 この日は忘れず体操を三度実行した。寝起きで1回、もう少しで忘れるところだった昼飯前に1回、夕食準備終了後入浴前に1回。ご褒美にアペリティフでBOWMORE18年。

 ケイからの電話で、現在使っている指圧計を腕圧計に変えるよう勧められた。幸い義母が持っていて使ってないシロモノがあるのを知ってたんでそれを試そうとしたところ電池が入ってない。で、充電乾電池を充電して使うことになった。

 夕食は「ゴーヤーチャンプルー」。
久しぶりに彩り豊かなセットになった。
「空芯菜炒め」、「トマトとツルムラサキのサラダ」、「もやしとニラの中華スープ」。
 サッポロビール焙煎缶~焼酎のシークワーサー水割り・おとーりー風をちびちびやりながら映画鑑賞。「インセプション」。2010年クリストファー・ノーラン監督脚本制作作品。
 売れっ子、一流俳優を揃えながら、売りは「夢の中に入り込む」という奇抜な発想の具象化されたその映像である。で、150分近く大騒ぎして主人公の「熱い想い」が感動を呼ぶ〆となる。
脇役でトム・ベレンジャーが出ていたのが懐かしく、前回観た時(酔っぱらってた)には全く気が付かなかったな。しかし「時間」まで絡んでくると俺にはほぼ理解不能となっちまうんである。二度目の鑑賞でもその面白さがよくわからなかった作品である。
 9時半ころダウン。

2018年8月21日火曜日

介護保険支払者の窓

 なんか、PR紙のタイトルのようだね。ブログの番外編で入院編としても良かったかな。

8月9日、2時から7時ころまでかかった大手術の後、全身麻酔から覚めた時はめちゃくちゃに寒くて、凍え死ぬかと思ったくらいだった。下半身が特にひどく、暖められると次第に治まってきたが、今度は痛みが出てきて注射を打ってもらった。が、いつもははっきり出ている血管も、寒さで縮こまってしまったのか、ベテランでも苦労していたようである。体全体が白くなってた、とはケイの談。

 8時ころ尿意を催し、そばにいたケイに尿瓶を頼んだ。点滴の量が多いためらしい。すぐ後でまた催したが、今度は尿瓶を外したらしくベッド上おもらし状態になっちまった。
 その後、2・3回は催したな。

8月10日、最初に入ってた部屋に戻された。前日は食事抜きだったんだが、それほど食欲はわかず、常食で十分足りた。が、米はしっかり170gあり、このボリュウームで満腹状態になるのかもしれない。入院中太るかも。

 入院した当日(8月8日)、よく寝られなかった原因の「痰爺」は相変わらず同部屋。この爺の呼吸自体が変で、丸一日中鼻汁をすするついでに呼吸してるんじゃないかと思わせる。明らかに絡んでる痰も吐き出さないで、飲み込んでるんだろう。で、とまったと思うとひとりごと。息子がたまに面会に来ているようだが、聞こえてくる話しによれば単身生活者である。ならば同居人ともめることもないわけだ。俺の退院前に退院していったが、それまでの間、この痰爺の発する奇声、奇音に悩まされ続けることになる。

 足の痛みも続く。自分の足ではないような麻痺状態なんだが、痛みだけは必ず自分自身のものとして感じられちゃうんである。保証人になって借金取りに追われるような、そんな気分である。

8月11日の夜も、ひとつ向こうの痰爺の立てる奇声&奇音とすぐ隣りの立てる音(ボリボリ身体を掻く音、頻繁に起きる物音はラジオかテレビでいつまでも起きてからだろうか?
 3時間ほど眠ったああと、11時ころ、あんまり気になって眠れないんで誰もいないデイルーム(休憩所&面会室)へ行く。
8月12日になり、0時半頃の外の様子はと見ると、LED証明のためだろうか?部分的に非常に明るい場所がある。車の往来が多く、すぐそばの高速道路も車の量が多い。あの高速の中を、今の俺は運転できるんだろうか?忙しく車線変更する車や煽ってるんじゃないかと思うくらい車間距離をあけない車たちの中を走ると考えるだけで疲れちまう。

 これだけの多くの建物(マンション)の照明 と車(信号も含む)の往来で、星空はほぼおがめなくなっているようである。もっとも何処の都市でも同じようなものだろうが。
 あれだけ「エコ」が騒がれたにも関わらず、その効果が見られたのは一時であったし、このつぎにいなじようなことがあっても、それも繰り返しにすぎないものとなるんであろうことはわかりきってる。
 日が沈んだら家に帰り、日の出とともに動き出す、こういった規則正しい病院生活は身体的にも精神的にも健康的である。もっとも俺にとっちゃあ9時消灯は遅いし、6時起床も遅すぎる。

 年寄りが多い。当然ボケたのも多い。デイルームにいるとそんな連中の電話での会話が全て聞こえちまう。これは実家での義母にも言えることだが、耳が遠いせいで地声が大きくなることを本人は自覚していない。
 公衆電話というものが設置されており、俺も入院中に一度保険金請求で電話したことあり。で、公衆電話を使ったある日の老女の電話。
 一度は通じたのに伝えたいことが口に出てこなくて、しかも10円玉2.3枚しか入れてなかったのか、途中で切れてしまった。
 二度目で、相手が携帯電話だということがわかった。多分100円玉入れたんだろうが、今度は伝えたいことがスラスラ出てきたが、相手は伝言モードになってたらしく、金も余ったようなので、同じ内容を繰り返ししゃべっていた。
 三度目は、二度目に伝えたことがちゃんと通じるかどうか気になったらしく、同じ内容のことを喋ってた。
 当人は80代?しゃがむと上下に震えているようにみえるその動きで隣の自販機で水を買ってから、ぶつぶつひとりごと呟きながら部屋に戻っていった。

 20時ころデイルームでの母娘のやりとり。母親のセリフは数種類あって以下のとおりだ。
「ここはどこ?」、「なぜここにいるの?」、「いつからいるの?」、「今日はいつ?」、「 9時消灯はあたしにゃ無理」、「6時起床はあたしにゃ無理」等々。
 これに何度となく繰り返すやりとりに娘は根気よく返す。立派としか言いようもないが、こうした不毛のやりとりのストレスには俺は到底耐えられないだろうが、考えなくとも、そのストレスは俺が与える方の立場になるという未来図が現実的なんである。やれやれ。相手になる人、今から「ごめんなさい」を言っとこうか。

 早朝のデイルームで。一人静かに佇む老人は皆無。わさわさ自販機のジュースを飲んで、ブツブツひとりごとがうるさいのと、複数で片側通行の会話を延々と続けるやかましいのと、そのどちらかしかいない。
 早朝から電気髭剃りで入念に髭剃るやかましいのもいた。10分はやってたな。俺が見たとこによるとほとんど生えてないんだな、これが。オツムの上はアイススケートリンク状態だし。

 今回の入院で一番気になったのは、「痰が絡む老人の多さ」である。痰がからむクセに出す奴が少ないのも気になる。もっともデイルームでゴミ箱に直接吐き出した奴もいたが、こんなや奴は殺したくなったね。
 痰が絡んで咳き込む奴が非常に多い。鼻をかんで、それでも痰がからむようだったら吐き出せば済むことなんだがそれが出来ない。生活習慣病みたいなものである。ちょっとの動作を面倒臭がる老人は自分でQOLを下げていることに気が回らない。もっともQOLについてはちょっと過大評価しすぎる傾向が気に入らないのであるが。
 こいつら全員鼻をかむ習慣をつけたらティッシュメーカーは業績が上がるだろうな。

 「鼻水を吸い続ける老人」はこれくらいにしとこう。話が暗くなるからひとつ明るい話題を。

8月14日、朝4時40分。デイルームから南方面を眺めていた時、流れ星が落ちて消えるさまを見たんである。すぐに願い事をかけられなかったんだが、1時間後に思い出して願い事をしたんだが、ご利益あるだろうか?

 


体重計を求めて

8月20日。星期一。              目指した店に体重計はなかった。

 福島原発のその後がたまに報じられるが、ラジオでは特に復興支援に関するものが多い。その中で東京新聞は精力的に放射能関係の記事を掲載している数少ない報道機関である。
 この日の記事はある種の放射能の残量値を公表しないのはおかしいとしている。まだまだ公表されていないことがあるということを知らされた。
 ある種の放射能の残量値の半減期(なぜ半減期なのかは知らない)は1570万年だってさ~。半減すると人体に悪影響を与えなくなるとか、その点についての説明はなかったが、一躍有名になった「セシウム」なんかも半減するとそれほど心配するものではなくなるのかな?半減期を調べてみることにしよう。現在済んでいるところもセシウムの数値は結構高かったような記憶があるんだが、今となってはセシウムの名さえ口にしなくなっちまった。しっかり口の中には入れてはいるんだが。
 年金生活者としてはこうした公害など屁とも思わないが、若い人、特に子孫を残す人たちにとっては重要問題なんだが、年寄りが多いこの街ではそんなことで騒ぐ奴はひとりとしていないのが実情である。まあ、この国全体がそうなってるんだな。東京新聞頑張れ!
ごつい朝食は「グリーンカレー」。食いたかったんだよねぇ。セシウムたっぷり?のしし唐入り。


 庭作業はたった1本の「エゴマ」の葉数をチェック。全部で三回蒔いた種の中で二度目に蒔いたものの中からやっと成人したものであり、「ケンニプ・チャンアチ(醤油漬け)」を作れるかどうか確認したのである。最低でも50枚は欲しいんだが.....。枝豆畑の中央に生えているので、下部がよく見えなかったんだが、のぞいてみると虫害が多く、これを好む虫がいることが判明した。数もギリギリだが早いうちに収穫したほうが良さそうだ。

 昼食は山形県郷土料理「だし」をご飯にかけたもの、「いくら丼」、「ぬか漬け茄子」、「ツルムラサキとお麩のお吸い物」。米の消費順調。

 午後はディスカウントスーパーへ体重計を買いに行く。このスーパーは市内にもう1軒あり、我が家はちょうどその中間に位置し、今日行った店舗はいつもは行かないところで、俺は初めて入った。
 店舗は広くて、品数もいつも行く店より多く、買いやすい。この日は「沢の鶴・純米酒」と「サッポロビール・焙煎」、森永製菓のクッキーや明治製菓のチョコレートなど「当日のサービス品」を買った。
 森永製菓の「チョイス」の100円税別はめちゃ安い。

 通りを挟んだところにジャンク屋があり、ここでも探したがなかった。

 ネットで調べたら、近所の家具チェーン店で千円を切る体重計が売られていることがわかり、明日買いに行くことにした。

 夕食は「野菜炒め」、「ポテトサラダ」、「ツルムラサキのツナマヨ」、「大根と人参とさつまいもの葉柄の味噌汁」。ほぼ野菜だらけ。
 ポテトサラダとツナマヨはマヨがかぶるので、ツナマヨにはクミンを加えた。

 サッポロビール焙煎缶~サッポロラガー缶~沢の鶴冷酒をちびちびやりながら映画鑑賞。「IT」。あのスティーブン・キング原作映画のリメイクである。ジャンルがホラー系なんで、もちろんオリジナルも観ていない。作家の作為が見え見えなんで苦手なんだよなぁ、こういうの。まさにアメリカンドラマってやつだ。もっとも日本もこういう流れに乗っているようだが。9時過ぎダウン。
 冷酒がうまい。明日はもう少ししっかり飲みたいな。

2018年8月20日月曜日

オレンチ・ページ 老人食編



 8月10日昼食、夕食とも画像なし。食い終わってから気がついた。こういう習慣ってなかなか身につかんもんね。
8月11日朝食。ふつー。

8月11日夕食。昼食の画像は忘れた。キンメの煮付けがうまい。

8月12日朝食。佃煮だけで米食えそう。

8月12日昼食。鶏肉が多い。

8月12日夕食。カレイのムニエル。安い魚が多いのは仕方ないかぁ。

8月13日朝食。基本?

8月13日昼食。豆乳は無調整にしてほしいなぁ。

8月13日夕食。この少量の果物?がいいんだが、朝に欲しいものよなぁ。

8月14日朝食。長芋、待ってました。

8月14日昼食。この量の麺だと夕食までもたない。

8月14日夕食。「開花煮」ってのは「親子丼」の豚肉版である。



8月15日昼食。朝食の画像忘れ。「終戦の日」ではなく「敗戦の日」として欲しいものだ。

8月15日夕食。「敗戦」の後はえびで「カツ」だ。

8月16日朝食。ふりかけってこんなに美味いしかったかね。

8月16日昼食。またしても豆乳が.....。

8月16日夕食。「メバル」かあ、珍しい。
8月17日朝食。最後の入院食だ。オクラにおから。俺の財布はオケラ。
全体を通し1200~1600キロカロリー。お米は170gである。普段90gなので食いごたえがあった。が、やはり合間の間食だけはやめられなかった。売店の品揃えがいいんだな。「歌舞伎揚げ」に「東京かりんとう」なんて素敵じゃん。アンパンを切らすのはよくないと思う。以上!

高齢者図書室

1.「本の味」。群よう子著。多分書評のコラムで連載されていたものをまとめたものだろうが、その対象になるジャンルを越えた面白いものが多い。この本で興味をもったものもいくつか出た。そのひとつがナイチンゲールの「看護覚書」。   病院内デイルーム所蔵。

2.「ブラックジャック(抄)」。もちろん手塚治虫著。ストーリーの手抜きが見られる1編も見られるが、かなり完成度の高いものも含まれている。    病院内デイルーム所蔵。

3.「怪しい来客簿」。色川武大著。幻想文学と呼んでいいものじゃあないだろうか?一般的市民生活から遠くかけ離れ、本人の幼少期体験から続く破滅志向の青春時代は、とてもじゃあないが学校の推薦図書なんかには選ばれないシロモノであると思う。
 が、俺は若い時こそ、坂口安吾や太宰治とともに読むべきものだと感じた。開高健より格好悪く、やたらに「悔」をひけらかすあたり実に人間味溢れ共感するんである。
 最終章が著者の入院から大騒動になる手術などの実録闘病記は入院した俺には絶好のタイミングだった。

4.「ものぐさ精神分析」。岸田秀著。杉浦日向子さんの本の中で名前が見えたので古本屋で探し当てた本である。色川さんの5歳下で現在85歳。40年前の著書である。
 偶然だが色川さんとの共通点が多くとても面白かった。自分に正直であろうという、その勇気には尊敬の念を抱いてしまう。俺も人生やり直したいなんて気が頭をよぎったぜ。

5.「沖縄シュガーローフの戦い・米海兵隊地獄の7日間」。ジェームス・H・ハラス著。戦死者から物を盗む、戦闘中泣き出すなどの描写が生々しく、その痛みが伝わってくる。
 形式はインタビュー集である。戦後インタビューを受ける側の意図も加わってしまうので、必ずしも事実だけとは限らないが、それでもその恐怖や狂気は十分伝わる。
 沖縄に参戦した兵士及びその家族、そして多くの米国人が思う「沖縄基地問題」が、日本人と同じ土俵上で考えること自体が無理だということがあらためて分かった。これらを考慮して冷静に考えようとすることはかなり困難なことだと思う。
 ずいぶんいろいろな用語を見た。「ゼロイン」、「ジャップ、ニップ」、「アムトラック」、「黄燐弾」、「BAR」等々。
 丘の奪取作戦の指揮に当たったシュナイダー将軍の更迭問題はまるで乃木希典とおんなじじゃあないか。歴史は繰り返されたのだ。           「医王コレクション」所蔵。

6.「東京百話」の中から。昭和58年の東京を描いたエッセイの中で、すでに南千住あたりでも「東京歴史散歩」の一団が闊歩している様子が記されていた。ちょうど俺が故郷である東京を茨城から憧れの眼を持ち始めた頃でもある。

7.これは読んでいないのだが、向田邦子の「家族熱」、「桃から生まれた桃太郎」の2冊。知らないタイトルだったんでめくってみたら両方共脚本を別の人が小説化したものであることがわかった。が、コレってアリですか?      病院内デイルーム所蔵。

8.「無用庵隠居修行」。海老沢泰久(1950年生まれ)著。茨城県出身者であることから冒頭の1篇を読む。池波正太郎の「剣客商売」をモチーフにしてることが一目瞭然で、しかも都合の良い展開になりすぎていて苦笑せざるを得ない。主人公は自分を投影するように54歳にしてある。が、著者は59歳で鬼籍に入ってしまっていた。短い隠居だったんだな。  病院内デイルーム所蔵。

9.「ホカベン・僕達の正義」。中島博行(1955年生まれ)著。同じく茨城県出身である。偶然が重なるもので、病院内デイルームには漫画ばかりで小説やエッセイものは殆ど無く、その中から二人も茨城県出身がいるとはな。で、小説は新人弁護士の活躍?を描いたものでまるでテレビドラマの台本のようである。意識の動きなどを描くだけの才能なし、と見たり。   病院内デイルーム所蔵。

10.「世界をまどわせた地図」。エドワード・ブルック・ヒッティングマーチ著。実に楽しい本である。冒険家や探検家の嘘はまるで古代史捏造した日本の歴史学者と通じるものがあるな。
 奇形人間のビジュアルも面白い。パタゴニア人を3mの巨人と見た当時の冒険家は現在よりもせが低く、パタゴニア人は実際には1.8mだったらしく、探検家は1.6mだった、とさ。
 現代のように上層から俯瞰する手立てがなかった時代の想像力がいかに強いものであったか。驚きである。          「医王コレクション」所蔵。

11.「古代ギリシア・ローマの料理とレシピ」。アンドリュードルビー他著。
 いきなり、だれでも知ってることなんだろうが「ネクター」の語源が「ネクトル(=神酒)」を初めて知った。
 面白いエピソードがいくつも紹介されており、その中で印象に残ったもの。ギリシア時代の酒宴でのアペリティフに赤ワインとはちみつと水で作られた飲み物を供されていたところに興味を持った。これは「本飲み?」に入る前に客が酔っ払わないようにするためだとか。これは沖縄は宮古島でいうところの「おとーりー」じゃん。
 レシピには「オレガノ」の出番が多い。我が庭では厄介者の扱いを受けている。

 ローマ時代では「カトーさん」が面白い。役人のお偉いさんでありながら商才もあり、農園を営み、その運営法を書いた「農業論」までも残している。その中からのレシピも紹介されている。で、その時代から農園が流行し始めたらしい。
 ワインに関する記述も多く、その起源と流れについての古代史は面白い。食についてのこうした本は飽きが来ることなし。             「医王コレクション」所蔵。

12.「私の沖縄食紀行」。平松洋子著。飲食の経験のないものも多く掲載されており実に興味深いものだった。沖縄食は即実生活に取り入れることができるような下地ができているんで、早速いくつかのレシピを試したいものである。

13.「二十日鼠と人間」。ジョン・スタインベック著。6章からなる戯曲のようである。解説によれば演劇の台本としてのイメージで書かれたそうなので、俺の感想は外れなかったわけだ。
 昭和28年にこの文庫本の初版が出版されているのを見て読み始めた。頭の弱い大男のその馬鹿力が生み出す悲劇。背景の流れ者の労働者社会の方に興味があるが、ここではそこはあっさり描くことにとどまっている。この後の「怒りの葡萄」で本領発揮されるというわけである。
 すずかけ=プラタナス、むさきうまごやし=アルファルファであることを知った。
                                      病院内デイルーム所蔵。

10日間の入院で結構読めたな。TV&ラジオなしもたまにはいいもんだ。

復帰後のポカ続き

8月19日。星期天。          明日こそ体重計買いに行くぞ。

 早朝キッチンは、大原女史のレシピに基づいて「昆布の佃煮」を作る。が、昆布が硬すぎてとてもじゃあないが食えたシロモンではなかった。これは昆布が「昆布水」から引き上げたもので火を通していないからである。初歩的なミス、こういうのが最近多い。

 庭作業は大葉の収穫とスープセロリの剪定&収穫、ツルムラサキの収穫。ツルムラサキは毎日の作業となった。
 大きめのキウイをひとつとって切ったところ、成長は順調のようだ。後でケイのにぃにぃが拾った落果したキウイがちょうどいい具合に熟していたようだったんで、割って皮をむいて食したところ、感触は非常にいいんだが、甘さがまるでない。本当の意味での成熟ではないからだが、ジャムとしては及第点が出そうである。
載せる画像がないので朝飯を撮る。「ヘチマの味噌汁にご飯を突っ込んで煮た雑炊」、「オニオンサラダ・スープセロリサラダ」、「梨とバナナのフルーツヨーグルト」、「赤しそシロップ入り牛乳」、「紅茶」。

食べごろには程遠い未熟者。
昼食は「豚肉生姜焼き・ニラ入り」、「ぬか漬けきゅうり&茄子」、「ツルムラサキの味噌汁」。冷蔵庫に10日以上貯蔵されてたぬか床はまだ眼を覚ましていないようで、味はいまいち。

 午後は調理と献立プランで費やす。

 作ったのは「セロリ(スープセロリ)の漬物」、「グリーンカレー」。カレーには収穫したしし唐、冷凍しておいたスィートバジルが加わった。
 山形郷土料理「だし」。きゅうり、茄子、大葉、みょうが、生姜などを使ったが、明日完成品画像を取り込もう。 明日の昼食用である。
 「ミックス佃煮」。これも大原女史のレシピによる。ここでも初歩的なミスを犯した。スープセロリを茹でなかったんである。これが元であくが強く硬いものに仕上がってしまった。ゴーヤーや大葉、ピーマンなども加えて味も良かったんだが失敗である。ケイのにぃにぃにさんざん酷評されて、俺一人で残ったものを食べることになった。入れ歯者としては辛いところである。


 夕食は「鶏胸肉とピーマンの土手煮風」、「ニラとさつま揚げのマヨ和え」、「ツルムラサキ入り納豆」、失敗した「ミックス佃煮」少量を手伝ってもらう、「大葉・とろろ昆布・オクラ入りの吸い物」。
 サッポロラガー缶~ホッピー~菊正宗銀パック。9時前にダウン。

2018年8月19日日曜日

別冊・映画の友 高齢者編

1.「橋」。1959年ドイツ映画。
   カメラワークが非常よく、演出のテンポも良い。一部の場面転換ではうまい!と思わず言ってしまった。みずみずしい青春群像は「アメグラ」のような代表作が後で出てきたが、この時代でこれだけのものが作られていたとは驚きだった。
 脇を固める役にも丁寧な描き方されている。ナショナリズムに翻弄される若者が痛々しい。先日観た「ヒトラーの忘れ物」も衝撃的だったが、60年前の作品にはもっと驚かされた。

2.「魚が出てきた日」。1967年ギリシア映画。
  この映画公開当時映画にはまりはじめた頃だ。特にアメリカン・ニューシネマが台頭していた頃で、結構真面目な映画を追っかけてたような気がする。その中でこうしたコメディータッチの作品を敬遠していたフシがあり未見である。
 脚本が良く出来ており、時代を感じさせない音楽も非常に良い。観光ブームを茶化したり、島に降下された放射能兵器を巡ってのドタバタはだれずに最後の衝撃シーンで幕となる。怖い話だ。「食う人々」のチェリノブイリをルポした記事を思い出した。

3.「ランジェ公爵夫人」。2008年フランス映画。
   「オネーギンの恋文」や「エイジ・オブ・イノセンス」を思い出した。上流社会を舞台に、これは男側からすれば、不倫のかけひきの失敗談である。 この作品の監督はヌーベルバーグブームで活躍した人だということだ。
 ルキノ・ヴィスコンティといい、マーチン・スコセッシといい、黒澤明といい晩年の監督はセットや衣装にやたらに金をかけた作品を作りたがるようだ。

4.「パリは燃えているか?」。1966年フランス映画。
 この中で使われたセリフで面白いのがあった。俺の名は「アランだ。ロンドンから来た」。

 後半で前半で活躍したレジスタンス幹部が描かれていない点に不満が残る。融通の効かないパットンを演じるカーク・ダグラスが適役だ。「パットン大戦車軍団」も彼でやって欲しかったな。彼の「大いなる戦場」も確か頑固な将軍?役だったような気がする。
 アンソニー・パーキンスとイブ・モンタンはこの作品の前に共演しているが今回は絡むシーンがないままに死んでしまう。ベルナール・フレッソンやジャン=ルイ・トランティニャンが目立たないちょい役で出てた。最後のクレジットで確認できた。これもちょい役のジャン=ピエール・カッセルは今売れっ子となっているヴァンサン・カッセルのお父さんだ。
 渋谷全線座で観たのが70年ころだっただろうか?「影の軍隊」のようなシリアスなものを優先に観ていたので、ちょっと緩めのこの作品に印象は薄いし、今回そのゆるさを再確認した。

休憩.........BBCの発表した2000年以降のベストムービーの1位は「マルホランド・ドライブ」、4位に「千と千尋の神隠し」が入り、ウェス・アンダーソンやクリストファー・ノーランが複数入ってたな。
イギリス人の好みは俺とは合わないようだ。

 5.「二世部隊」。1951年アメリカ映画。戦果で国内の日系二世たちの立場が良くなることを背景に戦地に赴く兵士の群像劇。人種差別などの描き方はオーソドックスで、コミカルさとシリアスさがうまく混合されているのは当時の手法だったらしい。
 丘での攻防や迫撃砲の使い方、地雷などの緊張感は当時の作品でもかなりの迫力あり。バン・ジョンソンが若い!

 6.「ライフ・イズ・ミラクル」。2004年セルビア映画。エミール・クストリッツァ監督のもので二度目なので感想文省略。

 7.「幸せになるためのイタリア語講座」。2000年デンマーク映画。
  よくあるパターンの大人の恋愛劇。日本語のタイトルが全てを表しちまってる。劇中、どじなパン屋の店員が包んでた「揚げパン」がすごく気になった。

8.「 魔笛」。オペラの翻訳でミュージカルにしたもの。最近「オリエント急行」にリメイクで話題になったケネス・ブラナーが監督した2006年イギリス・フランス合作映画。

 出演者にデブがいない。140分は長すぎたな。オペラに興味が無いのでこういう機会がないと絶対に見られないものだ。主演に絡む母娘のキャストが明らかにミスなんだが、意外な展開になって最後は納得した。さんざん世界を荒らしまわった国(イギリス)がこういう作品を作るにはやはり鼻歌交じりで描きたいんだろうか?そういえば、気になってた作品がミュージカルだったんで見なかったものもあり、それがイギリス映画「素晴らしき戦争」1969年作品。この機会に145分頑張ってみるか?

9.「黄色い星の子供たち」。2010年フランス映画。パリは燃えてなかったんで起きた悲劇で、観るのが辛い作品だ。収容所とヒトラーを始めとする上層部の対比は類型的で観るものはないし、結果もわかっているものだけになおさらである。
 ナスターシャ・キンスキー似の看護師役の女優が良かった。終盤のドビュッシーの月の光が胸に刺さる。

10.「ブルーマックス」。1966年イギリス映画。だが、ドイツ軍の話であり、そのドイツ人は全員英語で会話する。ちょっと違和感は否めないな。
 好感持たれぬ功を焦る主人公をジョージ・ペパードが好演している。こうした好かれない役が主人公のものでは「アラビアのロレンス」と同系列になるのかな。更に彼を操り国民の戦意を鼓舞しようとするしたたかなジェームズ・メイソンが良い。 
 監督のジョン・ギラーミンは寡作で、キングコングなどが有名だが、俺は「レマゲン鉄橋」のほうが出来がいいと思う。先の「橋」と2本立てでもいいかもしれない。
 劇中、ウルスラ・アンドレスが所望する「ピンクシャンペン」ってあの有名な「あれ」のことかな。ジョージ・ペパードが飲む「シュナップス」は色がついていたけど、調べたら一部に色付きもあるそうだ。
 主人公がリヒトホーフェンを助ける場面は創作なんだろうが、彼の方は実在の人物で映画(「レッドバロン」)にもなっている。騎士道から無差別殺戮への変換期を描いていたと思うが、その葛藤のやりとりはこの作品でも描かれていた。

 11.「ラ・マルセイエーズ」。1938年ジャン・ルノアール監督フランス映画。

 1789年バスティーユから脱獄した者たちを中心に1792年パリでフランス革命を起こす顛末を描く。革命派と権力側は不公平なく描く脚本はいい。2時間ちょっとでまとめたのもいい。
 これを参考に日本でも明治維新を二時間ちょっとで描いて欲しいものだ。それができれば「日本一番長い日」なんか90分未満で十分だろう。
 それにしてもフランス革命ではオーストリアと組んだものの、その後何度となくドイツ(プロイセン)はパリを破壊しようとしてるんだから、よほどパリが嫌いなんだろうな。

夏が........。

8月18日。星期六。              体重計を買わなくちゃ。

 バルザックの命日だそうである。先日観た映画「ランジェ公爵夫人」の原作者だが、かなり有名なこの人の本は読んだことがない。

 部屋の窓全開で寝てたところ、朝の寒さに目が覚めた。いつの間にか夏が終わりかけていた。
そういえば入院した日あたりが「立秋」だったっけ。

 庭作業はきゅうり、インゲンの撤収。きゅうりは8月の上旬まで収穫できたが、やはり土壌の質(かなり酸性質)による弱り方が早かったな。
 インゲンは半分が相変わらず花を咲かせてはいるが実を結ぶまでに至りそうもない。

 ポットで育てていたきゅうりを第1の畝に定植する。全部で8株にするつもりだ。そのとなりにとう立ちした三つ葉があり、その株をきゅうりの撤収跡に移植した。全部で3株。

 種を採ろうとしていたサンチュを撤収。跡に石灰をすきこむ。


 昼食は「おにぎり」。具材は昆布の佃煮、梅干し、ゆかり&ごま塩。

 午後は入院時のメモの整理。これには映画や本の感想文的なメモや、入院生活のことなどが書かれているが、かなり走り書きのようなもので、ちょっと整理に時間がかかった。

 共済の保険金請求書類に記入したり、アメリカンホーム・ダイレクトに電話してもつながらないんでネットでホームページから請求書類を請求したりした。

 夕食は「ヘチマの味噌汁」、「はぐら瓜のごま酢和え」、「ツルムラサキのおひたし」、「つくねとおくらの甘辛焼き」。これに飛び入りでケイのにぃにぃが作った「さつまいもの葉柄とニラの炒めもの」。
 ヘチマの代表的な沖縄料理「ンブシー」は味噌を使うのので、それなら味噌汁にも合うだろうと思い作ってみたが、確かに合う。が、今回のヘチマは成長しすぎていて種がちょっと邪魔だったな。
 つくねはもちろん鶏胸肉をフードプロセッサーを使ってミンチにしたもの。

 ケイのにぃにぃが作った炒めものはビールのおつまみとしてぴったんこのうまさだ。

 サッポロラガー缶~ホッピー~そば焼酎の水割りをちびちびやりながらTV鑑賞。「二度目の」シリーズの3本立て。ギリシア・アテネ~オーストラリア・ケアンズ~スペイン・サンセバスチャン。番組内容が食に焦点を絞ったんで、時間は1時間?から30分に短縮されたが、以前より面白くなっていた。ケアンズでは「食べ人(旅人)」が肉屋で肉を買って調理するなどの新趣向も見られ、その調理もかなりのもので感心したな。
 9時ころダウン。窓は閉めた。

2018年8月18日土曜日

夏酒休み解禁

8月17日。星期五。           体重計がない。買いに行かなくちゃ。

 前夜8時前に寝てしまったんで2時半には目が覚め、3時過ぎに起床。「デイルーム」というスペース(面会とか大部屋から抜けだした人がくつろぐ)で4時まで夜明けの風景を眺めながらコーヒーを飲む。5階からの眺めは実に良い。南風に乗って雲が流れていゆく。今朝は風が強いようだ。

 4時から自前朝食。牛乳、ヨーグルト、菓子パン。食べ終えたら、また風景を眺めている。こうした時間は普段とれないよなあ。のんびりしていいもので、いくらでも暇潰せそうである。
 5時を過ぎると、明るくなり、屋内照明がなくとも十分本が読める程度までは明るくなる。照明がつくのは起床時間である6時だ。
 デイルームには本がおいてあり、そのほとんどが漫画だ。昨日は読むものがなくてとうとう漫画まで読むことになり、「ブラックジャック」、「三丁目の夕日」、「黄昏流星群」などを読んだ。「三丁目」はともかく、やはり見やすい漫画となると絞られてくる。
 今日は目立たないところにあった文庫本を見つけて読んだ。浜辺祐一という医者が書いた「救命センター・病棟こぼれ話」。ほぼ話し言葉で読みやすかったし内容もまさにタイトル通りのエピソードの集まりで飽きさせない。

 9時に退院手続き。ケイのにぃにぃとケイが来てくれた。一緒にバスでJRまで行き、そこでケイと別れた。

 昼食は駅そばで買ったかき揚げで「かけそば」。食いたかったんでうまかったな。

 午後は買物。庭作業は収穫のみ。ケイのにぃにぃが収穫をサボり気味だったので、トマトはほぼ壊滅状態。ヘチマもギリギリセーフ。オクラが悲惨。
オクラの一番長いものと短いものを並べてみた。
 はぐら瓜が3つあった株のふたつが枯れ死状態で、そのふたつのつるになっていたものを収穫したが、そのうちの1本は下部が腐ってた。
 オクラは10本以上は茹でても食べられないことがわかり、明日土に帰る事になった。

 しし唐も枝で去っているものが数個、真っ赤になったものが1本収穫された。ピーマンはギリギリセーフだが、やはりい大きくなりすぎた。これは株を弱めるということだ。
 わずかに残ったトマトはなんとか食べられそうなものだけで10個程度。勢いのないゴーヤーはこのくらいで収穫したほうが良さそうと判断した。

 夕食は「焼き塩さば・おろし添え」、「茄子と鶏もも肉の煮物」、「茹でへちまのゆず味噌和え」、「ツルムラサキ&納豆汁」。
ラムはストレートでもいける。

燗酒にしたほうがいいようだ。

 サッポロラガー缶~「さばでsyu」という日本酒、〆はラム酒。BGMは東京から持ち帰った「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のサウンドトラックとメインボーカルのイブライム・フェレールの独演である。やっぱりラムが合う。
 10日ぶりの酒がかなり効いたようで、ダウン時刻不明。

2018年8月8日水曜日

入院前夜

8月7日。星期二。                   128/78。61.8㎏。

 津川雅彦さんがお亡くなりになった。いい俳優さんだったな。ロバート・レッドフォードが引退するそうだ。この数年で新旧交代劇だけで芸能界はそのネタに困らなくなってる様相だ。

 朝食はスープセロリの卵焼き。葉柄は昨夜茹でといたものだが、こうして食べると立派な朝食である。
 早朝キッチンは「グリューワイン」~ジャム。ちょうどブルーベリージャムがなくなりそうだったんでタイミング良し。今回はカナブン捕殺のために木を揺らしたところ落果したりんごも加えてある。

 庭作業は主に収穫。赤紫蘇は全体量の半分を塩漬けし、その3分の1を「赤紫蘇酢」に加工し、残りを酢を加えれば完成するようにしたものを冷蔵、残ったものはすべて瓜系の野菜のマルチにした。同時にスープセロリの一部、ナスタチウム、イタリアンパセリなどもマルチに使った。
 ツルムラサキ、オクラ、ピーマン、トマト、しし唐、キュウリ、大葉、ゴーヤーなど。

 早速昼食で「ゴーヤーチャンプルー」を作った。パイ男が去年やっと食べられるようになったんで、今年もメニューに並ぶと思っていたようで、ちょっと早いと思ったが、小さめのものを二つ収穫した。

 昼食は「ひき肉のゴーヤーチャンプルー」、「ニラともやしの辛子みそ和え」、「肉詰めピーマン」、「きゅうりと紫蘇の浅漬け」、「茄子の味噌汁」、ご飯。

 食後、東京に向け出発。一旦マンションへ行き、そこから俺はパイ男を彼の家まで送り、ケイのにぃにぃは日暮里へ行く。

 5時過ぎに日暮里で落ちあう。夕食は駅近くの台湾料理屋。

 サッポロ黒~泡盛をちびちびやりながらつまんだものは、めちゃうまの「腸詰」、「水餃子」、「豚肉(多分もも肉)の湯葉包み揚げ」、これまた驚きのうまさの「角煮onメンマ」。ケイのにぃにぃはこれに「ワンタンメン」。彼の一押しの麺は実演で作ってるものである。厨房が見られるし音もすごいんでかなりのパフォーマンスになってる。

 帰宅後、菊正宗銀パックをちょっとなめてからダウン。8時過ぎ?不明。

2018年8月7日火曜日

青じそパワー再認識

8月6日。星期一。                      139/89。体重計測不可。

 86、「ハムの日」である?人間が多数ハムにされた日である。

 早朝キッチンは、「おにぎり」。「鮭のフレーク」使い切った。なるべく自分で加工したものは早く使い切るようにしている。それでなくとも今日、なめたけの上の部分が白くなっていたので半分程度処分することになった。
 昨日使いそこねた「甜麺醤」は倉庫においてあったんだが、ビニール袋をとってみたら瓶の周りがカビだらけになってた。拭いてみたら中身は問題なさそうだったんでまるごと洗って確認してみたところ、常温保存品だけに大丈夫だった。小瓶に詰め替えてレスポンス良くした。

 赤紫蘇を撤収&収穫。一部を残して種を採ろうかと考えたが迷ってる。交雑が進んでいるからで、収穫したものの3割り以上は交雑して青じそに変わりかけのものだった。青じその交雑力?は強力であり、先日の焼肉屋でも話題になった「エゴマ」も交雑されてしまうんである。これは青じその力を再認識して、もう少し摂取することに専念した方がいいかもしれない。
 それでも塩もみしたところ、最初のアク取りの次にはきれいな紫色の汁が出てきた。こうなれば酢につけるときれいな赤色に変色するんである。実家には赤梅酢がないので、これを代用にして秋からの漬物に使用する予定である。

 プールへ行くために作ったおにぎりだったが、天候不良のために中止になり普通の昼食となった。インスタントの「しじみ汁」と。

 IKEAで買ったインチキグリューワインは蓋を開けた後義母にあげたんだが、一向に消費が進んでなかったんで、これも保存がきかないので本物のグリューワインに改造することにした。
 量的にまるまる1本分足りないので、買い物に出、オレンジ・レモンと安物ワイン(298円税別)を買ってきて下準備を済ます。インチキグリューワインは砂糖添加されているので加える砂糖は少なめにした。

 午後は早めの夕食準備。

 「アボカド&チーズサンドチキンカツ・サルサソース添え」、「フライドポテト」、「フライドちくわのサルサソースかけ」、「冷製トマトスープ」。
 在庫のトマトの消費が大幅に加速した。4品のうち3品が揚げ物である。と言ってもレシピにもフライパン2センチとあるので量的には500mlくらいの油の使用で済んだ。
 サッポロラガー缶~ホッピー~ボンベイサファイアジンをちびちびやりながらケイのにぃにぃが借りてきたDVD鑑賞。「インビテーション」。2017年作品。デビット・リンチが好きな人にはいいんじゃね。俺はデビット・リンチを好きな人ではないからまるでダメ。感想.......................................................、無理。
 意味のない会話をだらだら続けるシーンはクエンティン・タランティーノで慣れっこだけど、話の面白さは格段の差がある。タランティーノがこの製作者に爪の垢をたらしたらんてぃーのぉ。
 

2018年8月6日月曜日

ありあまる暇

8月5日。星期天。              体重計がお亡くなりになった。

 昨夜の盆踊りのことで「ダンシング・ヒーロー」がミスマッチであることを書いたところ、あとで知ったことだが発祥の地が存在しているとのことで、驚いたとともに呆れた。あの「名古屋」だ。
 世に「名古屋嫌い」が多く存在することは誰も否定しないだろう。有名人が公共放送の中でも明言しているくらいだから。まったく伝統をめちゃくちゃにする「デフォルムスピリット」の源泉は何処から来ているんだろう。また、清水義範の本の中から探してみるか?
 名古屋の夏のテーマが「ダンシング・ヒーロー」なら、東京の夏のテーマは「長く短い祭り」だろうなあ。椎名林檎を聴くきっかけになった曲でもある。

 早朝キッチンは、油揚げの油抜き。このところいいタイミングで処分品に出会うんで、低出費で維持していて切らすことがない。
 オカヒジキを茹でる。この剪定後の柔らかい部分だけの選別に1時間かかった。ケイのにぃにぃもさつまいもの葉柄の収穫から洗浄選別などで1時間以上かかったそうである。
 お互い、金(まるで)無し、暇(たくさん)ありの身ならではの作業である。俺は更に老いたらもやしのひげ取りまでやるつもりなんである。10円で30分は時間潰せるぞ。

 昼食は「冷やし中華」。スープもレシピを見ながら作った。具材は茹でツルムラサキ、ハム、きゅうり、もやし、トマト、卵(錦糸卵)。

 入院前の準備のリストを再確認し、一部まとめた。年金生活1年目にしての大きな生活変化である。と、大げさに構えてみるのも楽しいのは命に関わることではないからだが、これが癌とか心臓病とかだったらこんな悠長なこと言ってられないだろうな。

 この日はこどもと共有しない日なので、一人で映画鑑賞。「ブレード・ランナー2049」。レプリカントと人間の間に子供が出来たという衝撃的な設定で、それが人間とレプリカントとの間の紛争の原因になることを考えた人たちが煽動と阻止側に分かれて戦う話で、実に面白いお話になっている。が、2時間半は長い。
 その中のエピソードで特に残ったのは中盤以降に出てくるエッカード(ハリソン・フォード)とK(ライアン・ゴズリング)が父子ではないかと思わせるところがあり、Kはエッカードを殺すことを指令される。スター・ウォーズでも息子に殺されたハリソン・フォードがここでも殺されちゃうんだろうかと思ったが、殺されるどころか助けられ、結局父子ではないことも判明する。
 劇中、ホログラムでエルビス・プレスリーやフランク・シナトラが出てきたのにも驚いたが、先日ジャンク屋で見つけたシナトラのアルバムが高くて手が出なかったので、シナトラの唄が聴けたのは良かった。昨日もダークモールで探したがなかったんだよね。
 人間ではなかったことに落胆するK表情と、それを最初に知るエッカードの娘とのやりとりが素晴らしく、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の本領発揮されたところだろう。
 「メッセージ」、「ボーダーライン」と人間(レプリカントも含め)同士の葛藤の場面が生み出す緊張感がすごくうまい。

 夕食は「鶏肉・トマト&卵チリソース」、「オカヒジキとアミの梅酢あえ」、「春雨・ニラ・ネギの中華スープ」、「茄子とタコのガーリックバター炒め」。
 サッポロラガー缶~茜霧島の水割りをちびちび足りながら久しぶりのメンバー一人掛けたグループの「ダッシュ島」をこれを楽しみにしてたパイ男と三人で見る。
 続けて「二度目の・マカオ」を見てからダウン。9時前。

2018年8月5日日曜日

荻野目ちゃんで盆踊り

8月4日。星期六。                114/73。61.8kg。

 庭作業は収穫が主。オクラ、トマト、ブルーベリー、オカヒジキ。

 ブルーベリーは300g超あったが、ピークは過ぎたようである。入院前にはほぼ収穫終了となるだろう。同じくインゲン(これはすでにほぼ終了)、きゅうり、ワイルドベリーなどもそうなりそうだ。
 トマト、しし唐、ピーマン、オクラがまだ続きそうだ。退院の頃には茄子、はぐら瓜、ゴーヤーなどが収穫できるかもしれない。ツルムラサキ、空芯菜、大葉は当分ありそうだ。
 オカヒジキは収穫の後、かなり強い剪定を施した。で、刈ったものはパプリカのマルチにした。

 「東京百話・天の巻」読了。続きは東京に置いてあるので、毎日少し読む本として「菜根譚」を追加した。

 11時ころ出発し、龍ケ崎に行く。

 昼食は旧商店街の定食屋。俺はラーメンにビール。ケイのにぃにぃは「カツライス」、パイ男は「刺身定食」。パイ男が一番オヤジ臭くね。
旧商店街の路地。こんなところにも昭和が残ってる。

キャッチフレーズが嬉しい定食屋。飲み屋を前面に出してないが、なかなかいい。

砂風呂入浴中にお亡くなりになった「蝉どん」。
  店を出て15分位のところにある中古品屋へ行く。CDや漫画もあるが、パイ男が読みそうな「ドラえもん」的な平和なジャンルのものがなく、彼は退屈することしきりだった。
 そこから10分ほど移動し、主目的の「ダークモール」に到着。到着後すぐに解散し、4時ころの集合時間まで自由行動。
 俺はCDコーナーで1時間近くかけ、3枚購入。300円税込み。チェット・ベーカー、トム・ジョーンズ、ニール・ヤング。
 2階の古本屋でもじっくり見まわりたかったが、なんたって表が35度もあるというのに、ここでは大型扇風機が唸りを上げているだけでエアコンは停止状態。15分もいたら汗が噴き出してきた。
 バラ売りの文学全集を拾い集めるのも面白いかもしれないことを発見した。そのほうが安く、しかも読んだことのない作家を知ることもできる。読書家でない俺が知らない作家はゴマンといる。

 4時ころに集合して帰宅。

 ひとっ風呂浴びて夕食。「ぶっかけそうめん」。具材は大葉、青ネギ、オクラ。

 6時半から食後近くの公園での盆踊りへ。パイ男が踊りの輪に加わり、俺とケイのにぃにぃはなぜか開いていた公園のベンチに座り、保冷バッグに入れて持参した「サッポロラガー缶」をひたすら飲む。
 年々、ここの盆踊りは規模も縮小され、櫓も低くなり太鼓のみとなり、あの見上げながら真似して踊るあのスタイルは完全に過去のものとなった。かかる曲も、流行りなんだろうが、「ダンシング・ヒーロー」が一番多くかかってたのにはあきれてしまった。太鼓が合わず(合うわけない)「寒い」盆踊りだった。まさに「納涼」になったわけだ。
 くたびれた浴衣のババアども、酔っぱらいのクソジジイ、立ちんぼ話の頭の悪そうな中学生の群れ、一人でしゃべり続けて会話が成立していない女子高生たちなど。実に民度の低い盆踊り会場だった。

 帰宅して菊正宗銀パックと冷やしトマト&ぬか漬けきゅうりで飲み直して、9時前にダウン。
 

2018年8月4日土曜日

レンタカーフル活用法

8月3日。星期五。           148/94。61.6kg。

 かなり強い二日酔い。酷暑がダブルできつい。

 毎月1日に行なうエアコンフィルター掃除を忘れてたんでこの日実施。

 早めの買い出しは24時間スーパーへパイ男と道すがら蝉を捕まえては殺しながら行く。殺し方は2種類あり、地上に出てきた穴に突っ込むのと、片方の羽をちぎって放り投げ、そのまま衰弱死させる方法である。後者のやり方だと、蝉が地上でぐるぐる回転するのが最初のうちは面白かったが、最近は飽きてきた。しかもケイのにぃにぃの報告によると、妊娠中のメスはそんな状態になっても草むらで出産するらしいので、今後メスは有無を言わずその場で踏み潰すことにした。

 庭作業は枝豆の間引きと隣のとう立ちしはじめた三つ葉を使ってのマルチング。

 昼食は「焼きそば」。具材は空芯菜、ピーマン、長ネギ(九条ねぎ)が収穫もので、もやし、人参が加わる。

 午後はケイのにぃにぃと買物。家具チェーン店で敷布団を買い、その持ち帰りのために車を貸してもらう。90分無料である。
 で、まずは酒屋へ行きホッピーをケース(20本入り)、ハウスワインさらに「サッポロラガー缶」をケース(24本入り&ティッシュ1箱付き)を買う。精算時にレジの人から「サッポロラガー・コップ」を5個サービスでもらう。ケースにいくつという決まりがないらしく、残っているので欲しいだけくれた。

 一旦実家に戻り、布団をおろし、各種荷物を積み込む。車を返却するまでの道筋はこうだ。

1.古本屋。義母の読み終わって、ケイのにぃにぃも俺も読まないものを売りさばく。大体が長寿の秘訣やら高齢化の人生論みたいなやつである。

2.郵便局。ケイのねぇねぇのところへ荷物発送。先日来た時のトランクケース。これに俺の通帳の記帳と引き出し。介護保険料が痛い!

3.図書館。 先日パイ男と借りた本の返却。

4.ジャンク屋。 ケイのにぃにぃのパソコンのハードディスクのうりさばき。100円で売れ、108円のゲームソフトをパイ男のために買った。

で、やっと振り出しに戻る。帰り道途中のスーパーで特売品の鶏胸肉と茄子、1缶おまけが付いたノンアルコールビールなどを買う。ベンチでお茶タイム。

 夕食は「お好み焼き」。具材は昼間の残りの焼きそば、豚こま肉、長ネギ(九条ねぎ)、紅しょうが、揚げ玉、干しエビ、青のり。焼きあがったものにかつお節、青のり、マヨネーズ、専用ソース。
 たこ焼き粉を200g使い、全部で4枚完成。そのうち半分はキムチ入り。

 ケイのにぃにぃは「たこ焼き」を制作。俺が誤って粉を溶かした際にタコ以外の具材を混ぜちまったんで、ずいぶん苦労して焼き上げた。

 サッポロラガー缶~菊正宗銀パック。トマトスライス(収穫したトマトの上部半分がいかれ始めてきたんでカットするとこういうことになる)に塩ふったものをつまみにだらだら食って8時過ぎにはダウン。いつもより量食った(お好み焼きがうまかった)のも効いたのか酔う前に眠くなった。

2018年8月3日金曜日

プールの後、沈没。

8月2日。星期四。                103/59。61.6kg。

残りふたつの花

サンチュの花
早朝キッチンは、おにぎり作り。3合の米で12個。具材は鮭フレークと昆布の佃煮。

 庭作業はカリフラワーの撤収。ほぼ腐乱状態で、その中からもカメムシがうじょうじょ出てきた。見つけたものは全部殺したが、こいつらの執念深さには敬服の念まで抱きそうになる。撤収したものはすべてコンポストに投入した。
 撤収後は掘り起こして石灰をすきこんだ。生ごみの植え込みを済ませたところで全身汗まみれのなり、作業終了後シャワー。汗が引くまでほぼ裸で過ごす。

 10時前にコミュニティバスで駅に向かい、土浦に移動。駅前からこれまた土浦のコミュニティバスで「水郷プール」へ行く。
 バス内の張り紙で乗車証明書を持参するとかき氷がもらえると書いてあったんで、降りるときに運転手に尋ねたら発行してくれた。請求しないともらえないんだ。

 プールの混雑度はそれほどでないんだが、日陰に陣取った簡易テントの数が多く、場所もほとんど確保されつくされていて、空きスペースを見つけるのが大変だった。
 ようやく幼児用プールの前に発見。それも設置されているベンチとベンチの合間である。

 幼児用プールは休止状態だった。ゲロかうんこが原因らしい。

 お昼ごろ再びゲロ騒ぎがあり1時間ぐらい休止になった。その間係の者がゲロをすくったり、薬をまいたりしているさまを見学した。

 昼食は「おにぎり」。パイ男は一人で遊んでる。午後はレンタル浮き輪1時間、レンタルボート1時間遊ぶ。その間俺はコーヒー、かき揚げそばなどを飲んだり食ったりでボーっとして過ごす。

 かき氷は思ったより量が多く二人で苦戦しながら食った。

 3時過ぎにプールをでて、バスが来るまで隣の体育館で水分補給しながら過ごす。

 4時半に駅に到着し、ケイのにぃにぃと待ち合わせた5時まで土浦中央図書館で過ごす。老眼鏡を忘れたんで大いに苦労した。
 ケイのにぃにぃから遅れるとの連絡があったんで、パイ男と二人で店に入り早速食い始める。ふたりとも腹ペコだったんである。
 まずは「レバニラ」。パイ男が去年知った味である。量が多いがパイ男は半分以上食った。 その後パイ男はさんざん迷った挙句「牛肉絲麺」を選び、これまた二人でシェアする。
 あとから来たケイのにぃにぃがたのんだ「エビにらまん」ともう1品(忘れた)をみんなでつっつく。
 
 俺はビール2本~ホッピー~紹興酒小瓶でほぼ沈没。

 帰りの電車で缶入り芋焼酎水割りを飲み、到着した駅に隣接するスーパーで、この日の特売品であるタコを買ってからバスで帰宅。その後意識不明。

2018年8月2日木曜日

真夏の庭師の庭死

8月1日。星期三。           いきなり計測忘れ。

 早朝キッチンは、残り物のポテトサラダを増量化。

 恒例の水まわり掃除。

 庭作業は一度切り倒して、再度5本生えてきた「肉桂」の切り倒し作業。これは陽当りを考慮してのもので、7時ころから開始。この時間でも暑い。肉桂の香りと汗にまみれた。
 フェンス越しに道路へ一旦放り出してから駐車場へ引きずりながら移動する。この作業も5回。

 一旦浴室で着替え。

 続けてフェンス沿いに植えてある生け垣の山茶花の剪定。道にはみ出ているし、高さも陽当りを遮っているので、かなり強い剪定を行うつもりだった。が、高さを俺の背丈に合わせようとすると、幹がかなり太くなり、すべての樹に鋸を入れなければならなくなるので、2メートル強までにした。5.6回休憩を入れ、水分補給しながら作業を終えた時には全身汗まみれ。 刈った枝や葉は夕方片付けることにして、とりあえず側溝の方へ寄せておいた。

 浴室でシャワーを浴び、エアコンの効いた部屋で汗を引くのを待ちながら水分補給。全く汗が引かず、3回着替え。ほぼ熱中症状態に近い。2時間近く作業していたが、やばいところだったな。

 昼食は「豚肉生姜焼き・キャベツの千切り&ポテトサラダ」、「もやしと空芯菜の卵炒め」、「もやしとネギと豆腐の味噌汁」。「生姜焼き定食」である。食後、すぐに「カレー」制作。

 午後はおとなしく読書して過ごす。借りてきた広津和郎の初期の作品と解説を読む。

 3時ころから午前中の残りの作業を30分位で済ます。作業後シャワー。

 5時ころから散水。

 夕食は「カレーライス」。具材は豚肉、しし唐、インゲン、たまねぎ、トマト、オクラ、トウモロコシ、スープセロリの茎、人参。「ライス」はサイコロサイズのじゃがいも入りサフランライス。
 しし唐を入れすぎて、パイ男が「辛い!」と騒ぐので、ケイのにぃにぃが生卵と牛乳?などを混ぜたものを作って混ぜたところ、食べきった。

 この日はNADなので、片付けの後しばらく読書をしてから9時ちょっと前にダウン。

 大正7年の「若き日(原題悔い)」は実にみずみずしい作品で、悔い残す若き日を回顧する定番中の定番であるが、それが時代が変わっても繰り返されていることにある種の感動を覚えた。
 その前に菊池寛の「父帰る」を読んでいたので、父子関係の差が面白く、しかもお互いの作品について批判し合った仲というからなおさら興味深かった。

 

2018年8月1日水曜日

貧しい老人の正しい夏休みの過ごし方

7月31日。星期二。                   129/80。61.0kg。

 早朝キッチンは、蒸しトウモロコシ。パイ男のおやつである。が、今どきの子はトウモロコシをおやつとして認識するかどうか興味のあるところである。

 ぬかづけの味がいまいちだというケイのにぃにぃの指摘があり、ちょっと休ませることにして、糠と塩を加えた。

 庭作業は第一の畝のバジル後やその他の休耕地に元肥をすきこんだ。来週の入院前にいくつかの種類の種をまいてゆくつもりである。

 パイ男と方向の違うスーパー2軒で買物。そこに着くまでの間で蝉を捕殺するのが恒例行事となっている。来年はパイ男の弟のジュウージアロウが来ることになっているんで、今年が最後となる。
 俺もムキになって捕殺するんであるが、数は去年とほぼ変わらないようだ。この日は手でちょくせつ捕まえたのが3匹。

 昼食は「ぶっかけうどん」。具材は温玉、小ネギ、かまぼこ。これと残り物。

 午後はパイ男と市の図書館へコミュニティバスを乗り継いで行く。1時間半過ごす。図書館利用カードの更新手続きを行なう。年に1度って頻繁すぎね?俺は在住者ではないので固定資産税の領収書を持参せねばならない。それでも去年のようなトラブルがないようにカードに期限日を記して置いたのは正解だった。
 火曜日なのに中はほぼ満席だ。DVD試聴コーナーも順番待ちだ。

 パイ男が3冊、俺は広津和郎の入った全集ものを借りた。全集が順序どおりに陳列されてないんで直しといた。
 携帯着信音が鳴ったり、居眠りこいてるじじいが多かったり、スポーツ新聞で競馬欄をひろげてメモってるじじいやら、この街の老化と貧民さを裏付ける様子が見られる。まさに涼みに来てるんである。
 そういえば来る時にバスの一日利用券を買ったんだが、大人と子供1枚づつで300円になるはずなんだが、150円請求された。かなり愛想のない年寄り運転手で感じ悪かったんで何も言わずに精算を済ませたが、明らかにあのクソジジイのミスである。その都度払えば二人で600円のところ150円で済んだ。

 夕食は「トマトと豚肉のふわ卵炒め」。このレシピのにんにくの茎の代用として空芯菜の葉柄を使用。「じゃがいもの鮭マヨかけ」。これに使う鮭フレークは先日作ったものである。「トウモロコシの白和」。今朝蒸した2本のトウモロコシの1本を使用し、残った1本は明日のカレーに投入予定。
「わかめと豆腐のネギ沢山味噌汁」。
 漬かり過ぎた漬物は水に漬け塩抜きしようとしたところ、酸味だけが残って余計まずくなって廃棄。
 発泡酒~菊正宗銀パックをちびちびやりながらDVD鑑賞。ケイのにぃにぃが借りた2016年スペイン映画「オリーブの樹は呼んでいる」。俺が一人で鑑賞し、面白かったら自分が観るそうだ。ケイのにぃにぃとパイ男はゲーム。
 お話は父親が売ってしまった、祖父の大事にしていた樹齢2千年のオリーブの樹を、売り先であるドイツまで取り返しに行く孫娘を中心としたゴタゴタものであり、メルヘンチックにしたり極度なリアリズムでもなく、脚本がよく出来ている。が、カメラが良くない。祖父がその樹を見ることなく亡くなるが残された家族関係が修復するという定番エンド。90分ちょっとなら観られる。
 自由の女神像を壊したり、フランスをあっさり通過したり、ドイツの先端企業の内幕暴露など、作家の豊富なアイデアがよくつながっている。
 パイ男が寝て、降りてきたケイのにぃにぃと国営放送の「アナザー・ストーリー」の桑田・清原コンビのドキュメントが面白くて、結局最後まで観てしまったんでダウンしたのは10時を大幅に回っていた。