2015年5月11日月曜日

〆方の選択

  昨日は午前中は家事に忙殺され、散歩日和の天気を満喫したのは午後からだった。

この日は町屋周辺。先日取材されていた焼きトン屋の前を偶然通りかかったら、2時前だったがすでに開店しており、焼き物の煙といい匂いに危うく誘われそうになった。
 店の感じはオープンエアでなかなかよさそうだった。次回、町屋駅周辺の銭湯の後に寄りたいもんである。

 文化センターというところでの何とかという人の写真展にゆく。60年代の浦安の写真だということで、マイブーム?のつづきをしにいったわけである。
 なんでも出版もされているらしい。が、「青べか物語」の雰囲気を残す写真はなかったな。60年代といってもオリンピック以降となれば仕方のないことだろう。あれが東京や周辺をダメにした根源だからな。

 ちょっとした買い物したりしながら家に向かったが、3時を過ぎてなお気温が高く、銭湯帰りが汗ばみそうだったんで、予定していた露店のある銭湯を断念した。家からちょっと距離があるからだ。
 ということで、風呂上がりの一杯も断念した。

 夕食は昼に作った「カレー・タイ」。レッドカレーがベースでジャガイモやタマネギの入った、日本のカレーに最も近いタイ・カレーである。

 梅酒の水割りをちびちびやりながら映画鑑賞。「幕末」。司馬さん原作、伊藤大輔監督作品。「竜馬がゆく」のダイジェスト版といえるもの。ストーリーはよく知られたもので、なぞり急ぎが目立ってはいたものの、クローズアップしたエピソードが本編とうまくからまないので、やたら長く感じた。
 脚本と編集のまずさが目立つ。殺陣もよくない。役者の無駄遣い。う~ん、ひどい。

 飲み直しこそしなかったが、さま~ずを見た後、チャンネル変えたら山田さんの「学校」が放映されるところだったんで、最初から観た。観直し。
 舞台は荒川区の夜間中学。あまりにも有名な作品だったんでかえって敬遠してたが、今回初めて観て、実に素晴らしい作品であることを知った。
 エピソードの積み重ね方もうまく、奇をてらった最近の映画とは一線を画しているのは当然としても、丁寧に描きながらもだれるところがないのは脚本と演出に冴えわたる山田・朝間コンビが絶好調だったことを示してる。ひどい作品の後、この作品をあとに観て良かった。
 これだけの作品を作った山田さんにはやはりオリジナル作品で現代の家族をテーマにしたものをリメーク(東京物語)ではなくオリジナルで描いてほしいと切に希望するものである。

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