7月26日。星期六。相変わらずの肥満気味。リハビリの道険し。
TⅤ中毒がひどくなっている。
朝から大リーグ観戦、録画済み映画鑑賞。入院中にケイのにぃにぃが録画しておいてくれたものがようやく観終えた。数が多かったのがグルジア出身のイオセリアーニ監督作品でドラマ風のもの10本とドキュメンタリーを編集したジョージア現代史「唯一ゲオルギア」という長編作で、みごたえのあるさくひんだった。
その他にも最近、旧作のオンエアが多く、一度はみたことのあるものも懐かしく鑑賞したりで、多忙だった。ゴールデンウイーク中は特ににぎやかで、特集ものが多く、えいりあん、クリントイーストウッド、ジェイソンステイサム、チャールズ・ブロンソン、スタローン、ブルース・ウイリスなど。シリーズもののをまとめて観るにはうってつけの連休だった。
邦画と言えば、寅さん、釣りバカ。健さんなど。
その中で異色にして面白かったのが「せかいのおきく」だ。2023年、阪本順治監督作品。浪人の娘と貧しい生活の中で、汲み取りを生業とする青年とのふれあいをえがく、幕末貧民窟青春もの。監督と三國連太郎の交流はゆうめいで、本作でも佐藤浩市やその息子さんなどがしゅつえんしている。おきくを演ずる黒木華は絶品。
入院中にかんがえたのが、「死ぬまでにもう一度観ておきたい映画100本」。現在利用しているレンタルサイトは登録しておくことがかのうなので、早速リストアップし始めた。映画を観始めた60年後半から70年台前半に集中している。これが夏休みの宿題となりそうだな。
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「死ぬまでにもう一度観ておきたい映画100本」
返信削除60年後半から70年台前半に青春を生きた私たちにとって、夏の自由研究テーマとして、心疼くね。
先ずは、「ひまわり・1970」。
返信削除新宿武蔵野館だったかなぁ。
後半、あふれ流れる涙を拭かず、ぼやけた画面を、マルチェロ・マストロヤンニに自分を重ねて、多分自分に酔いながら、観ていた記憶が蘇ってきた。
1) 君の行く道は 果てしなく遠い
返信削除だのになぜ 歯をくいしばり
君は行くのか そんなにしてまで
(2) 君のあの人は 今はもういない
だのになぜ 何をさがして
君は行くのか あてもないのに (3) 君の行く道は 希望へと続く
空にまた 日が昇るとき
若者はまた 歩き始める
空にまた 日が昇るとき
若者はまた 歩き始める
続いては、「若者たち・1967」
TVでずっと熱く見ていたら、突然放送打ち切り。
私でも、何か圧力の姿を見た気がした。
その後の映画版。確か自主上映。そのせいか、どこでみたか記憶がない。
体制派でも、反体制派でもなく、俺自身の道をゆく、そう心に刻み、映画館を出たような気がする。
続いては、「卒業・1967」
返信削除当時の私の了見の狭さゆえ、主人公の恵まれた境遇に違和感を覚えた。ところが、年上の女性からの誘惑、重ねる逢瀬、あらまぁ、大人になるとこんなこともあるんだぁ、むむむ。
有名なラストシーンでは、あの人になら、私もダスティン・ホフマンになれるのかなあ、と思った。サウンド・オブ・サイレンスに包まれながら。