8月16日。星期三。 計測忘れ。
伝統、水曜日の水回り掃除を東京でも継続実施。
9時過ぎに郵便局~図書館~川向こうのスーパー。
隅田川の堤防に沿った道にはいつも野良猫がいる。この野良猫がやたらに汚いし、目つきが悪い。相当つらい目に合ってきたことがその表情から読み取れる。が、俺は動物愛護精神まるでなしの人間なんで同情はおろか、こんなもの早く処分して欲しいと思うのみである。
実家のある田舎?にも野良猫らしきものがいるが、これほど汚く目つきが悪くはない。やはり野良にとって東京は生きてゆくには過酷な場所なんだろうか。
バス通り沿いの駐車場の周囲の草むしりする人が、トンカチを持って作業してたんで注視した。
トンカチでシャベルの取っ手を打ち込んでオヒシバを根元から抜こうとしていた。俺の経験上、これは正しい草むしりである。特にオヒシバは根が強い。がっちり土をつかんで根を張らしてるもんだから、下手すっと根が残りがちになっちまうんである。根つきで抜いてもなかなか枯れないどころか、放置しておくとそこで根付いてしまうくらい生命力の強い草でもある。トンカチを使って根こそぎ抜いたとしても彼らが絶滅することはないのだ。
そこから堤防沿いに歩いていると、アスファルトで覆い尽くされている道のあちこちから草が顔出してる。セイヨウタンポポやカタバミや名前を知らないいわゆる雑草たちだ。ほんのちょっとの亀裂や工事の不備の隙をついて地下から這い出して来るんである。何という強い自然のパワーなんだろう。東京の人間が全部滅んでもこいつらは生き延びるに違いない。しかもこいつらは猫のように汚れてもいないし目つき?も悪くない。根つきがいいだけだ。
11時から行きつけの診療所で健康診断の結果説明を聞きに行く。先生曰く、なんにもしてないのに数値がいい、と。そういえば最近は運動らしいことは何もしてないし、酒の量も増えることはないが減らそうとも思っていない。体重も1~2㎏の範囲内で上下を繰り返してる。しいて言えば血圧とコレステロールが高値安定しているくらいか。が、これも先生曰く、善玉の数値が高いのでまず問題ない、と。血圧も投薬の必要は認められないとのことだ。まずは安心して今夜の祝杯を楽しめそうである。なんせGPTなどの肝臓関係数値3種がいずれも14~16だし。
ところで、今回健診のパンフレットをながめていて気が付いたことがある。「健康的な飲酒量の目安」である。色々な酒のイラストに数量が記されているが、どうやら俺は「一日にいずれかひとつづつ」を「一日にいずれもひとつづつ」と解釈して、面倒だから概算で1種類の量を増やしていたのだった。
健診結果の数値で気が付いたのは身長が縮んだんである。1.7㎝で、168㎝台になってた。体重が落ちたのは筋肉が落ちたのではなく身長の減少が要因だったのか?
昼食はグリーンカレーの残りとトーストに豆乳。
午後もはっきりした天気でなく、気分を晴らすためにプールで1時間泳いできた。
ひとっぷろ浴びて読書。これまた借りてきたアートガーファンクルの自選ベストを聴きながら、星野道夫の「未来への地図」と清水儀範の「勝負!」の一部を読む。
星野道夫は、机上での自然保護説は本物ではないという、いわゆる「現場検証」ということを強く訴えている。が、ほとんどの人は実体験できるわけじゃないんで、こうした人の声に耳傾けるようにしたいものだと思う。
夕方日暮里に移動。何度か行った立ち食いソバ屋で「げそ天そば」330円をかきこむ。愛想の悪い店だが近所では値段が安いんで利用してたが、相変わらずの対応であり、客層も相変わらず貧乏人だらけだった。
駅近くのビルでケイのにぃにぃと待ち合わせ、彼の希望で池袋西口の居酒屋へ。
「もつ煮」、「タン刺し」、「もつ焼き・シロ」をサッポロ黒瓶~ホッピーで。
池袋から大塚へ戻り、都電通りを渡ったところにある「ブックオフ」の裏道を歩いた。きたことのないところだが、飲み屋がぽつぽつあるのを確認しながら歩くのを「裏もや」と呼ぶことにした。
駅近くの戻ってきて、一軒の日本酒を前面に出している店に入った。が、ここが外れだった。
で、げんなりしながら帰宅して、焼酎の水割りで口直ししてからダウン。10時。
やたらに他人とか世間と比較して生きる人が多くて、ちょっと疲れ気味なんじゃないか?最近ようやく自分のペースがつかめてきた感じ、と思ったら残り人生あとわずか。それでもこのペースは変えたくないもんだ。やわらかく生きたいもんだねぇ。
2017年8月17日木曜日
2017年8月16日水曜日
たまにはアートな旅でも
8月15日。星期二。 計測忘れ。
敗戦記念日である。終戦ではなく。
一番のニュースは「セゾン」が社員区分をなくし全員を正社員にするというものだ。全員社員というのは「IKEA」でもニュースになったことがあり、それ自体珍しいことではないが、やはり優秀な人材を確保したいという本来の会社のあり方なんだろうと思う。
会社自体の収益を考え過ぎて、その結果人件費などの削減に躍起になって出来上がった契約社員方式は大きな転換期を迎えているわけだ。以前も書いたことがあるが、これはいわゆる昔ながらの女衒と同じなんであり、この方式で成り上がれる人材というのはホリエモンくらいの頭がないと無理なんじゃないだろうか?そういう人は会社起こしてるし。
どちらにしてもこれからの人たちに余計なストレスを与えずに仕事に専念できるようにして欲しいものである。
出かけるまで読書。著者(星野道夫)の現代人としての自然界に対する責任の持ち方というのが、あまり深刻な考え方でないことに共感が持てる。俺にも、せいぜい自分のために自然界が悪くなることには責任感がないわけではないが、そこは最低限の努力はするが、必死になってやったり周りに働きかけるところまではやってないし、これから先も多少はあっても夢中になって運動するようなことはないだろう。せいぜい土に埋めたものが分解し終わるころまでの責任は持ちたいとは思ってるが。
それぞれのエピソードがとても著者の優しい気持ちが伝わってくるなあ。六花亭の包装紙のデザインのもとになる絵を書いた人、キスカ(映画にもなった)の生き残りの日米の軍人、スパム好きの伝説のパイロットなど、出会いや別れがだい自然の描写とともに生き生きと描かれる。
先日読んだ島尾敏夫の記事に乗っていた「特攻艇」のことが「キスカ」でも書かれていた。本当にお粗末な作りであることがよく分かった。それに命を預けた人たちの悲劇を通して戦争のあほらしさを改めて強く感じるな。
それにしても動植物が多く記述されていて、画像付の百科事典が手元にないと、自然の素晴らしさが100%通じてこないのが残念。
この日はケイのねぇねぇとパイ男と三人で平塚の平塚市立美術館へ「ブラティスラヴァ世界の絵本原画展」を見に行った。
この日はケイのねぇねぇの誕生日であり、出生地は横浜である。因果なもんだ。
割引にはなったが、900円という高額な入場料をとるだけあって、その展示点数の多さだけでなくバラエティーに富んだ構成はさすがのものだった。第一に建物が立派だ。どうやら平塚は財政が豊かなようである。そういえば工場が多いところなんだっけ。
俺は絵本にはほとんど興味がないんで、早々に済ませてから、階下にあった自由に閲覧できる美術書の中に写真集があったんで、その中の土門拳や入江泰吉、東松照明などの作品で十分楽しんだ。
中でも、土門拳集のあとがきに佐多稲子が書いた文があり、墨田散歩をしたときから気になってた人のものを初めて読んだ。ごく普通の文だった。で、仲居をしていたころ芥川龍之介のお気に入りだったことを後で知った。意外なつながりがあるもんである。
近所の平塚中央図書館も寄った。ここでは村井弦斎のことを知った。簡単な展示だった。ここ平塚が終焉の土地だったいうだけでのことで、それを地元の人にもっと知ってもらおうという意図があったんだろう。それでもこの人の著作である「食道楽(くいどうらく)」は是非読んでみたいと思った。いわゆる今はやりのグルメ本の大元祖である。
簡単な略歴を読んだら、ケイのねぇねぇの卒業した学校の大先輩であり、亡くなったのは芥川龍之介と同じ年だ。もっとも一人は35歳での自死であり、一人は64歳(今の俺の年だ)だった。なにかとくっついてくるなぁ。
平塚に戻り、駅ビルの中の喫茶店で一休み。俺は「東京地ビール」なる泡が出る飲料水とウインナが隠れてるパンでおやつタイムとした。
池袋で別れて帰宅。
夕食はあるものだけで済ます。ちょっと炒めた「スパム」、「チーズ」、「枝豆(冷凍)」、「キムチ」、「ゴーヤーの漬物」、「柿ピー」。で、発泡酒~芋焼酎の水割りをちょっぴりなめて9時にダウン。
敗戦記念日である。終戦ではなく。
一番のニュースは「セゾン」が社員区分をなくし全員を正社員にするというものだ。全員社員というのは「IKEA」でもニュースになったことがあり、それ自体珍しいことではないが、やはり優秀な人材を確保したいという本来の会社のあり方なんだろうと思う。
会社自体の収益を考え過ぎて、その結果人件費などの削減に躍起になって出来上がった契約社員方式は大きな転換期を迎えているわけだ。以前も書いたことがあるが、これはいわゆる昔ながらの女衒と同じなんであり、この方式で成り上がれる人材というのはホリエモンくらいの頭がないと無理なんじゃないだろうか?そういう人は会社起こしてるし。
どちらにしてもこれからの人たちに余計なストレスを与えずに仕事に専念できるようにして欲しいものである。
出かけるまで読書。著者(星野道夫)の現代人としての自然界に対する責任の持ち方というのが、あまり深刻な考え方でないことに共感が持てる。俺にも、せいぜい自分のために自然界が悪くなることには責任感がないわけではないが、そこは最低限の努力はするが、必死になってやったり周りに働きかけるところまではやってないし、これから先も多少はあっても夢中になって運動するようなことはないだろう。せいぜい土に埋めたものが分解し終わるころまでの責任は持ちたいとは思ってるが。
それぞれのエピソードがとても著者の優しい気持ちが伝わってくるなあ。六花亭の包装紙のデザインのもとになる絵を書いた人、キスカ(映画にもなった)の生き残りの日米の軍人、スパム好きの伝説のパイロットなど、出会いや別れがだい自然の描写とともに生き生きと描かれる。
先日読んだ島尾敏夫の記事に乗っていた「特攻艇」のことが「キスカ」でも書かれていた。本当にお粗末な作りであることがよく分かった。それに命を預けた人たちの悲劇を通して戦争のあほらしさを改めて強く感じるな。
それにしても動植物が多く記述されていて、画像付の百科事典が手元にないと、自然の素晴らしさが100%通じてこないのが残念。
この日はケイのねぇねぇとパイ男と三人で平塚の平塚市立美術館へ「ブラティスラヴァ世界の絵本原画展」を見に行った。
この日はケイのねぇねぇの誕生日であり、出生地は横浜である。因果なもんだ。
割引にはなったが、900円という高額な入場料をとるだけあって、その展示点数の多さだけでなくバラエティーに富んだ構成はさすがのものだった。第一に建物が立派だ。どうやら平塚は財政が豊かなようである。そういえば工場が多いところなんだっけ。
俺は絵本にはほとんど興味がないんで、早々に済ませてから、階下にあった自由に閲覧できる美術書の中に写真集があったんで、その中の土門拳や入江泰吉、東松照明などの作品で十分楽しんだ。
中でも、土門拳集のあとがきに佐多稲子が書いた文があり、墨田散歩をしたときから気になってた人のものを初めて読んだ。ごく普通の文だった。で、仲居をしていたころ芥川龍之介のお気に入りだったことを後で知った。意外なつながりがあるもんである。
近所の平塚中央図書館も寄った。ここでは村井弦斎のことを知った。簡単な展示だった。ここ平塚が終焉の土地だったいうだけでのことで、それを地元の人にもっと知ってもらおうという意図があったんだろう。それでもこの人の著作である「食道楽(くいどうらく)」は是非読んでみたいと思った。いわゆる今はやりのグルメ本の大元祖である。
簡単な略歴を読んだら、ケイのねぇねぇの卒業した学校の大先輩であり、亡くなったのは芥川龍之介と同じ年だ。もっとも一人は35歳での自死であり、一人は64歳(今の俺の年だ)だった。なにかとくっついてくるなぁ。
平塚に戻り、駅ビルの中の喫茶店で一休み。俺は「東京地ビール」なる泡が出る飲料水とウインナが隠れてるパンでおやつタイムとした。
池袋で別れて帰宅。
夕食はあるものだけで済ます。ちょっと炒めた「スパム」、「チーズ」、「枝豆(冷凍)」、「キムチ」、「ゴーヤーの漬物」、「柿ピー」。で、発泡酒~芋焼酎の水割りをちょっぴりなめて9時にダウン。
2017年8月15日火曜日
思ひでのシンガプーラ
8月14日。星期一。 136/79。 60.8㎏。
何と雨がよく降ること。深川の祭りでは、桶から水をくみ出す手間も省けるというもんなんだろうか?で、この日も深川行きは中止。晴行雨読と決め込む。
早朝キッチンは「グリーンカレー」。実家で作った茄子、ピーマン、バジルで作り、肉なし、こぶみかんの葉なし。
朝食はカレーにオニオンサラダ、フルーツヨーグルト、昆布水、豆乳。普段とほぼ変わらず。
清水儀範の「似ッ非ィ(エッセイ)教室」の残りの部分を読み終えたのは10時ころ。他人の文体を真似することが得意な作家で、とても頭がいいことが分かるものだった。これは種明かしを先に読んでも面白い。いかにもエッセイの形をとっているように読むこともできるが、随所に種明かしが潜んでいて、ここまでくりゃあわかるだろうといった高飛車な態度では全くなく、本人も楽しみながら書いているのが分かる。これはユーモア小説なんである。
もっとも、その中にビターな世評批判なども盛り込められていて、実に最後まで飽きさせないエンターテインメント色も濃い。とりあげるジャンルも幅広い。月一のペースで読みたくなった作家である。
早めの昼食。朝が早いんで自然だ。「ルッコラ大量消費メニューのピザトースト」。食パンにルッコラをぎゅうぎゅうに山積みにして、ピザ用チーズをトッピングしてトースターで焼いただけのもので、味はその上にかけるチリソースのみ。これにトマトジュース。喫茶店なら600円税別コース?
食後、ソックスや小物などを買いに町屋まで出かけた。都電と垂直に交わる尾竹橋通りを尾竹橋まで歩いて「ドン・キホーテ」が1軒目。
この同じ建物の中にある「ダイソー」と「ゲオ」でも時間をつぶした。ゲオでは夏休み特集コーナーがあり、これは興味深いものもあったな。まずは、ほとんど観ていることを知って逆に驚いた「角川映画特集コーナー」。それにネットでレンタルするつもりでいた寺山修司作品が並んだ「ATG特集コーナー」の中途半端な品揃え。それでも、3作品なら仕方ないといったところかな。
この日は読み残している本がもう1冊残ってるんで、借りるのを断念した。図書館のようにほかの店でも返却できるようなシステムにしてくれるとありがたいんだが....。ここは不便すぎる。
ドンキーでは気に入ったソックスがなく、食品コーナーで「スパム」を買った。大サイズ(340g)378円税別は本土ではかなり安い方だ。やはり、沖縄進出したことで仕入れルートが増えたことによるものだと思う。これとサッポロ黒缶を2本。
次は町屋駅付近まで戻り、かなり昔からあるディスカウントストアで缶ジュースと缶コーヒーを買い、コーヒーを飲みながら都電を渡って、明治通り手前にあるスーパーへ行った。
前回はケイのにぃにぃと来たんだが定休日(水曜日)であいにく閉まってたが、今回は夏休みで閉まってた。どうも縁がないようだな。で、ぬか漬けの材料は小台停留所近くの八百屋で買うことにした。
前回来たときは生きのよさそうなパクチーが198円だったのをスルーして50円くらいで売ってた処分品を買ったが、この日はその生きのよさそうな奴がしおれてて158円になってて、処分品は出てなかった。で、パクチーはあきらめて、小ぶりのきゅうりとしおれたパプリカを買った。
帰宅して部屋がかなり湿気が強いのを感じた。洗濯物を干しているせいもあるだろう。エアコンつけて90度あった湿度を70まで下げた。
一休みがてらテレビで「ポリスストーリー」を観た。ジャッキーチェンの大ヒット作であり、シリーズ化もされた。ストーリーも内容もまるで覚えてないので十分楽しめた。
午後は読書。星野道夫著「旅する木」。この日は半分くらい。
ひとっぷろ浴びてから夕食作り。「ゴーヤーチャンプルー・もちろんスパム入り」、「プチトマトのピクルス」、「ゴーヤーの漬物」、「枝豆」。
これにサッポロ黒缶~芋焼酎の水割り。ちびちびやりながらCDとネットで加藤和彦を聴く。
CDを聴きながら、かなり古い記憶がよみがえった。彼の「シンガプーラ」という曲についてケイの母親と何かしゃべった、ということで、内容はまるで覚えていない。で、調べてみたら、リリースされたのは1976年で、今回借りて聴いているアルバム「パパ・ヘミングウェイ」の3年前の作品だった。この時加藤和彦と同棲していた安井かずみとの共作で、そのことについても触れたようなぼんやりした記憶がある。さらにわかったのは「シンガプーラ」が入ったアルバムがリリースされた日はケイの母親の誕生日である。
ついでにわかったのは安井かずみが亡くなった後の再婚相手が中丸三千絵であるということ。もうすぐお隣の竜ケ崎で公演を行う声楽家であり、無類の日本酒好きであることはかなり以前より専門雑誌で知っていた人でもある。
で、「シンガプーラ」である。とてもいい曲だ。二度もカバーされているらしい。手元に置いておきたいアルバムが1枚増えたな。
9時ころダウン。
何と雨がよく降ること。深川の祭りでは、桶から水をくみ出す手間も省けるというもんなんだろうか?で、この日も深川行きは中止。晴行雨読と決め込む。
早朝キッチンは「グリーンカレー」。実家で作った茄子、ピーマン、バジルで作り、肉なし、こぶみかんの葉なし。
朝食はカレーにオニオンサラダ、フルーツヨーグルト、昆布水、豆乳。普段とほぼ変わらず。
清水儀範の「似ッ非ィ(エッセイ)教室」の残りの部分を読み終えたのは10時ころ。他人の文体を真似することが得意な作家で、とても頭がいいことが分かるものだった。これは種明かしを先に読んでも面白い。いかにもエッセイの形をとっているように読むこともできるが、随所に種明かしが潜んでいて、ここまでくりゃあわかるだろうといった高飛車な態度では全くなく、本人も楽しみながら書いているのが分かる。これはユーモア小説なんである。
もっとも、その中にビターな世評批判なども盛り込められていて、実に最後まで飽きさせないエンターテインメント色も濃い。とりあげるジャンルも幅広い。月一のペースで読みたくなった作家である。
早めの昼食。朝が早いんで自然だ。「ルッコラ大量消費メニューのピザトースト」。食パンにルッコラをぎゅうぎゅうに山積みにして、ピザ用チーズをトッピングしてトースターで焼いただけのもので、味はその上にかけるチリソースのみ。これにトマトジュース。喫茶店なら600円税別コース?
食後、ソックスや小物などを買いに町屋まで出かけた。都電と垂直に交わる尾竹橋通りを尾竹橋まで歩いて「ドン・キホーテ」が1軒目。
この同じ建物の中にある「ダイソー」と「ゲオ」でも時間をつぶした。ゲオでは夏休み特集コーナーがあり、これは興味深いものもあったな。まずは、ほとんど観ていることを知って逆に驚いた「角川映画特集コーナー」。それにネットでレンタルするつもりでいた寺山修司作品が並んだ「ATG特集コーナー」の中途半端な品揃え。それでも、3作品なら仕方ないといったところかな。
この日は読み残している本がもう1冊残ってるんで、借りるのを断念した。図書館のようにほかの店でも返却できるようなシステムにしてくれるとありがたいんだが....。ここは不便すぎる。
ドンキーでは気に入ったソックスがなく、食品コーナーで「スパム」を買った。大サイズ(340g)378円税別は本土ではかなり安い方だ。やはり、沖縄進出したことで仕入れルートが増えたことによるものだと思う。これとサッポロ黒缶を2本。
次は町屋駅付近まで戻り、かなり昔からあるディスカウントストアで缶ジュースと缶コーヒーを買い、コーヒーを飲みながら都電を渡って、明治通り手前にあるスーパーへ行った。
前回はケイのにぃにぃと来たんだが定休日(水曜日)であいにく閉まってたが、今回は夏休みで閉まってた。どうも縁がないようだな。で、ぬか漬けの材料は小台停留所近くの八百屋で買うことにした。
前回来たときは生きのよさそうなパクチーが198円だったのをスルーして50円くらいで売ってた処分品を買ったが、この日はその生きのよさそうな奴がしおれてて158円になってて、処分品は出てなかった。で、パクチーはあきらめて、小ぶりのきゅうりとしおれたパプリカを買った。
帰宅して部屋がかなり湿気が強いのを感じた。洗濯物を干しているせいもあるだろう。エアコンつけて90度あった湿度を70まで下げた。
一休みがてらテレビで「ポリスストーリー」を観た。ジャッキーチェンの大ヒット作であり、シリーズ化もされた。ストーリーも内容もまるで覚えてないので十分楽しめた。
午後は読書。星野道夫著「旅する木」。この日は半分くらい。
ひとっぷろ浴びてから夕食作り。「ゴーヤーチャンプルー・もちろんスパム入り」、「プチトマトのピクルス」、「ゴーヤーの漬物」、「枝豆」。
これにサッポロ黒缶~芋焼酎の水割り。ちびちびやりながらCDとネットで加藤和彦を聴く。
CDを聴きながら、かなり古い記憶がよみがえった。彼の「シンガプーラ」という曲についてケイの母親と何かしゃべった、ということで、内容はまるで覚えていない。で、調べてみたら、リリースされたのは1976年で、今回借りて聴いているアルバム「パパ・ヘミングウェイ」の3年前の作品だった。この時加藤和彦と同棲していた安井かずみとの共作で、そのことについても触れたようなぼんやりした記憶がある。さらにわかったのは「シンガプーラ」が入ったアルバムがリリースされた日はケイの母親の誕生日である。
ついでにわかったのは安井かずみが亡くなった後の再婚相手が中丸三千絵であるということ。もうすぐお隣の竜ケ崎で公演を行う声楽家であり、無類の日本酒好きであることはかなり以前より専門雑誌で知っていた人でもある。
で、「シンガプーラ」である。とてもいい曲だ。二度もカバーされているらしい。手元に置いておきたいアルバムが1枚増えたな。
9時ころダウン。
2017年8月14日月曜日
お祭り見学
8月13日。星期天。 計測忘れ。
今日は成増で開催されてる「世界絵本ブックフェア」に行きました。
う~ん、小学生の日記の出だしになっちまったな。
8時過ぎには家を出、小台~新庚申塚~西巣鴨~新高島平と乗り継ぐつもりが、新庚申塚で降り損ねて結局大塚まで乗っちまい、山の手で巣鴨まで戻り新高島平に向かった。
ここで降りたのは、成増まで歩いてゆくことで、途中の東京大仏を見学するためだ。
以前、パイ男と散歩するつもりが、彼はまだ小さく、途中で寝てしまい、新高島平からUターンをしたことがあり、今回は是非拝んでみたいと思った。
途中で「諏訪神社」で参拝。なかなか雰囲気のいい神社で、ご神木?も立派だ。これから寺なんぞ行くもんだから、ちょっと謝っといた。
板橋区は坂の多いことを「若木」あたりで経験していて知っていたんだが、高島平を過ぎた、この赤塚あたりもかなりひどい地形であり、諏訪神社の前の道を下ってからまた上ったところに松月院があり、坂の途中に垂蓮寺(いい名前だよね)があり、そこに目指す大仏が居座ってた。
歴史はないんだが、大きさは国内第三位を誇っているらしい、っす。後で知ったことだが植村直己さんのお墓があるらしい。
周囲を散策すると、小さな池には蓮がなく、全部鉢植えにされてた。大きな池に蓮が浮いていたら、この寺の名前が生きてくるのに、惜しいな。
そのほか何とか観音とか七福神などもそろっており、なかなか商売上手な寺であり、儲かっていることもよく分かる。鐘楼も立派だ。
トイレを借りてから早々に引き上げる。このトイレもきれいな作りだった。
そこから成増まで歩いたが、この行程がきつかった。坂よりもこの日の気温と湿度のせいだ。
成増駅まで来て、ポロシャツはびしょぬれで、これで冷房の効いたところに入ったら風邪ひいちゃうんじゃないかと思うくらいになってた。で、駅前にあったウォルトマート系のスーパーでTシャツを買って、トイレで着替えた。ドライタイプで640円税別だった。
フェア自体は興味がまるでなく、2冊の中国語の絵本を読んだ。一つは親父の自転車の関する餓鬼の思い出みたいなものと、歩けないじじいがつばめに促されて壁にかけてあった凧を飛ばし、ついでに自分も飛んじゃって、最後に星になっちまうという話だった。どれも正確に訳せなかったけど大体そんなような話なんじゃないかと思う。
そのフェアの仕事をしてるケイのねぇねぇと昼食をとる。
ゲストハウスを運営しているオーナーが経営するレストラン兼ゲストハウス用食堂は、最近の流行となっている。ここでランチ。
野菜スープとバーニャカウダと野菜くずの入ったごはん。オーガニック志向のケイのねぇねぇのお気に入りなんじゃないかな。
このバーニャカウダのソースがうまかった。多分魚介類の、それも塩辛の風味がするんで、尋ねてみたら広島産の「黒鯛みそ」を使っているとのこと。この味にするまで試行錯誤した苦労話もうかがった。
ケイのねぇねぇと別れ、営団成増から有楽町線で月島へ向かう。
月島から歩き越中島に入る。実は今回の深川祭り行きはこのためだったんである。住みたい町ナンバーワンのこの町を時間を気にすることなくほっつき歩きたかったんである。ほっつき歩くには適した天気じゃなかったが。
相生橋を渡るとすぐに東京海洋大学があり、通りをはさんで水上バス乗り場があり、その隣は越中島プールがある。
ここは荒川区にはない、屋外プールであり、中を見なかったが案内によるとコースに分けられているようだ。水着をもってくりゃよかった。海洋大学の学生も泳ぐのかもしれない。船に乗るものが泳げなきゃおかしいもんな。俺も海上自衛隊で、入隊直後泳がされて、基準以下だと時間外に水泳訓練させられた。俺はぎりぎりでクリアしたんで、大して泳げないままだったが、あの時訓練を受けてりゃ、ちゃんと泳げるようになってたんだと後で後悔した。まともに泳げるようになったのは、それから10年後である。
越中島をぶらつく。写真を撮る。いい感じだが、目を付けてたアパートはなくなってた。東京湾に面して横に広がっている狭い町、それが越中島で、親水公園を渡ると地名が牡丹に変わる。その間に挟まれたところは古石場という地名で、そこも雰囲気がいいが、アパートが残っているのは牡丹だけのようだ。
ところどころに水を一杯に貯めたプラスチック樽が置いてあり、その付近にござを敷いて休む人がいたり、町全体が祭りの様子だった。
東富橋を渡るとそこは富岡で、まさに祭りの真っ最中だった。神輿に向かって水をかける風習があることで有名な祭りだが、荒っぽい感じは受けなかったな。
そこからさらにぶらぶら牡丹を歩いて、途中から永代通りの裏側になる飲み屋街も歩く。この日は祭りということもあり8割がたが営業してた。
地下鉄門仲駅から大江戸線で上野御徒町へ移動。アメ横センター地下でグリーンカレーペーストをふた袋買った。メープロイ社のものである。輸入業者を見たら「寮都産業」だった。俺が商売をしていたころ取引があったところで、板橋区にある会社だ。
一袋100円。あの頃と変わってない価格だ。やはりアメ横まで来なきゃ手に入らないんだな。でも寮都さんと取引しているころはこの小袋は扱ってなかったよなあ。
アメ横のヨドバシカメラに寄る。壊れたCDラジオの買い替えである。同じメーカーのものでひと回り小さくて使い勝手がよさそうだったものを買った。4520円税込。メーカーは東芝。頑張って欲しくて買ったんではないが、まあ、倒産だけはして欲しくないな。
京成上野から帰宅。
夕食はなにもしないことにして、ひとっぷろ浴びて、CDラジオの設置をしてから飲み始めた。
牛久と違い、音質こそ最良というには程遠いもののインターエフエムが受信できた。早速毎週日曜日にやってるピーターバラカンの番組をBGMにした。
つまみは「ゴーヤーの漬物」~「キュウリのぬか漬け」~「空心菜入り納豆」~「枝豆」~「柿ピー」。
途中で買った「サッポロ黒ラベル」~泡盛の水割りをちびちびやりながら朝買った新聞に目を通す。この日ケイのねぇねぇと話題にした「貧困」についての記事が大きく載っていた。
また、島尾敏夫とその妻に関しての特集が載っていた。奄美大島に関する記事は、行ったことのないところなので再度行きたい気持ちになった。
8時過ぎにダウン。涼しくて気持ちのいい夜だ。
今日は成増で開催されてる「世界絵本ブックフェア」に行きました。
う~ん、小学生の日記の出だしになっちまったな。
8時過ぎには家を出、小台~新庚申塚~西巣鴨~新高島平と乗り継ぐつもりが、新庚申塚で降り損ねて結局大塚まで乗っちまい、山の手で巣鴨まで戻り新高島平に向かった。
ここで降りたのは、成増まで歩いてゆくことで、途中の東京大仏を見学するためだ。
以前、パイ男と散歩するつもりが、彼はまだ小さく、途中で寝てしまい、新高島平からUターンをしたことがあり、今回は是非拝んでみたいと思った。
途中で「諏訪神社」で参拝。なかなか雰囲気のいい神社で、ご神木?も立派だ。これから寺なんぞ行くもんだから、ちょっと謝っといた。
板橋区は坂の多いことを「若木」あたりで経験していて知っていたんだが、高島平を過ぎた、この赤塚あたりもかなりひどい地形であり、諏訪神社の前の道を下ってからまた上ったところに松月院があり、坂の途中に垂蓮寺(いい名前だよね)があり、そこに目指す大仏が居座ってた。
歴史はないんだが、大きさは国内第三位を誇っているらしい、っす。後で知ったことだが植村直己さんのお墓があるらしい。
周囲を散策すると、小さな池には蓮がなく、全部鉢植えにされてた。大きな池に蓮が浮いていたら、この寺の名前が生きてくるのに、惜しいな。
そのほか何とか観音とか七福神などもそろっており、なかなか商売上手な寺であり、儲かっていることもよく分かる。鐘楼も立派だ。
トイレを借りてから早々に引き上げる。このトイレもきれいな作りだった。
そこから成増まで歩いたが、この行程がきつかった。坂よりもこの日の気温と湿度のせいだ。
成増駅まで来て、ポロシャツはびしょぬれで、これで冷房の効いたところに入ったら風邪ひいちゃうんじゃないかと思うくらいになってた。で、駅前にあったウォルトマート系のスーパーでTシャツを買って、トイレで着替えた。ドライタイプで640円税別だった。
フェア自体は興味がまるでなく、2冊の中国語の絵本を読んだ。一つは親父の自転車の関する餓鬼の思い出みたいなものと、歩けないじじいがつばめに促されて壁にかけてあった凧を飛ばし、ついでに自分も飛んじゃって、最後に星になっちまうという話だった。どれも正確に訳せなかったけど大体そんなような話なんじゃないかと思う。
そのフェアの仕事をしてるケイのねぇねぇと昼食をとる。
ゲストハウスを運営しているオーナーが経営するレストラン兼ゲストハウス用食堂は、最近の流行となっている。ここでランチ。
野菜スープとバーニャカウダと野菜くずの入ったごはん。オーガニック志向のケイのねぇねぇのお気に入りなんじゃないかな。
このバーニャカウダのソースがうまかった。多分魚介類の、それも塩辛の風味がするんで、尋ねてみたら広島産の「黒鯛みそ」を使っているとのこと。この味にするまで試行錯誤した苦労話もうかがった。
ケイのねぇねぇと別れ、営団成増から有楽町線で月島へ向かう。
月島から歩き越中島に入る。実は今回の深川祭り行きはこのためだったんである。住みたい町ナンバーワンのこの町を時間を気にすることなくほっつき歩きたかったんである。ほっつき歩くには適した天気じゃなかったが。
相生橋を渡るとすぐに東京海洋大学があり、通りをはさんで水上バス乗り場があり、その隣は越中島プールがある。
ここは荒川区にはない、屋外プールであり、中を見なかったが案内によるとコースに分けられているようだ。水着をもってくりゃよかった。海洋大学の学生も泳ぐのかもしれない。船に乗るものが泳げなきゃおかしいもんな。俺も海上自衛隊で、入隊直後泳がされて、基準以下だと時間外に水泳訓練させられた。俺はぎりぎりでクリアしたんで、大して泳げないままだったが、あの時訓練を受けてりゃ、ちゃんと泳げるようになってたんだと後で後悔した。まともに泳げるようになったのは、それから10年後である。
越中島をぶらつく。写真を撮る。いい感じだが、目を付けてたアパートはなくなってた。東京湾に面して横に広がっている狭い町、それが越中島で、親水公園を渡ると地名が牡丹に変わる。その間に挟まれたところは古石場という地名で、そこも雰囲気がいいが、アパートが残っているのは牡丹だけのようだ。
ところどころに水を一杯に貯めたプラスチック樽が置いてあり、その付近にござを敷いて休む人がいたり、町全体が祭りの様子だった。
東富橋を渡るとそこは富岡で、まさに祭りの真っ最中だった。神輿に向かって水をかける風習があることで有名な祭りだが、荒っぽい感じは受けなかったな。
そこからさらにぶらぶら牡丹を歩いて、途中から永代通りの裏側になる飲み屋街も歩く。この日は祭りということもあり8割がたが営業してた。
地下鉄門仲駅から大江戸線で上野御徒町へ移動。アメ横センター地下でグリーンカレーペーストをふた袋買った。メープロイ社のものである。輸入業者を見たら「寮都産業」だった。俺が商売をしていたころ取引があったところで、板橋区にある会社だ。
一袋100円。あの頃と変わってない価格だ。やはりアメ横まで来なきゃ手に入らないんだな。でも寮都さんと取引しているころはこの小袋は扱ってなかったよなあ。
アメ横のヨドバシカメラに寄る。壊れたCDラジオの買い替えである。同じメーカーのものでひと回り小さくて使い勝手がよさそうだったものを買った。4520円税込。メーカーは東芝。頑張って欲しくて買ったんではないが、まあ、倒産だけはして欲しくないな。
京成上野から帰宅。
夕食はなにもしないことにして、ひとっぷろ浴びて、CDラジオの設置をしてから飲み始めた。
牛久と違い、音質こそ最良というには程遠いもののインターエフエムが受信できた。早速毎週日曜日にやってるピーターバラカンの番組をBGMにした。
つまみは「ゴーヤーの漬物」~「キュウリのぬか漬け」~「空心菜入り納豆」~「枝豆」~「柿ピー」。
途中で買った「サッポロ黒ラベル」~泡盛の水割りをちびちびやりながら朝買った新聞に目を通す。この日ケイのねぇねぇと話題にした「貧困」についての記事が大きく載っていた。
また、島尾敏夫とその妻に関しての特集が載っていた。奄美大島に関する記事は、行ったことのないところなので再度行きたい気持ちになった。
8時過ぎにダウン。涼しくて気持ちのいい夜だ。
2017年8月13日日曜日
第三の業務スーパー
8月12日。星期六。 計測忘れ。
パソコンにカメラの映像を取り込むケーブルを忘れてきたんで情報なし。後でまとめて取り込むしかないなあ。
この日は五時に起床したが、ほぼNAD状態だったせいで、夜中に7.8回は起きたな。で、雨が降ってたんで、深川行きは中止にした。結局後で晴れちゃったんだけど仕方がない。
朝食の量が多く感じる。バナナ1本は多い。で、トマトも半分にして2日分にした。米を90gにしてから久しいが、おかずもそろそろ半分にするかなあ。
午前中は読書。「2009年ベストエッセイ・この星の時間」。編集者のものも自薦?で掲載されている。
で、気になったのは町田康、古井由吉などの未読の作家のもの。たまたま最近読みだした清水儀範、星野博美も載っていたので迷わずこの年代のものを借りた。
面白かったのが川本三郎の荷風についてのものと「本の気を味わう」という題名で、積読(つんどく)に後ろめたさを感じなくなったという話など。
どうしても追悼文が多くなるのは仕方ないか。北山修が加藤和彦について書いたものが胸に響いたな。精神医として親友を自死で亡くしたのはさぞ無念だったろう。
斉藤茂吉や宮本常一に言及したものが複数編あり、それぞれ広く影響を及ぼしたことがよく分かる。
最近になって読んだサマセットモームの「雨」のように、学生時代に気になっていた小説がまだたくさんあるんだが、そのうちの1篇に言及したものもあった。芥川龍之介の「河童」である。文庫本が棚にあったので確認したら掲載されてなかった。この2冊の文庫本もほぼ「積読」になってる。俺は、後ろめたい。
日本語が形骸化されていることに警鐘を鳴らすものも2編ばかりあった。その中で気なった言葉。
「絎(く)ける」。縫い目が出ないように繕う、という意味だが、これは聞いたことがなかったな。
昼食は昨夜の残り。ゴーヤー1本使ったチャンプルーは、やはり二人分だったな。
午後は川を2つ渡って、昨日に続いて業務スーパーへ行った。荒川に住んでた頃は毎週のように行った店だ。
が、グリーンカレーペーストはなかった。レッドカレーが数個残っていたが、それも売り切りのような並べ方で、グリーンはポップは残ってたが在庫なしの状態。
買ったのはベトナム産コンデンスミルク、オートミールなど。
帰り道、近所の図書館でCD3枚借りた。受付で昨日「ゆいの森」で借りた本の返却を受け付けることも確認した。
先にシャワーを浴びてから夕食作り。メニューは「ナーベラーのンブシー(ヘチマのみそ炒め)」、「空心菜入り納豆」、「トマトと卵のスープ(トム・カー)」。
ナーベラーにはツナを加えた。昨日に引き続きくせになりそ。これは老人食としておすすめだな。が、いつもは3人で2パックの納豆が、この日はちと多かったな。しかもビールを飲みながらの夕食は「みずばら(水原弘)ひろし」になっちまった。ヘチマの水分、ずいぶんある。
スープの卵1個は多かったな。で、ンブシーもスープも半分残した。
大体食事が終わってから、元ケイの寝室で「のんべえタイム」。借りてきたCDを聴きながら、これまた借りてきた本を読みながら、焼酎ハイボール(缶)~泡盛の水割りを飲む。
なぜ、元ケイの寝室かといえば、台所のCDラジオのCD部分が壊れてたのを忘れていて、しかも俺の部屋のパソコンのCD・DVDドライブも壊れちゃったようなんである。
CDはチャカ・カーンの「恋のハプニング」、加藤和彦の「パパ・ヘミングウェイ」、キリンジの「ペーパードライバーズミュージック」。本は清水儀範のエッセイ集。
清水儀範は椎名誠をシティボーイにしたような人だな。本でこんなに笑ったのは久しぶりだ。
中身の面白い話は、もうちょっと残ってんで次回に。
名古屋をあんまり差別できないぞ、これからは。
チャカ・カーンの「チュニジアの夜」はジャズの名作のカバーだが、これが椎名林檎の「長く短い祭り」とリンクしちゃうんだよな。
焼酎ハイボールではなくフローズンダイキリが欲しくなった「パパ・ヘミングウェイ」。クリスタルヴォイスといい、曲といい、まさに名作だな。夏の定番CDに1枚加えよう。
キリンジはそこそこ。
パソコンにカメラの映像を取り込むケーブルを忘れてきたんで情報なし。後でまとめて取り込むしかないなあ。
この日は五時に起床したが、ほぼNAD状態だったせいで、夜中に7.8回は起きたな。で、雨が降ってたんで、深川行きは中止にした。結局後で晴れちゃったんだけど仕方がない。
朝食の量が多く感じる。バナナ1本は多い。で、トマトも半分にして2日分にした。米を90gにしてから久しいが、おかずもそろそろ半分にするかなあ。
午前中は読書。「2009年ベストエッセイ・この星の時間」。編集者のものも自薦?で掲載されている。
で、気になったのは町田康、古井由吉などの未読の作家のもの。たまたま最近読みだした清水儀範、星野博美も載っていたので迷わずこの年代のものを借りた。
面白かったのが川本三郎の荷風についてのものと「本の気を味わう」という題名で、積読(つんどく)に後ろめたさを感じなくなったという話など。
どうしても追悼文が多くなるのは仕方ないか。北山修が加藤和彦について書いたものが胸に響いたな。精神医として親友を自死で亡くしたのはさぞ無念だったろう。
斉藤茂吉や宮本常一に言及したものが複数編あり、それぞれ広く影響を及ぼしたことがよく分かる。
最近になって読んだサマセットモームの「雨」のように、学生時代に気になっていた小説がまだたくさんあるんだが、そのうちの1篇に言及したものもあった。芥川龍之介の「河童」である。文庫本が棚にあったので確認したら掲載されてなかった。この2冊の文庫本もほぼ「積読」になってる。俺は、後ろめたい。
日本語が形骸化されていることに警鐘を鳴らすものも2編ばかりあった。その中で気なった言葉。
「絎(く)ける」。縫い目が出ないように繕う、という意味だが、これは聞いたことがなかったな。
昼食は昨夜の残り。ゴーヤー1本使ったチャンプルーは、やはり二人分だったな。
午後は川を2つ渡って、昨日に続いて業務スーパーへ行った。荒川に住んでた頃は毎週のように行った店だ。
が、グリーンカレーペーストはなかった。レッドカレーが数個残っていたが、それも売り切りのような並べ方で、グリーンはポップは残ってたが在庫なしの状態。
買ったのはベトナム産コンデンスミルク、オートミールなど。
帰り道、近所の図書館でCD3枚借りた。受付で昨日「ゆいの森」で借りた本の返却を受け付けることも確認した。
先にシャワーを浴びてから夕食作り。メニューは「ナーベラーのンブシー(ヘチマのみそ炒め)」、「空心菜入り納豆」、「トマトと卵のスープ(トム・カー)」。
ナーベラーにはツナを加えた。昨日に引き続きくせになりそ。これは老人食としておすすめだな。が、いつもは3人で2パックの納豆が、この日はちと多かったな。しかもビールを飲みながらの夕食は「みずばら(水原弘)ひろし」になっちまった。ヘチマの水分、ずいぶんある。
スープの卵1個は多かったな。で、ンブシーもスープも半分残した。
大体食事が終わってから、元ケイの寝室で「のんべえタイム」。借りてきたCDを聴きながら、これまた借りてきた本を読みながら、焼酎ハイボール(缶)~泡盛の水割りを飲む。
なぜ、元ケイの寝室かといえば、台所のCDラジオのCD部分が壊れてたのを忘れていて、しかも俺の部屋のパソコンのCD・DVDドライブも壊れちゃったようなんである。
CDはチャカ・カーンの「恋のハプニング」、加藤和彦の「パパ・ヘミングウェイ」、キリンジの「ペーパードライバーズミュージック」。本は清水儀範のエッセイ集。
清水儀範は椎名誠をシティボーイにしたような人だな。本でこんなに笑ったのは久しぶりだ。
中身の面白い話は、もうちょっと残ってんで次回に。
名古屋をあんまり差別できないぞ、これからは。
チャカ・カーンの「チュニジアの夜」はジャズの名作のカバーだが、これが椎名林檎の「長く短い祭り」とリンクしちゃうんだよな。
焼酎ハイボールではなくフローズンダイキリが欲しくなった「パパ・ヘミングウェイ」。クリスタルヴォイスといい、曲といい、まさに名作だな。夏の定番CDに1枚加えよう。
キリンジはそこそこ。
2017年8月12日土曜日
縦走ショッピング
8月11日。星期五。「山の日」だそうだ。 155/91。61.2㎏。
二日酔いというより寝不足だね。量も多くなかったのに、やたら帰りが遅かったのが効いている。
10時に買い物。墨田川沿いに歩くと頭上2.3メートルには赤とんぼが乱舞。暦通りの風物だ。
リバーサイドのマンションの壁にはニイニイゼミがへばりついて鳴いていても、今はそのやかましさの中に「むなしさ」が加味されてものがなしく聞こえる。
朝食と昼食をまとめてとる。「枝豆和風サラダ」、「ぬか漬け・キュウリ&茄子&パプリカ」、「酢漬けにんにく」、「ゴーヤーの浅漬け」、「キュウリの酢醤油漬け」。ほとんどが実家で作られたものだ。
午後は図書館。行きの都電で中国人の母娘に席を譲られそうになった。中国人とはわからず、腰のせいで立っている方が....と言いかけたら、言葉が分からないというジェスチャーをしたので、「謝謝」とだけ言ってほほえみ返した。
今の中国人にそういった敬老の心が残っていたことに驚いたが、譲られる対象になった俺の心中も複雑なものが交錯した。
彼女は来日前に日本人的マナーをかなり勉強してきたに違いない。譲り方もあっさりして気持ちが良かったな。
それにしても「見た目がすべて」だけに、俺もしっかり自覚持って生きなきゃなあ。
図書館で3冊借りて、そのまま三ノ輪まで歩いた。商店街の中にある業務スーパーで予定しているメニューの材料はすべてそろえられるはずだった。が、ココナッツミルクをはじめその全部が品切れだった。
で、一旦帰宅してから、再度田端駅方面まで買い物に出かけた。駅そばの業務スーパーで大体そろったが、「グリーンカレー・ペースト」も少量タイプのものがなかった。これも置いてある店とそうでない店があり、この周辺では売れないということなんだろう。
戻りがてら「オリンピック」でも探したが、やはりなく、代わりに「パネンカレー」という東北部で食べられているというタイカレーのペーストを買った。
最後に自宅近くまで戻り、都電停留所前にある八百屋で香草とトマトを買った。香草は一束30円だが、あと2.3日の命の様相を呈していたが、2.3日で食べきれるので買った。茨城産。
夕食は「枝豆」、「ゴーヤーチャンプルー」、「へちまのおひたし」、「空心菜のスープ」。これも材料はほとんど実家からもちこんだものである。
チャンプルーにはツナ缶を加え、おひたしには「ヌクチャム」をドレッシングに、スープの素はこの日買った「トムカー・ペースト」を使用した。
ちょうど腹具合がよく、作り終えた5時半から食べ始めた。お供は発泡酒とトマトジュース(この日三ノ輪の商店街のお菓子やで特売にかかっていたもの・900ml100円税別で5本買ってきた)のカクテルだ。
寝不足が効いているようで、この発泡酒1缶でアップ。7時半にはダウン。
二日酔いというより寝不足だね。量も多くなかったのに、やたら帰りが遅かったのが効いている。
10時に買い物。墨田川沿いに歩くと頭上2.3メートルには赤とんぼが乱舞。暦通りの風物だ。
リバーサイドのマンションの壁にはニイニイゼミがへばりついて鳴いていても、今はそのやかましさの中に「むなしさ」が加味されてものがなしく聞こえる。
朝食と昼食をまとめてとる。「枝豆和風サラダ」、「ぬか漬け・キュウリ&茄子&パプリカ」、「酢漬けにんにく」、「ゴーヤーの浅漬け」、「キュウリの酢醤油漬け」。ほとんどが実家で作られたものだ。
午後は図書館。行きの都電で中国人の母娘に席を譲られそうになった。中国人とはわからず、腰のせいで立っている方が....と言いかけたら、言葉が分からないというジェスチャーをしたので、「謝謝」とだけ言ってほほえみ返した。
今の中国人にそういった敬老の心が残っていたことに驚いたが、譲られる対象になった俺の心中も複雑なものが交錯した。
彼女は来日前に日本人的マナーをかなり勉強してきたに違いない。譲り方もあっさりして気持ちが良かったな。
それにしても「見た目がすべて」だけに、俺もしっかり自覚持って生きなきゃなあ。
図書館で3冊借りて、そのまま三ノ輪まで歩いた。商店街の中にある業務スーパーで予定しているメニューの材料はすべてそろえられるはずだった。が、ココナッツミルクをはじめその全部が品切れだった。
で、一旦帰宅してから、再度田端駅方面まで買い物に出かけた。駅そばの業務スーパーで大体そろったが、「グリーンカレー・ペースト」も少量タイプのものがなかった。これも置いてある店とそうでない店があり、この周辺では売れないということなんだろう。
戻りがてら「オリンピック」でも探したが、やはりなく、代わりに「パネンカレー」という東北部で食べられているというタイカレーのペーストを買った。
最後に自宅近くまで戻り、都電停留所前にある八百屋で香草とトマトを買った。香草は一束30円だが、あと2.3日の命の様相を呈していたが、2.3日で食べきれるので買った。茨城産。
夕食は「枝豆」、「ゴーヤーチャンプルー」、「へちまのおひたし」、「空心菜のスープ」。これも材料はほとんど実家からもちこんだものである。
チャンプルーにはツナ缶を加え、おひたしには「ヌクチャム」をドレッシングに、スープの素はこの日買った「トムカー・ペースト」を使用した。
ちょうど腹具合がよく、作り終えた5時半から食べ始めた。お供は発泡酒とトマトジュース(この日三ノ輪の商店街のお菓子やで特売にかかっていたもの・900ml100円税別で5本買ってきた)のカクテルだ。
寝不足が効いているようで、この発泡酒1缶でアップ。7時半にはダウン。
2017年8月11日金曜日
思い出横丁・再来
8月10日。星期四。 計測忘れ。
子供の体調は正直だ。目一杯遊んだ翌朝はいつものようには起きてこられない。パイ男が起きてきたのは8時をとうにまわり9時近くだった。
この日は、パイ男が帰る日で、俺は彼の家までついて行き、そのまましばらく東京にいる予定である。12日から始まる深川の祭りに全日通し見に行く計画である。
5時近くに送り届けてから池袋へ移動し、そこでこの日池袋で仕事のあったYさんと待ち合わせ。
5月以来の飲み会となり、新宿西口の「エビスバー」でしっかり飲む。シャレオツな店が多く、もしかしたら都庁近辺で飲むのは初めてのことかもしれない。
若いときの飲み会の場所は決まって歌舞伎町だったし、興が乗って現・思い出横丁(当時はしょんべん横丁)に寄ったりしたこともあるくらいで、こちらには飲むとこあったんだっけ?
一度、奈良行きの深夜バスの出発場所になったこともあったが、そういえばその時に飲みはしなかったが店はいっぱいあったっけ。5年くらい前だったな。
一旦駅近くまで戻ってから、西口はその現・思い出横丁でちょっと飲んで、解散。Yさん明日も9時から仕事。12時をちょっと回ってたかな?ちょっと席が空いたんで座ったら日暮里まで乗り過ごし、結局帰宅したのは1時。即ダウン。
子供の体調は正直だ。目一杯遊んだ翌朝はいつものようには起きてこられない。パイ男が起きてきたのは8時をとうにまわり9時近くだった。
この日は、パイ男が帰る日で、俺は彼の家までついて行き、そのまましばらく東京にいる予定である。12日から始まる深川の祭りに全日通し見に行く計画である。
5時近くに送り届けてから池袋へ移動し、そこでこの日池袋で仕事のあったYさんと待ち合わせ。
5月以来の飲み会となり、新宿西口の「エビスバー」でしっかり飲む。シャレオツな店が多く、もしかしたら都庁近辺で飲むのは初めてのことかもしれない。
若いときの飲み会の場所は決まって歌舞伎町だったし、興が乗って現・思い出横丁(当時はしょんべん横丁)に寄ったりしたこともあるくらいで、こちらには飲むとこあったんだっけ?
一度、奈良行きの深夜バスの出発場所になったこともあったが、そういえばその時に飲みはしなかったが店はいっぱいあったっけ。5年くらい前だったな。
一旦駅近くまで戻ってから、西口はその現・思い出横丁でちょっと飲んで、解散。Yさん明日も9時から仕事。12時をちょっと回ってたかな?ちょっと席が空いたんで座ったら日暮里まで乗り過ごし、結局帰宅したのは1時。即ダウン。
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