8月14日。
庭に出ようとしたら小雨で、この日はお休み。
そのあと天気は回復気味だったが、ほぼ引きこもりを決め映画三昧の1日を送った。
1.「バス停留所」。W・インジ脚本、J・ローガン監督とくりゃ「ピクニック」のゴールデンコンビで、大いに期待して観たが、喜劇になりきれてない部分が目立ち、知性に欠ける主要人物が物語をそれなりの軽薄ものにしてしまった、という当然の成り行きだったかもしれない。
ロデオとM・モンローとくりゃ「荒馬と女」。こちらを観たくなった。
2.「ブルージャスミン」。W・アレン脚本・監督とくりゃ期待せずにいられません。で、期待通りのものすご~く気まずい「ナーバス」映画となっていました。富豪だったのが転落し、義妹のところに居候するジャスミン(旧名ジャネット)のブルーなくすりと酒の毎日。「酒とジャスミンの日々」。主演のC・ブランシェットは女神経症W・アレンのようだ。
3.「ビルマの竪琴」。市川昆監督1956年度版。全体的に冗長気味。その後の監督の作風に観られるシャープさがない。原作が事実ではないということを知って、当然帰国しなければならない日本兵があちらの僧籍に入ることは不可能ではないだろうかという疑問が晴れた。この作品の意味するものが反戦ということに着眼するとすれば、表現の仕方が弱いと感じる。日本人固有の「おくりびと」的宗教観にこそ重きが置かれすぎていているからである。
4.「宇宙の法則」。再見である。以前観たときは井筒さんのものをほとんど観ていなかったので、今回は印象も大きく変わるんではないかと思ったからだ。が、最初見たときの感動はそのまま今回も受け継がれたな。綿密な人間関係とその描き方のうまさはさすがだし、低予算で作られてるのは一目瞭然の撮影は日常生活を描いてなお余りあるほどのダイナミックさを作品に与えてる。このエネルギッシュな画面は井筒作品に共通なものである。最後の祭りのシーンでも子供を写した場面が多くあり、映画の中での子供の使い方がとてもうまい。 大げさな事象も一個人の人生もすべて「宇宙の法則」に則っている?てなこ難しい理屈抜きで名画である。
夕食のメニューは「ゴーヤーチャンプルー」、「キャベツの味噌汁」。これにケイのにぃにぃが作ってくれた「青バナナフライ」の「モホ・ソース」かけ。プエルトリコの料理とのこと。酸味とクミンの風味に満ちたとてもうまいソースである。
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