1月30日。星期二。 143/93。63.0kg。
庭で一番元気なのがルッコラ。別名ロケット。
やたらにエルトン・ジョンの曲がかかると思ったら引退宣言があったそうである。安室奈美恵、小室と、このところやたらに引退が続く。そのエルトンジョンのヒット曲の1つに「ロケットマン」があり、ルッコラ食べながら、彼の「黄昏の煉瓦道」でも聴こうかなと思ったが、CDで聴いたのはまたもやMISIAだった。
朝の買い物を済ませたあとはもっぱら読書。「一日一言」の「時の人」はこの日が命日である河上肇。60を前に「高齢者」と自嘲しているのが面白い。荷風先生も40代で「老い」という言葉を盛んに使うのとよく似ている。まあ、荷風先生の場合は「老いてなお盛ん」なんだが。
河上肇は思想上の問題で逮捕されたことがあり、その後釈放されたことが現在読んでる荷風先生の日記に載っていた。偶然にもちょうど昭和14年を読んでいるところで見つけた。
荷風先生の当時の風俗観察でスカートの丈が短くなるのを素直に喜んでいるのが嬉しい。が、思想統制が自分のところまで及ぶのではないかという危惧から、削字が多くなりつつあるのもその時代の暗黒の部分を垣間見るようで恐ろしい。新聞も政府の言いなりになっており、政府内の不祥事は一切掲載されなくなっていたことも日記にある。これは近代史の資料としても非常に興味深いものである。つまらん日本史なんかよりよっぽどためになる。 そんな時代の中にあってもなお「艶」を求める先生はすごい人だ。この年の日記にはロマンチックな詩や俳句なども書かれており、実に楽しい。
物資が不足しつつある時代でもあり、外遊?で覚えたワインを買いに行くエピソードも面白い。輸入ワインが1本もなく仕方なしに国産ワインを買って、あまりの不味さに閉口する。今ではそんなこともないだろうが、なんせ100年以上前の話だ。
鶯が鳴くのを聴きながらコスモスやハゲイトウの種をまく先生の姿には癒やされたな。で、花や虫の描写が多い日記なんだが、その中で知らないものがあり、それを調べるのも楽しい。「秋海棠」も知らない花だったな。
昼食は「そば飯」。1人前残った焼きそばをもとに、ピーマン・しいたけ・人参・たまねぎを加えて作った。これにもやしと長ネギの中華スープ。
午後は居間兼食堂のすす払い。「漆喰風壁」についたホコリが以前より気になってたんで、昨日に引き続き「季節外れの大掃除」を敢行した。徹底的に掃除機で吸い続けた。障子窓や椅子の足、テレビの裏など、こんなにあったのかと思うほどホコリがあり、たっぷり1時間かかった。
で、きれいになった部屋で久しぶりのストレッチ。しっかり硬くなるつつあることを確認した。
休憩時間はこのところ毎日1.2杯飲んでるコーヒー。今日わかったことは、蒸らすためのお湯を注ぐ時間が短いと、次に注ぐお湯の落ち方も早くなるということである。仕上がりも心持ちうすいような気がした。 やはり「蒸らし」がかなり重要なポイントになっていることが身を持って理解した。
午後も読書で「昭和14年・15年」を読んだ。「ガンダム」の2巻は忘れた。
夕食は「白菜入りメンチカツ」。油入りパン粉を作り、仕上げはオーブン焼きで作ったもので、これは自分でもよく出来たと思ったが、ケイのにぃにぃも「いいね!」サインを出してくれた。
「かぶの味噌汁」、「かぶの葉のおひたし」、「もやしのサラダ」。
発泡酒~ホッピー~ウイスキーをちびちびやりながらケイのにぃにぃと献立の打ち合わせと音楽談義で9時ころダウン。ちょっと飲み過ぎた。明日はNADだから、まあいいか。
やたらに他人とか世間と比較して生きる人が多くて、ちょっと疲れ気味なんじゃないか?最近ようやく自分のペースがつかめてきた感じ、と思ったら残り人生あとわずか。それでもこのペースは変えたくないもんだ。やわらかく生きたいもんだねぇ。
2018年1月30日火曜日
うろこが落ち尽くした?
1月29日。星期一。 120/77。62.8kg。
テレサ・テンの誕生日であり、生きていれば65歳なんだそうである。Google のトップページをクリックしたら出てきて、知った。俺と同い年だったん。
朝食は乾パンに蜂蜜をかけたものが主食。しばらく続けて消化していこう。いろいろ試して「究極の乾パンの美味しい食べ方」を発見できるといいんだが。
どうしてもなけりゃ行けないというものでもなかったんでこの日は完全にインドアライフに徹した。
で、読書。まずは杉浦日向子さんの「大江戸美味草(むまそう)紙」。江戸時代、それも中期から末期にかけての庶民の食生活のウンチク集である。キャッチコピーにあるように、まさに目からうろこである。
「天ぷら」は魚介類のみに当てる言葉であり、「さつまいもの天ぷら」というのはありえず、その場合は精進揚げと申す。
「田楽」といえば豆腐。こんにゃくじゃなかったんだ。
「千六本(せんろっぽん・せろっぽう)」=せん切り。
などなど、書き出していたらきりがない。
特にうろこが大量に落ちたのは「うなぎの調理法」であり、関西と関東の違いくらいは知っていたが、それが油の好き嫌いから来ているということを初めて知った。確かに「蒸す」というひと手間でかなり油が落ちるが、そうまでしてようやく「うなぎの蒲焼き」がファーストフードから格上げになったそうである。この江戸の「油嫌い」は他にも秋刀魚にも当てはまり、生よりも干物のほうが受けたそうだ。寿司ネタもキスやコハダなどが好まれ、当然トロなんぞは食わなかったってことは結構知られている。
天ぷらもファーストフードであり、爪楊枝で差して立ち食いする浮世絵が紹介されている。で、早速塩もつゆも使わずに食えるレシピをネットで探してみたら、思ってたとおり天ぷら粉にだし(めんつゆなど)を加えて揚げるものだった。早速近日中に試してみよう。
で、読了。
昼食は昨日の湯豆腐ののこりゆで汁を使っての「あったか・ひやむぎ」。うどんは茹で時間が長いので最近はひやむぎにしている。具材は白菜と焼き長ネギ。
カリフラワーを収穫・撤収した。虫の猛攻撃、そして葉でくるんでからの鳥の攻撃に耐えての収穫だけに、よく頑張ったものだとほめながらの作業だった。
試算して千円分くらい。それよりここまで育ったのが嬉しい。
午後はコーヒーを飲みながら読書。荷風先生の「断腸亭日乗」の昭和12年から。NADの翌朝に読むだけなので進み方が遅いんで、こうして昼間に読むことした。お後に随筆集全2巻が控えているからでもある。
この頃から反戦についての記述が多くなる。また当時の現代風俗に対する罵声も強くなる。ご自身の遊郭通いはさておいてである。
「文読む月日」は日によってのテーマが設定されており、キリスト教オンリーではないことがわかったんで、はじめたばかりでやめようかと考えもしたが思い直した。「目からうろこ」ってのが聖書からの由来だということも今日知った。
思い立って1階の洗面所の大掃除をした。天井のホコリとか日焼けしたような壁の汚れが目についたからである。順次こうした限定的大掃除をしようと決めた。それも気が向いた時だけという限定ではあるが。
夕食は「れんこんの肉詰め焼き」、「大豆とさつまいもの揚げ煮」、「カリフラワーの味噌汁」、「カリフラワーのマヨサラダ」、「赤かぶの甘酢漬け」。
発泡酒~ゆず入り焼酎のお湯割り~ウイスキーをちびちびやりながらCD鑑賞。MISIAのセカンド・アルバムがメチャいい。正統派R&Bじゃん。国営放送での「星空のラジオ」の再放送をたまに聞くんだが、トークの時の声がすごく良いんで、その歌い方さえなんとかなれば、と思ってたところ、初期は結構良かったんだということがわかった。現在はこぶしが効きすぎて「洋楽元ちとせ」なんだよなあ。ルッコラをつまみながらウイスキーが進んだ。
9時をまわって、酔いも回ってダウン。
テレサ・テンの誕生日であり、生きていれば65歳なんだそうである。Google のトップページをクリックしたら出てきて、知った。俺と同い年だったん。
朝食は乾パンに蜂蜜をかけたものが主食。しばらく続けて消化していこう。いろいろ試して「究極の乾パンの美味しい食べ方」を発見できるといいんだが。
どうしてもなけりゃ行けないというものでもなかったんでこの日は完全にインドアライフに徹した。
で、読書。まずは杉浦日向子さんの「大江戸美味草(むまそう)紙」。江戸時代、それも中期から末期にかけての庶民の食生活のウンチク集である。キャッチコピーにあるように、まさに目からうろこである。
「天ぷら」は魚介類のみに当てる言葉であり、「さつまいもの天ぷら」というのはありえず、その場合は精進揚げと申す。
「田楽」といえば豆腐。こんにゃくじゃなかったんだ。
「千六本(せんろっぽん・せろっぽう)」=せん切り。
などなど、書き出していたらきりがない。
特にうろこが大量に落ちたのは「うなぎの調理法」であり、関西と関東の違いくらいは知っていたが、それが油の好き嫌いから来ているということを初めて知った。確かに「蒸す」というひと手間でかなり油が落ちるが、そうまでしてようやく「うなぎの蒲焼き」がファーストフードから格上げになったそうである。この江戸の「油嫌い」は他にも秋刀魚にも当てはまり、生よりも干物のほうが受けたそうだ。寿司ネタもキスやコハダなどが好まれ、当然トロなんぞは食わなかったってことは結構知られている。
天ぷらもファーストフードであり、爪楊枝で差して立ち食いする浮世絵が紹介されている。で、早速塩もつゆも使わずに食えるレシピをネットで探してみたら、思ってたとおり天ぷら粉にだし(めんつゆなど)を加えて揚げるものだった。早速近日中に試してみよう。
で、読了。
昼食は昨日の湯豆腐ののこりゆで汁を使っての「あったか・ひやむぎ」。うどんは茹で時間が長いので最近はひやむぎにしている。具材は白菜と焼き長ネギ。
カリフラワーを収穫・撤収した。虫の猛攻撃、そして葉でくるんでからの鳥の攻撃に耐えての収穫だけに、よく頑張ったものだとほめながらの作業だった。
やってはいけない?一株でふたつの収穫を目指したんだが.....。 |
午後はコーヒーを飲みながら読書。荷風先生の「断腸亭日乗」の昭和12年から。NADの翌朝に読むだけなので進み方が遅いんで、こうして昼間に読むことした。お後に随筆集全2巻が控えているからでもある。
この頃から反戦についての記述が多くなる。また当時の現代風俗に対する罵声も強くなる。ご自身の遊郭通いはさておいてである。
「文読む月日」は日によってのテーマが設定されており、キリスト教オンリーではないことがわかったんで、はじめたばかりでやめようかと考えもしたが思い直した。「目からうろこ」ってのが聖書からの由来だということも今日知った。
思い立って1階の洗面所の大掃除をした。天井のホコリとか日焼けしたような壁の汚れが目についたからである。順次こうした限定的大掃除をしようと決めた。それも気が向いた時だけという限定ではあるが。
夕食は「れんこんの肉詰め焼き」、「大豆とさつまいもの揚げ煮」、「カリフラワーの味噌汁」、「カリフラワーのマヨサラダ」、「赤かぶの甘酢漬け」。
発泡酒~ゆず入り焼酎のお湯割り~ウイスキーをちびちびやりながらCD鑑賞。MISIAのセカンド・アルバムがメチャいい。正統派R&Bじゃん。国営放送での「星空のラジオ」の再放送をたまに聞くんだが、トークの時の声がすごく良いんで、その歌い方さえなんとかなれば、と思ってたところ、初期は結構良かったんだということがわかった。現在はこぶしが効きすぎて「洋楽元ちとせ」なんだよなあ。ルッコラをつまみながらウイスキーが進んだ。
9時をまわって、酔いも回ってダウン。
2018年1月29日月曜日
映画のテンポ
1月28日。星期天。 計測忘れ。
朝食に「非常用のパン」を食べた。コッペパンを小さめにした形で、ぎっしり詰まった感じの食べごたえのあるもの。電子レンジで温めたものにジャムをつけて食べた。消費期限が3月だということで先日大量の乾パンと一緒にもらったもので、これはあとひとつでおしまい。乾パンと違い、ごく普通に食べられるんで、在庫するならこちらのほうがいいかもしれない。なんせ乾パンは硬くて入れ歯の俺にはちょっとつらい。その乾パンを明日から積極的に消費する予定である。さて。
この日も寒いんで、最低限の買い物で済ますことにした。その内のひとつは毎月行なっている「くじ」の当選番号発表があるんで、ついでの買い物となる。いつも外れだが、ハズレくじはレジでの精算時「10円」の金券に変わる。
帰宅後、読書。「永井荷風という生き方」読了。後半は荷風の多面性と強い反戦精神が描かれていた。「断腸亭日乗・下巻」がちっとも進まないんで、この辺りは今度読むことになるだろうが、解説を先に読んだことになるんで非常に読みやすいものになるだろうな。なんといっても先生の漢語がむづかしい。
江戸時代の名残をとどめているものに対しての郷愁の描き方のセンチメンタリズムと明治時代に破壊され消失した要因のすべてが薩長政治にあるという激しい怒りとの対比が良い。野暮な政治どころか、征韓論などという結果的に国民を戦雲に巻き込んだきっかけになったものを生み出したのも奴らだということを、戦時中に、日記とはいえ書き綴っていた勇気には尊敬の念を抱かずに入られない。
文壇上の喧嘩なんて彼の名声を傷つけるものじゃないし、変人というのもストイックな性格がなせるものであり、誰しも少しはあるような「偏屈さ」がクローズアップされすぎている点も有名人税みたいなもんだろう。
更に宗教に触れる記述が少ないことも注視すべきだろう。これについては「随筆集」を手に入れたんで、もう少し読み込むと新たな発見が出てくるかもしれない。
昼食は「ちゃんぽん」。二人前を三人分にするため、かなり野菜の量を増やした。かまぼこ・コーン(缶)・キャベツ・たまねぎ・長ネギ・人参・ハム・もやし。
午後はDVD鑑賞。「皆様ごきげんよう」。2015年、フランス・ジョージア(グルジア・旧ソ連加盟国)作品。オタール・イオセリアーニ監督。初めてお目にかかる監督であるが、ユーロでは相当有名らしい。ちなみに旧ソ連から逃げ出してフランスで創作活動を続けているらしい。
はっきり言って退屈な2時間だった。冒頭からの「ギロチン」、多分第二次大戦における略奪などが、かなり緩めに描かれており、その意図がつかめない。多くの批評家はそれを歴史で繰り返される人間の愚かさを描いていると言うんだが、俺には理解不能だし、多分(酒好きの)監督のビジョンもぼやけたもんじゃなかったんじゃないだろうか?なんたって舞台を現代に移してからも「淡々に」描こうとするエピソードもコントの連続であったり、それもテンポが悪くておよそまとまった作品になっているとは思えない。
感覚的に「良い」と思う人が多いらしいが、俺に言わせりゃあ、これは酔っぱらいの映画だね。酒飲みながら観りゃ良かったぜ。
この作品の中で落ち葉を掃除するシーンに出てくる竹ぼうきは日本のものと全く同じものだったな。これはグローバルなものなんだろうか?
杉浦日向子さんの「えひもせす」読了。漫画作品を文庫本化した時の縮尺により、ネームが読めず、拡大鏡を使っての読書となった。センスの良さは抜群だ。一杯やりたくなる。
この作品も漫画だが、先日ケイから届いた荷物のほとんどが漫画であり、この日本棚に収めた。「ガンダム」とか「エヴァンゲリオン」などもあり、全巻揃ってるんで、堅めの本の合間に読んでみることにした。
毎日読むようにしてるトルストイの「文読む月日」はキリスト教からの文言が多いが、なかにはいいことも載っているかもしれないと思いながら読んでいるが、それも2週目に入った。もう1冊は「1日1言」ではドストエフスキーの文が載っていた。この日が命日だって。
夕食は「湯豆腐・白菜&長ネギ」、「こんにゃく・ゆず味噌和え」、「大根の甘酢漬け」。これに「焼きネギ・バター醤油」。
発泡酒~燗酒をちびちびやりながら「T2・トレイン・スポッティング」鑑賞。去年劇場で観たので二度目。テンポの良さを生む編集の上手さにあらためて感心した。
〆にウイスキーを1杯なめてから10時ころダウン。
朝食に「非常用のパン」を食べた。コッペパンを小さめにした形で、ぎっしり詰まった感じの食べごたえのあるもの。電子レンジで温めたものにジャムをつけて食べた。消費期限が3月だということで先日大量の乾パンと一緒にもらったもので、これはあとひとつでおしまい。乾パンと違い、ごく普通に食べられるんで、在庫するならこちらのほうがいいかもしれない。なんせ乾パンは硬くて入れ歯の俺にはちょっとつらい。その乾パンを明日から積極的に消費する予定である。さて。
この日も寒いんで、最低限の買い物で済ますことにした。その内のひとつは毎月行なっている「くじ」の当選番号発表があるんで、ついでの買い物となる。いつも外れだが、ハズレくじはレジでの精算時「10円」の金券に変わる。
帰宅後、読書。「永井荷風という生き方」読了。後半は荷風の多面性と強い反戦精神が描かれていた。「断腸亭日乗・下巻」がちっとも進まないんで、この辺りは今度読むことになるだろうが、解説を先に読んだことになるんで非常に読みやすいものになるだろうな。なんといっても先生の漢語がむづかしい。
江戸時代の名残をとどめているものに対しての郷愁の描き方のセンチメンタリズムと明治時代に破壊され消失した要因のすべてが薩長政治にあるという激しい怒りとの対比が良い。野暮な政治どころか、征韓論などという結果的に国民を戦雲に巻き込んだきっかけになったものを生み出したのも奴らだということを、戦時中に、日記とはいえ書き綴っていた勇気には尊敬の念を抱かずに入られない。
文壇上の喧嘩なんて彼の名声を傷つけるものじゃないし、変人というのもストイックな性格がなせるものであり、誰しも少しはあるような「偏屈さ」がクローズアップされすぎている点も有名人税みたいなもんだろう。
更に宗教に触れる記述が少ないことも注視すべきだろう。これについては「随筆集」を手に入れたんで、もう少し読み込むと新たな発見が出てくるかもしれない。
昼食は「ちゃんぽん」。二人前を三人分にするため、かなり野菜の量を増やした。かまぼこ・コーン(缶)・キャベツ・たまねぎ・長ネギ・人参・ハム・もやし。
午後はDVD鑑賞。「皆様ごきげんよう」。2015年、フランス・ジョージア(グルジア・旧ソ連加盟国)作品。オタール・イオセリアーニ監督。初めてお目にかかる監督であるが、ユーロでは相当有名らしい。ちなみに旧ソ連から逃げ出してフランスで創作活動を続けているらしい。
はっきり言って退屈な2時間だった。冒頭からの「ギロチン」、多分第二次大戦における略奪などが、かなり緩めに描かれており、その意図がつかめない。多くの批評家はそれを歴史で繰り返される人間の愚かさを描いていると言うんだが、俺には理解不能だし、多分(酒好きの)監督のビジョンもぼやけたもんじゃなかったんじゃないだろうか?なんたって舞台を現代に移してからも「淡々に」描こうとするエピソードもコントの連続であったり、それもテンポが悪くておよそまとまった作品になっているとは思えない。
感覚的に「良い」と思う人が多いらしいが、俺に言わせりゃあ、これは酔っぱらいの映画だね。酒飲みながら観りゃ良かったぜ。
この作品の中で落ち葉を掃除するシーンに出てくる竹ぼうきは日本のものと全く同じものだったな。これはグローバルなものなんだろうか?
杉浦日向子さんの「えひもせす」読了。漫画作品を文庫本化した時の縮尺により、ネームが読めず、拡大鏡を使っての読書となった。センスの良さは抜群だ。一杯やりたくなる。
この作品も漫画だが、先日ケイから届いた荷物のほとんどが漫画であり、この日本棚に収めた。「ガンダム」とか「エヴァンゲリオン」などもあり、全巻揃ってるんで、堅めの本の合間に読んでみることにした。
毎日読むようにしてるトルストイの「文読む月日」はキリスト教からの文言が多いが、なかにはいいことも載っているかもしれないと思いながら読んでいるが、それも2週目に入った。もう1冊は「1日1言」ではドストエフスキーの文が載っていた。この日が命日だって。
夕食は「湯豆腐・白菜&長ネギ」、「こんにゃく・ゆず味噌和え」、「大根の甘酢漬け」。これに「焼きネギ・バター醤油」。
発泡酒~燗酒をちびちびやりながら「T2・トレイン・スポッティング」鑑賞。去年劇場で観たので二度目。テンポの良さを生む編集の上手さにあらためて感心した。
〆にウイスキーを1杯なめてから10時ころダウン。
2018年1月28日日曜日
インフル対策
1月27日。星期六。 129/85。63.0kg。
インフルエンザ大流行ということで、仕事もなく友達も少ない俺としては外出は食い物の調達ぐらいに抑えればほとんど引込っていられるわけだから、インフルエンザを移される機会もなくなるというものだ。おまけに外は冷蔵庫並みに寒い。今日も余った時間は読書に使うことにした。
早朝キッチンは「グリューワイン」&「ワインジャム」。オレンジとレモンの皮は庭に埋めるしかないな。朝食には昨日買ったパクチーの根で作った「トム・カー・ガイ」で捨てるものなし。
9時から近所のスーパーへ買物。合挽肉1kgは4日分のおかずの主役になる。
午前中の読書は「メコンのほとりで」。ベトナムについての章はベトナム戦争で南ベトナムの将軍の一人だった人のインタビューを始め、当時の裏面史のようで非常に興味深いものだったが、なんせ「ドイモイ(1986年~92年)」の前の内容で、俺が2006年に行った時とはおよそかけ離れた世界で、隔世の感があることは否めない。現在でも発展は続いており、とても共産主義国家とはいえない国に変貌してしまっているのだから。
それにしても負け戦だった本元であるサイゴン(ホーチミン)での取材が多く、やはりその後のホーチミンは一度訪れてみたいな、とつくづく思った。で、読了。
昼食は「さんま蒲焼(缶)の貧乏丼」、「しいたけの軸と豆腐のお吸い物」。
午後の読書は 「永井荷風という生き方」。今でも人気絶頂の荷風先生の評伝である。「断腸亭日乗」の読み解き方などで参考になるもので、関西出身の著者が実際に訪れたり、当時の東京についての取材が非常にためになる。夢中になって読んでたら、この本もあと1章を残すだけとなった。
座り続けで身体が固まっちまったようだ。陽が差す窓のところで思い切り背伸びしてから台所作業開始。
夕食は「鶏肉とひよこ豆のスープ煮」、「きのことゆで卵のサラダ&焼きウインナソーセージ」。
発泡酒~ホッピー~テキーラ(レモン付き)をちびちびやりながらDVD鑑賞。「ザ・セル」。ちょっと前まで?今でも?かな?他人の意識に入り込んでどうのこうのという話。トラウマの解明で精神異常を治療するという今回の話も目新しいものではないし、映像も「2001年宇宙の旅」を超えるものではない。犯人のコスチュームも「レッド・ドラゴン」のようだし、クラリス役に相当する主人公がジェニファー・ロペスなのがミスキャストになるんだろうか?もっと無名の俳優のほうが恐怖映画としてよかったんじゃないだろうか? 9時過ぎダウン。
インフルエンザ大流行ということで、仕事もなく友達も少ない俺としては外出は食い物の調達ぐらいに抑えればほとんど引込っていられるわけだから、インフルエンザを移される機会もなくなるというものだ。おまけに外は冷蔵庫並みに寒い。今日も余った時間は読書に使うことにした。
早朝キッチンは「グリューワイン」&「ワインジャム」。オレンジとレモンの皮は庭に埋めるしかないな。朝食には昨日買ったパクチーの根で作った「トム・カー・ガイ」で捨てるものなし。
9時から近所のスーパーへ買物。合挽肉1kgは4日分のおかずの主役になる。
午前中の読書は「メコンのほとりで」。ベトナムについての章はベトナム戦争で南ベトナムの将軍の一人だった人のインタビューを始め、当時の裏面史のようで非常に興味深いものだったが、なんせ「ドイモイ(1986年~92年)」の前の内容で、俺が2006年に行った時とはおよそかけ離れた世界で、隔世の感があることは否めない。現在でも発展は続いており、とても共産主義国家とはいえない国に変貌してしまっているのだから。
それにしても負け戦だった本元であるサイゴン(ホーチミン)での取材が多く、やはりその後のホーチミンは一度訪れてみたいな、とつくづく思った。で、読了。
昼食は「さんま蒲焼(缶)の貧乏丼」、「しいたけの軸と豆腐のお吸い物」。
午後の読書は 「永井荷風という生き方」。今でも人気絶頂の荷風先生の評伝である。「断腸亭日乗」の読み解き方などで参考になるもので、関西出身の著者が実際に訪れたり、当時の東京についての取材が非常にためになる。夢中になって読んでたら、この本もあと1章を残すだけとなった。
座り続けで身体が固まっちまったようだ。陽が差す窓のところで思い切り背伸びしてから台所作業開始。
夕食は「鶏肉とひよこ豆のスープ煮」、「きのことゆで卵のサラダ&焼きウインナソーセージ」。
発泡酒~ホッピー~テキーラ(レモン付き)をちびちびやりながらDVD鑑賞。「ザ・セル」。ちょっと前まで?今でも?かな?他人の意識に入り込んでどうのこうのという話。トラウマの解明で精神異常を治療するという今回の話も目新しいものではないし、映像も「2001年宇宙の旅」を超えるものではない。犯人のコスチュームも「レッド・ドラゴン」のようだし、クラリス役に相当する主人公がジェニファー・ロペスなのがミスキャストになるんだろうか?もっと無名の俳優のほうが恐怖映画としてよかったんじゃないだろうか? 9時過ぎダウン。
2018年1月27日土曜日
ウォッカに合う季節 だな。
1月25日。星期五。 115/89。63.6kg。
レモン果汁のフタを開けると缶ビールを空けた時のような音がするようになった。徳用だということで450mlのものを買っているんだが、半分を過ぎたところでこうした現象を起こすことが度々ある。まあ、腐ってるわけでもないんだろうが発酵していることは確かであり、これが身体に与える影響ってどうなんだろう?まあ、早めに使い切ることが寛容であることだけは確かなようだ。
で、まだあるんだが「ヌクチャム」を制作。残ってたのが150mlぐらいでぴったり使い切った。で、次回から300mlのものを使うことにした。
午前中は読書。昨日の続きでカンボジアの政治的、軍事的に非常に苦しい立場にいた時の状態が記されており、その中でポルポト時代を生き抜いた王女のインタビューはかなり衝撃的なものであり、文革を真似たあの気狂い共産化がいかに無意味な殺戮を繰り返してきたことを訴えた内容だった。身も凍るような話を読むにはこの日は寒すぎる。
昼食は焼きそば。目玉焼きをトッピングしたらケイのにぃにぃに受けた。
午後は二人で買い物。レンタルビデオ店の月一の「プレミアムフライデー」ということで準新作が100円税別で借りられるからである。特に観たいものなかったんだが、フランスの作品で面白そうなものがあったんで1枚だけ借りた。ケイのにぃにぃは3枚。
帰り道、ドラッグストア~スーパー2軒寄って帰宅。
夕食は「チキンフライ&ポテトフライ」、「ごぼうと大豆と人参のサラダ」、「キャベツとベーコンのスープ」。
チキンフライは昨夜から重層や調味料に漬けておいたもので、衣が天ぷら粉とビールを使用するという初めてのレシピである。これはうまくいったな。
フライを揚げたあと続けてさつまいもと餅を揚げた。さつまいもは揚げ時間がちょっと短かったかな?餅はいっぺんに鍋に入れたのでとんでもないことになった。乾燥が足りなかったせいなのか膨らんでくっつきまくっていしまい、鍋からはみ出しそうになった時点で半分量を取り出した。
あとから残りの半分量を揚げたんだが、どちらもカリッと揚がらない。明らかに失敗である。
フライがうまく仕上がっただけに残念である。
残ったビール~発泡酒~グリューワインをちびちびやりながらDVD鑑賞。「CUBE」。なぜかキュービック状の建物の中に閉じ込められた男女が部屋を伝って外に出ようとするんだが、罠がある部屋もあり、外れを引くと殺されちゃうという不条理映画。低予算で、7人の俳優も無名な人ばかりであるカナダ産。脚本も映像も作り物満載という感じがして仕方がなかった。
〆にウォッカを数杯なめてからダウンしたのは9時ちょっと過ぎ。
レモン果汁のフタを開けると缶ビールを空けた時のような音がするようになった。徳用だということで450mlのものを買っているんだが、半分を過ぎたところでこうした現象を起こすことが度々ある。まあ、腐ってるわけでもないんだろうが発酵していることは確かであり、これが身体に与える影響ってどうなんだろう?まあ、早めに使い切ることが寛容であることだけは確かなようだ。
で、まだあるんだが「ヌクチャム」を制作。残ってたのが150mlぐらいでぴったり使い切った。で、次回から300mlのものを使うことにした。
午前中は読書。昨日の続きでカンボジアの政治的、軍事的に非常に苦しい立場にいた時の状態が記されており、その中でポルポト時代を生き抜いた王女のインタビューはかなり衝撃的なものであり、文革を真似たあの気狂い共産化がいかに無意味な殺戮を繰り返してきたことを訴えた内容だった。身も凍るような話を読むにはこの日は寒すぎる。
昼食は焼きそば。目玉焼きをトッピングしたらケイのにぃにぃに受けた。
午後は二人で買い物。レンタルビデオ店の月一の「プレミアムフライデー」ということで準新作が100円税別で借りられるからである。特に観たいものなかったんだが、フランスの作品で面白そうなものがあったんで1枚だけ借りた。ケイのにぃにぃは3枚。
帰り道、ドラッグストア~スーパー2軒寄って帰宅。
夕食は「チキンフライ&ポテトフライ」、「ごぼうと大豆と人参のサラダ」、「キャベツとベーコンのスープ」。
チキンフライは昨夜から重層や調味料に漬けておいたもので、衣が天ぷら粉とビールを使用するという初めてのレシピである。これはうまくいったな。
フライを揚げたあと続けてさつまいもと餅を揚げた。さつまいもは揚げ時間がちょっと短かったかな?餅はいっぺんに鍋に入れたのでとんでもないことになった。乾燥が足りなかったせいなのか膨らんでくっつきまくっていしまい、鍋からはみ出しそうになった時点で半分量を取り出した。
あとから残りの半分量を揚げたんだが、どちらもカリッと揚がらない。明らかに失敗である。
フライがうまく仕上がっただけに残念である。
残ったビール~発泡酒~グリューワインをちびちびやりながらDVD鑑賞。「CUBE」。なぜかキュービック状の建物の中に閉じ込められた男女が部屋を伝って外に出ようとするんだが、罠がある部屋もあり、外れを引くと殺されちゃうという不条理映画。低予算で、7人の俳優も無名な人ばかりであるカナダ産。脚本も映像も作り物満載という感じがして仕方がなかった。
〆にウォッカを数杯なめてからダウンしたのは9時ちょっと過ぎ。
2018年1月26日金曜日
君の名は シロハラ
1月25日。星期四。 115/78。62.8kg。
3時前から読書。永井荷風の短篇集から1編を読んだ。「散柳窓夕栄(ちるやなぎまどのゆうばえ)」。水野忠邦主導の天保の改革時代、戯作者柳亭種彦と遠山左衛門尉(いわゆる遠山の金さんであり、この人も実在した人だったんだ)の会談から始まり、著作に言いがかりを付けられ出頭する寸前に没するまでを描いた中編である。大衆文芸に対する言論統制が厳しかった時代であり、政治の文化に対する干渉を告発したもので、これを著した時代(大正一年)も同じく、言論が検閲の手によって統制されつつあったという背景がある。
が、柳亭種彦と自分を重ねあわせたと思われる表現が多く見られて面白い。特に街を散歩しながらの独白は「断腸亭日乗」とかぶる。センチメンタルな心境が鮮やかに描かれていて読み手のこころが清浄になってくるほどだ。いい小説だ。
メチャ寒かった。PCがある納戸は10度を切っていた。重ね着してダウンコートにくるまり、毛布を敷いてのブログつけだった。
で、朝の買い出しは自転車を使ったんだが、指先の感覚がなくなった。
午前中は読書。「メコンのほとりで」。元時事通信社の特派員だった人が30年前に書いたもので新書本。メコン川流域の国々の近代史が読めるんじゃないかと思い、買ったものだ。
ラオス・ビルマ(ミャンマー)・ベトナム・カンボジア・タイの経済、特に貧困層の実態(もちろん当時)や記者時代に担当した猟奇的な事件や戦争で生き残ってなお苦しめられている人たちの取材も書かれている。で、状況が30年の間に相当変化したし、現在も進行中なので主目的を果たすににはちょっと無理があったが、それでも得るものは多くありそうで、残りあとわずか。
昼食は「わかめそば」。
午後も読書。
昨日、庭先に捨てた「ココナッツファイン(粗挽きもの)」をついばみに来る鳥を調べてみたら、家にある図鑑には乗ってないんだよな。で、ネットで、自宅の庭に来る鳥の映像を載せているブログを見つけたら、ありました。「シロハラ」。「アカハラ」ってのもいるとのこと。
夕飯は「油淋鶏風」、「わかめのナムル」、「白菜と卵煮(东坡肉の煮汁で)」、「もやしと人参の中華スープ」、「さつまいも粥」。
発泡酒~ビール~ウォッカ・ストレートをちびちびやりながらTV鑑賞。「入りにくい居酒屋・サンフランシスコ編」~「二度目の・ハワイはハワイ島編」~「二度目の・ポルトガル編」。9時過ぎダウン。
3時前から読書。永井荷風の短篇集から1編を読んだ。「散柳窓夕栄(ちるやなぎまどのゆうばえ)」。水野忠邦主導の天保の改革時代、戯作者柳亭種彦と遠山左衛門尉(いわゆる遠山の金さんであり、この人も実在した人だったんだ)の会談から始まり、著作に言いがかりを付けられ出頭する寸前に没するまでを描いた中編である。大衆文芸に対する言論統制が厳しかった時代であり、政治の文化に対する干渉を告発したもので、これを著した時代(大正一年)も同じく、言論が検閲の手によって統制されつつあったという背景がある。
が、柳亭種彦と自分を重ねあわせたと思われる表現が多く見られて面白い。特に街を散歩しながらの独白は「断腸亭日乗」とかぶる。センチメンタルな心境が鮮やかに描かれていて読み手のこころが清浄になってくるほどだ。いい小説だ。
メチャ寒かった。PCがある納戸は10度を切っていた。重ね着してダウンコートにくるまり、毛布を敷いてのブログつけだった。
で、朝の買い出しは自転車を使ったんだが、指先の感覚がなくなった。
午前中は読書。「メコンのほとりで」。元時事通信社の特派員だった人が30年前に書いたもので新書本。メコン川流域の国々の近代史が読めるんじゃないかと思い、買ったものだ。
ラオス・ビルマ(ミャンマー)・ベトナム・カンボジア・タイの経済、特に貧困層の実態(もちろん当時)や記者時代に担当した猟奇的な事件や戦争で生き残ってなお苦しめられている人たちの取材も書かれている。で、状況が30年の間に相当変化したし、現在も進行中なので主目的を果たすににはちょっと無理があったが、それでも得るものは多くありそうで、残りあとわずか。
昼食は「わかめそば」。
午後も読書。
撮影者・ケイのにぃにぃ |
夕飯は「油淋鶏風」、「わかめのナムル」、「白菜と卵煮(东坡肉の煮汁で)」、「もやしと人参の中華スープ」、「さつまいも粥」。
発泡酒~ビール~ウォッカ・ストレートをちびちびやりながらTV鑑賞。「入りにくい居酒屋・サンフランシスコ編」~「二度目の・ハワイはハワイ島編」~「二度目の・ポルトガル編」。9時過ぎダウン。
2018年1月25日木曜日
温耕寒読
1月24日。星期三。 144/83。63.2kg。
ちょっと早めに起床。早い内に水回りに掃除を済ます。気温が大して上がらないとの予報だったので、買い物なども午前中に済ませ、午後は引きこもるつもりだった。
早朝のラジオで聞いたことのある歌が英語で歌われていて、山下達郎の曲だということはすぐ分かったが曲名がわからないので、早速調べてみた。英語詩聴いたのは初めてだったので、作曲がアメリカ人かと思ったが「ビッグウェーブ」でのカバー以外を知らないので、他の持ってるCDを探ったところ、やはり誰かのカバーに違いないことがわかり、曲は「エンドレスゲーム」だった。
FMゆうゆうは放送した曲を探すのがちょっと困難であり、結局誰がうたってたのかわからなかった。いい感じだったんだけどなあ。
冷蔵庫整理。ちょっと残ってた気抜けのコカ・コーラを飲みながら、これまた半分くらい残ったペットボトルコーヒーを使って「コーヒーゼリー」を作った。
昼食は米を炊いて「东坡肉丼・煮玉子付き」。
午後は映画鑑賞。「王になろうとした男」。1975年、ジョン・ヒューストン監督・共同脚本作品。野望欲望丸出しの英国退役軍人二人の過酷な冒険と挫折を描く。前半では友愛結社「フリーメイソン」がキーワードになり、中盤はまさにCGなしの正統派アクションファンタジー、そして苦い結末、と飽きさせない2時間である。絶頂期の007の向こうを張って作られた「ハリーパーマー」シリーズの主演を張ったマイケル・ケインとご本尊ショーンコネリーの共演、更にクリストファー・プラマーという豪華版。
ジョン・ヒューストン作品は何本か観ているが、結末がほろ苦い物が多かったな。「クレムリンレター」を再度観たくなったな。
夕方まで読書。「日本の弓術」。岩波文庫・昭和57年出版もので、定価200円。買った値段300円。戦前出版されたものの文庫化されたもので、内容は弓道を学ぶドイツ人学者の日本人精神論と言ったもので、解説が半分を占める。矛盾だらけの精神論にカルチャーショックを受ける過程が面白く読める。このショックは現代日本人でも感じるものとほぼ同じかもしれない。なんせ、的に当てるためのの道具としては世界でも最も効率の悪いものだし、それを精神で極めるなんておよそ理解できないよなあ。これって戦争で多くの命を無駄に散らした「カミカゼ精神」なんかと共通してるし、こどもに説明できないことなんてろくなものがないんじゃないだろうか?
いずれにしても、批判的立場から読んでも実に面白い本だった。それにしてもなんで定価より高いんだろう?別の価値がついてるんだろうか?
夕食は「鶏肉とスナップエンドウのコロコロ炒め」、「ピーマンと小鰯の炒め煮」、「聖護院大根の甘酢漬け」、「大根の味噌汁」。
今日はNADなんで、片付け終えてからケイのにぃにぃとホットミルクを飲んでからベッドイン。荷風の小説を読み始めて10分で終了。8時ちょっと過ぎにダウン。
ちょっと早めに起床。早い内に水回りに掃除を済ます。気温が大して上がらないとの予報だったので、買い物なども午前中に済ませ、午後は引きこもるつもりだった。
早朝のラジオで聞いたことのある歌が英語で歌われていて、山下達郎の曲だということはすぐ分かったが曲名がわからないので、早速調べてみた。英語詩聴いたのは初めてだったので、作曲がアメリカ人かと思ったが「ビッグウェーブ」でのカバー以外を知らないので、他の持ってるCDを探ったところ、やはり誰かのカバーに違いないことがわかり、曲は「エンドレスゲーム」だった。
FMゆうゆうは放送した曲を探すのがちょっと困難であり、結局誰がうたってたのかわからなかった。いい感じだったんだけどなあ。
冷蔵庫整理。ちょっと残ってた気抜けのコカ・コーラを飲みながら、これまた半分くらい残ったペットボトルコーヒーを使って「コーヒーゼリー」を作った。
昼食は米を炊いて「东坡肉丼・煮玉子付き」。
午後は映画鑑賞。「王になろうとした男」。1975年、ジョン・ヒューストン監督・共同脚本作品。野望欲望丸出しの英国退役軍人二人の過酷な冒険と挫折を描く。前半では友愛結社「フリーメイソン」がキーワードになり、中盤はまさにCGなしの正統派アクションファンタジー、そして苦い結末、と飽きさせない2時間である。絶頂期の007の向こうを張って作られた「ハリーパーマー」シリーズの主演を張ったマイケル・ケインとご本尊ショーンコネリーの共演、更にクリストファー・プラマーという豪華版。
ジョン・ヒューストン作品は何本か観ているが、結末がほろ苦い物が多かったな。「クレムリンレター」を再度観たくなったな。
夕方まで読書。「日本の弓術」。岩波文庫・昭和57年出版もので、定価200円。買った値段300円。戦前出版されたものの文庫化されたもので、内容は弓道を学ぶドイツ人学者の日本人精神論と言ったもので、解説が半分を占める。矛盾だらけの精神論にカルチャーショックを受ける過程が面白く読める。このショックは現代日本人でも感じるものとほぼ同じかもしれない。なんせ、的に当てるためのの道具としては世界でも最も効率の悪いものだし、それを精神で極めるなんておよそ理解できないよなあ。これって戦争で多くの命を無駄に散らした「カミカゼ精神」なんかと共通してるし、こどもに説明できないことなんてろくなものがないんじゃないだろうか?
いずれにしても、批判的立場から読んでも実に面白い本だった。それにしてもなんで定価より高いんだろう?別の価値がついてるんだろうか?
夕食は「鶏肉とスナップエンドウのコロコロ炒め」、「ピーマンと小鰯の炒め煮」、「聖護院大根の甘酢漬け」、「大根の味噌汁」。
今日はNADなんで、片付け終えてからケイのにぃにぃとホットミルクを飲んでからベッドイン。荷風の小説を読み始めて10分で終了。8時ちょっと過ぎにダウン。
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