2017年7月15日土曜日

炎の日のランナー

7月14日。星期五。          137/80。61.8kg。

 ほぼ1日庭作業。焼けるような暑い日だったが、こういう時にこそやる気が起きるうちは体の調子もいい時だ。

 いきなりさくらんぼの木からセミが飛び立った。これが「初」セミではないが、この庭から発信した野郎?は今年初めてである。あんなに殺したのに、まだ生き延びた奴がいたんだ。

 第2の畝は元肥のすき込み。来週からは「人参」のリベンジだ。この畝の空芯菜との間に少し隙間があり、そこに「オクラ」の苗を定植した。このオクラは買ってきた種から育てたもので、昨年収穫したものから採取した種は全滅してしまったんで、これもリベンジということになる。
 第3の畝には「さやいんげん」の苗を定植。これも種から育てたもので、11粒中10粒がなんとかここまで育った。

 トマトの剪定。これはケイのにぃにぃからアドバイスを貰ったことで実施した。以前から気になっていた葉の大きさはやはり不要だったようで、実に回す栄養をも食っていたわけだ。間隔を測って定植したつもりがいつの間にか蒸れるんじゃないかと心配するくらい葉でいっぱいになってしまった。
 で、今回かなりの強めの剪定を行った。大きく枝分かれたもので、今後収穫の対象となる本枝を決定してから切り落としたものも数本あった。自分にしてはずいぶん思い切ったことをしたものだ。

 切り落とした枝などはその場にマルチングとした。

 直植えからプランターに移して、まるで成長のない「イタリアンパセリ」は逆にポットに移して、苗から育て直すことにした。土の悪さ、虫対策の遅れなども影響していて、1年以上になるのにまともな収穫が一度もない。幸い根が生きているので、土も買ってきた培養土を中心としたものに変え、まとめて虫にくわれないようにポットの間隔もとって育て直す。

 ツボクサも土の交換と元気な一株でありながら狭い鉢に入ってたものを大きめのプランターに移した。せっかくランナーを出しながら、根を張る場所がなかったんである。
 で、元気のない方は意外にもランナーは全て生きていて、ヨトウムシによって全滅する寸前で助かったわけである。ランナーも左右に伸びているんで長めのプランターにぴったりである。

 追肥のためのハイポネックスうすめ液をまとめて作っておく。
花シリーズ。金柑の花。メチャ香りがいい。こんなに咲いたのは今年初。


刈り取ったセージでマルチングした中から出てきたヨトウムシ。もちろんこの後串刺し刑に。

なぜかほふく性のきゅうり。やっと見つけた子供。この日全部で3個見っけ。 

これだってどう見てもほふく性だよね。ツルムラサキ。沖縄名「じゅびん」。

 昼食は「玉子丼」。材料はたまねぎとタマゴと万能ねぎのみという究極の「貧乏丼」である。しかも超簡単。

 午後は、ケイのにぃにぃに注意された定植したものに対する乾燥予防のためのマルチング。このマルチングのためにさつまいも畑の雑草を抜くことにした。ここは一番新しい開拓地であり、まだ根が相当残っているようで雑草の量も半端なく多い。
 主な雑草は「オヒシバ」と「メヒシバ」だ。特にメヒシバはランナーを出して広範囲に増殖する厄介なものだ。しっかり地中にはりついた根は頑丈で、葉も硬く、相当力を入れないと手でちぎるのも不可能だ。別名「チカラソウ」だそうだ。ランナーをのばした先で根付いたものもかなりしっかり張ってるんでシャベルがないと無理な作業が続いた。
 実際、なんとか全部抜き取ったあと、マルチングのため根を取りながら作業したんだが、2.3本ならちょっとの力でちぎれたのが、5.6本になるとちぎれないんである。やれやれの作業だった。

 ブルーベリーの柵を作りなおすつもりで100均でかったネットが使いものにならない(用途そのものが違った)ので、後日ゴーヤーとヘチマに使うことにして、今年はこのままで行こうと決めた。
 この日も20粒程度収穫。茄子、トマトとともに順調である。

 夕食は「塩さば・おろし添え」、「ぬか漬けきゅうり」、「蒸し茄子のポン酢」、「エリンギの柚子胡椒炒め」、「なめこと豆腐の味噌汁」、「ムラサキツユクサのおひたし」。おひたしは「コブサラダドレッシング」で食べた。ちょっとはまってるかも。
 作りながら聴いた曲はスコット・ウォーカーのベスト盤だ。「ジョアンナ」が一番好きだ。クール&ギャングの同名曲も好きだ。これは当時(60年代後半)人気があった女優からの影響もあるな。

 食後、焼酎の水割りをちびちびやりながらTV鑑賞。「太田さんの旅番組・松本編」~「二度目の・ブルックリン編」。9時半ころダウン。

2017年7月14日金曜日

男殺油地獄

7月13日。星期四。                 113/68。61.4kg。

 早朝キッチンで「静岡おでん」ほぼ完成。午前中の買い物で大根を買ってきて、風呂吹きにしてから加えて完成。ついでに、皮と面取りしたくずで「きんぴら」も作成。

 庭作業はこの日も主に収穫。茄子・トマト・ブルーベリー・バジル・ツルムラサキ・春菊・空芯菜。

 で、午前中暑いんで、表に出ず、加工に徹した。バジルは400g以上あって4回に分けて「バジルソース」を作った。先日アメ横で買った松の実でぎりぎりセーフ。ミキサーは油まみれで「モコミチサー」に変身。完成したものは約1kg。200gづつ分けてから冷凍した。これは、イタリアン好きなケイとケイのねぇねぇのところに届ける予定である。今回の収穫量なら、あと2.3回はできるだろう?

 ついでに先日収穫したエゴマも「醤油漬け」にした。

 ふたつの加工で台所はオリーブ油とごま油でまさに油地獄。今回は男が死ぬ。

 昼食はケイのにぃにぃと残り物整理。そばと冷やしておいた「揚げなすのめんつゆびたし」を合体。これがメチャ美味い。これに「ポテトフライ」、「竜田揚げ風味唐揚げ」。俺はこの他に朝に続いて「お粥」。腹いっぱいである。ポテトフライはレシピ通りにウスターソースで食べたが、こちらのほうが正当であることを確信した。

 午後は買い物。

 夕食は「静岡おでん」、「ぬか漬けきゅうり」、「春菊入り納豆」、「大根の皮のきんぴら」、「空芯菜と豆腐のナムル」、「ツルムラサキと春菊のおひたし&生カリフラワー」。
 おひたしと生カリフラワーは2種のキューピーマヨネーズ社のドレッシングで食べた。「コブ.....」とかいうドレッシングがかなりエスニック風味で、クセある野菜にぴったりである。「タマゴ....」は普通。
 静岡おでんの中身はゆでたまご・結び昆布・こんにゃく・厚揚げ・黒はんぺん・大根・牛すじ。黒はんぺんって薄くてでかいつみれだが、これが意外と合う。牛すじは単品でもいいね。

 食後、と言うより延長線上で焼酎の水割り~菊正宗の銀パックをちびちびやりながらケイのにぃにぃが買ったばかりの中古CDを聴く。で、〆はウイスキー。ダウンした時間不明。ベッドから落ち、ケイのにぃにぃに起こされて寝直し。


 

2017年7月13日木曜日

超高速ヘチマ・リターンで、で

7月12日。星期三。                 131/70。61.6kg。

 以前から作ってみたかった「パンプディング」。59円税別の処分品のナゲットを使って作ることになった。フレンチトーストに似たものだが、卵と牛乳と砂糖の割合の違いとオーブンで焼くことでカスタード風になり、イメージより固めに仕上がった。もう少しカスタード液が多いほうが「プディング」らしくなったんじゃないだろうか?
 小さめのナゲット(ヤマザキは本当にいろんなバージョンを作ってる)だが、結構なボリュームがあり、毎朝食べても3日はかかるな。

 
前夜生けた「ツルムラサキ」の生花。曲がっていた背中?が今朝ピンとしてた。元気。

先日矯正して左の駐車場の屋根の下に潜り込ませようとしたら、事もあろうに逃げてきたヘチマ。

で、ヘチマの花。

   水まわり掃除を済ませた後、午前中の庭作業はヘチマとゴーヤーの強制。

  お昼前からケイのにぃにぃと龍ケ崎へ出かけた。

  「リブロ(旧龍ケ崎ショッピングセンター)」で、中古CD屋、食品スーパー、古本屋、100均などで時間をつぶす。
 特に古本屋は面白い。あまりにも分別がされておらず、めちゃくちゃなゴミ溜め?あるいはおもちゃ箱?ある人にとっては宝物箱になるかもしれないという予感が持てるかもしれないようなところだ。
 この日は高校生の時に買った単行本「海を見ていたジョニー」五木寛之著を見つけ、すぐそばで40代で格闘技を始めた時の手引書となった「空手道」の実用書とまったく同じものもあった。
 半村良の現代劇や、清水義範など最近気になった作家などの本も混じってた。

 とにかく広くて、しかも乱雑なんで、隅から隅まで探ったりすんだったら、弁当持参で1日つぶしたらいいと思う。

 で、昼食はこの建物の1階にふたつ(も)ある店で。「カツ丼定食」。お世辞にも美味いといえる代物ではないが、600円では我慢するしかないか。

 CDは同じものが複数枚あり、しかも年代的にも偏ってるんで、俺が欲しくなるようなものは1枚もなかった。

 100均の商品アイテムはダイソーの中でもかなり上位にランクされるんじゃないだろうか?ここではトイレブラシやキッチングッズ、鳥よけネットなどを買った。

 帰り道、スーパーでワイン2本と食材を買って帰宅。が、この日はNADだ。

 夕食の支度をしながら「静岡おでん」の仕込みを。

 夕食は昨夜の揚げ油を使って「ポテトフライ」、「フライド・ウインナ」、「パンの耳のフライ」。これに「茄子の味噌汁」、「ぬか漬けきゅうりと茄子」。茄子はやはり3日は漬けないとダメなようだ。革の色がすっかり変色してたんで出してみたが、殆ど漬かってなかった。
 この日は「お粥」なんで、その他に「昆布漬け」、「セロリの漬物」なども出した。

 食後、途中だった「牛すじ」の調理の続き、「だし汁」を作って材料投入など。一度茹で流した牛すじを薄い醤油味で煮込んだ後、一口サイズに切ってからだし汁に追加投入した。
 最初に入れた具材は厚揚げ・黒はんぺん(東京ではつみれと呼ぶ)・こんにゃく・結び昆布・ゆでたまご。大根を忘れたんで、明日ふろふきにした後投入する予定だ。
 8時半にはダウン。

2017年7月12日水曜日

アロマライフ 再スタート

7月11日。星期二。                130/77。61.8kg。


 またも九州で地震である。被災者にとってなかなか平穏な日が続かないことでまいっている人も多いだろう。特に熊本がひどいようだ。
 先日読み終えた本の著者である野田さんの出身は熊本で、その中で自虐的に熊本県人を分析していて、ただおかしく笑いながら読んでたが、さすがに下半身重心の屈強な熊本県人に対しても同情するしかないな。
 今年のの九州旅行は諸事情で来年もしくは再来年になりそうだが、これはこれでよかったかもしれない。浮かれ気分でブラブラすんの悪い気がして仕方ないんだよね。


 朝食の豆乳には昨日作ったミントシロップを加えたら、スッキリして美味しくなった。風鈴の音を聴きながら飲むの、気分いいねえ。

 「虫除けスプレー」をエッセンシャルオイルで作ろうと思い、あちこちの散らばっているオイルを一同に集め分別整理してみた。内容の分からない化粧オイル(エッセンシャルオイルに色々加えたもの)や入浴剤などもあり、使いそうにもないものなどが2.3あり、それを処分して整理し終わると、洗面化粧台はスッキリした。で、片付けるのに労力を割かれたために「スプレー制作」は後日ということになった。
 蜜蝋を使った「クリーム」のほうが有効時間が長いので、今回見つかった蜜蝋(50g)を使って作る予定である。

 午前中の庭作業は、収穫のみ。ブルーベリーとレモンバーム、茄子、スープセロリ、春菊、ツルムラサキなど。収穫はその事自体よりも、洗ったり済んのが時間も手間もかかる。
 「レモンバームシロップ」をミントと同じレシピで作ったところ、これも美味い。

 昼食は「焼きそば」。オイスターソースを加えるところで間違ってスィートチリソースを入れちまって、おかしな味のものに仕上がった。やれやれ。やはりソース付きの焼きそばを特売狙いで買ったほうが良さそうだ。

 午後は第1の畝の掘り起こしふるい作業。2時間かけて25分の11を終えた。陽が強かったが、風があったんで、それほど汗もかかずに作業ができた。

 夕食はケイのにぃにぃがメインディッシュを作ってくれるということで、5時をまわったところでサイドメニューを手早く済ませた。
 「春菊入り納豆」、「ツルムラサキの胡麻和え&あま味噌和え」、「たまねぎとお麩の味噌汁」。「スープセロリの漬物」は漬け込みのみ。
 ケイのにぃにぃの作ったのは「茄子の唐揚げ」、「鶏肉の唐揚げ」。鶏肉は汁に浸けこんであるが、両方共片栗粉をまぶして揚げる、というシンプルな調理法であり、茄子は揚げた後つゆに漬け込まれる。

 自宅で採れた茄子は皮も中身も柔らかく美味い。やはり採りたてに限るなあ。鶏肉はちょうど「竜田揚げ」風で美味しかった。

 この日は発泡酒~焼酎の水割り~菊水の吟醸生酒をちびちびやりながら映画鑑賞。
「スローターハウス5」。1972年ジョージ・ロイ・ヒル監督作品。時間を行き来した主人公が「生と死」を語った物語で、こうした描き方は公開当時にかなり話題になったんじゃないだろうか?自身の監督作品である「ガープの世界」や、「フォレスト・ガンプ」など最近では当たり前のように使われる方法で、これしきの程度ではアカデミー賞をもらえないところまで一般的になってしまった。
 寡作な監督で、この作品の前後に「明日に向かって撃て」と「スティング」というヒット作がある。この当時ノッていたんだろうな。売れた監督に制作会社も気持ちよく金を出してくれて、かなりストイックさの強いこうした作品を作ることが出来たんだろうな。 9時半ダウン。

2017年7月11日火曜日

蜆殻草....なんて読むの?

7月10日。星期一。                  112/81。62.0kg。

 野田知佑さんの「のんびり行こうぜ」をやっと読み終えた。彼の自由に見える生き方を真似たがる人が多いのは 大いにうなずける。が、彼は天才なんである。よく、子供の心を持った大人ということが言われるけど、子どもじみたことをするだけでなく、彼は子供の頃の原風景を決して忘れまいとしているだけで、それ故自然を破壊している行政や心無い人達に怒りを持っており、それもまた活動の原動力になっているんである。これによく似た人がいる。登山家の野口さんだ。
 ふたりとも天才である。凡人に彼らの真似はできない。それよりも彼らが発信するものに注視してゆくことで彼らのサポートをしてゆくべきだと思う。
 怪しい探検をする人にも天才はいるが、冒険家はほぼ天才じゃないと務まらないよなあ。

 さて、続けて読むべき本は三回目の挑戦となる「老子」。今度こそ読み切るぞ。

 この本、25歳の時に買ったものだ。悩み事でもあったんだろうか?人生の岐路に立ってた、とか?まあいいや。どうやら20年周期で読みたくなるものらしい。

 午前中の庭作業は主に収穫。青じそ・赤じそ・エゴマ・ミントなど。

 加工するためでもあるが、収穫しないと葉の更新が進まないためでもある。現在の赤じそはあまり良い葉とはいえない。エゴマも葉の大きさの差も大きく、漬物に適したものが少ない。
 それでもとりあえず基本的な加工をした。青じそはアミと一緒に「佃煮」。ミントは「ミントシロップ」。赤じそも「シロップ」。
 ブルーベリーは今回二回目の収穫だが数が少ないので冷蔵に。エゴマも先送り。

 
左は「レモンバーム酒」、次が「ミントシロップ」、ペットボトルは「赤じそシロップ」、「青じその佃煮」。

左のポットにはなぜか朝顔とルッコラが生えてきた。右はルッコラのみ。両方共まいてない。

 昼食は土曜日のカレーにめんつゆを加えたものにケイのにぃにぃが調整して仕上げた「カレーうどん」。この時飲んだのが「ペニーワートジュース」。アメ横センター地下で買ったものである。タイ産。調べたらツボクサの仲間で「血止草(ちどめそう)」と呼ばれるものらしく、日本にもあるそうだ。中国名は「蜆殻草」。しじみからくさ? ネット上の記事によると「名古屋の抹茶ういろうを溶かしたような味」というのがあったが、あまりにも適切な表現であり、もうちょっとで吹き出しそうになった。
 そういえば「ツボクサ」はまたも一株が枯れてしまい、残りがふたつとなってしまった。で、プランターの土が余ってたんで、映像にある「平さやいんげん」のポットにその土を補充していたところ、その土の中に「ヨトウムシ」が隠れていたんである。こいつの仕業だったんである。もう少し早く気がつくべきだったと後悔しても遅かった。やはり葉が食われてたり、元気がなくなったらその周囲を根を傷めない程度掘り起こしてみるべきなんだな。

 午後はヘチマの強制。かなり伸びてきたんで駐車場の屋根の下をつたわせるようにした。

 茄子の支柱設置。小さいくせに大きな実をつけるものもあり、今から設置しておけば倒れることはないだろう。現在も6個ばかり収穫待ちである。

 午後からの収穫は夕食に使う空芯菜・春菊・つるむらさき。

 休憩時間に飲んだアイスキャンデーにミントシロップを加えた「氷水」はうまかったな。

 夕食は「オニオンジンジャーチキン(鶏肉の生姜焼きって言えばいいのにな)」、「つるむらさき入り納豆」、「じゃがいもの鮭マヨサラダ」、「わかめと豆腐の味噌汁」、「春菊のおひたし」。
 この晩の飲み物は多彩だった。

 発泡酒~ホッピー~焼酎のミントシロップ割(これもいける)~レモンバーム酒の水割り。

 これらをちびちびやりながらTV鑑賞。「モヤさま・学芸大編」の録画したもの。9時にはダウン。

 
 

2017年7月10日月曜日

常磐線・リターンズ

7月9日。星期天。                                                                      131/81。61.2kg。
  
 午前中は青山まで墓参り。

 昨年、自宅で見つかった各種除草剤をすべて持ってきて、墓の敷地内にまいたんだが、その効果はあまりなかったようだ。しかも以前なかったどくだみの生息も発見し、隣の墓のススキの伸び方もこの先影響を受けそうで、なんだか庭作業の延長のようで嫌な感じだった。
 おまけに蚊の多さは相変わらずで、ちょっと草むしりしただけでケイのにぃにぃは二カ所も刺されてしまう始末だった。
 オナガが近くに飛来してきたり、墓の敷地内ではきのこも発見、この墓地の生態系の豊富さはここが東京であることを忘れるほどだ。この感じがお気に召したようで、ケイのにぃにぃはここ数年続けて一緒に来てくれている。

 今回墓石の中を除くことになった。花を添える場所と墓石の間に落ち葉が詰まっていたので、それを除去するにはそれをどかさなきゃならなかったからで、そこが骨壷の挿入口なんである。
 中はきれいになっていてもぬけの殻になっている。なぜなのかはわからないし、調べるすべもなくなっている現在、このままにしておくしかないんだろう。
 骨の有無に関してはまるで興味が無いんで、どうでもいいや。お墓参りにしたって惰性でやっているようなものなんだから。

 昼食は秋葉原でいつものガード下の定食屋。「鮪丼・そばセット」800円。これにエビスの生ビール。
 トイレでポロシャツを着替えて、さっぱりしてから飲んだビールは最高にうまかった。

 そこから御徒町方面に歩き、途中で日本全国の物産を集めた「食品館」で。静岡の「黒はんぺん(つみれのこと)」と、菊水の吟醸酒の小瓶を買った。
 御徒町では多慶屋で油やだし汁の価格調査。当たり前の値段で買うものなし。

 アメ横でもそれは同じだった。オリーブ油の価格が上がっている。

 上野まで歩き、丸井の中の化粧品やで常用している「ボディクリーム」を買う。

 帰りの電車で気を失い、そのおかげで気分爽快になり、昨夜からの飲み過ぎ状態から復活した。

 駅隣接のスーパーで夕食にするものを買って、ソフトクリームをなめながら帰途につく。

 夕食は「寿司」、「さつまいもの葉のお吸い物」。と、発泡酒。

 食後、焼酎の水割りをちびちびやりながら映画鑑賞。「超高速・参勤交代」。

 かなりヒットして、続編まで作られた作品で、原作も賞をいただいているそうだ。やり過ぎ感が強いのは仕方ないし、人物設定もありきたりで目新しいものはほとんどなく、それでも喜劇として上等な部類に入るんじゃないだろうか。
 常磐道を上る「参勤」では、現在住んでいる「牛久」も「牛久宿」として登場し、重要な場所として描かれてた。「藤代宿」、「取手宿」と出てきて、次が江戸である。ここだけ超高速?のような気もするが...。西村雅彦大活躍で、田舎侍の集団の腕だけは立つって設定も定石通りで安心してみてられる。その安心さは近くの水戸についても言えるなあ。「水戸黄門」はその道の大先輩である。

 それにしてもCMが多くてゲップが出たな。その内の9割が健康食品で、同じ会社のものではなくて、数社が交互に出てくるんだが、その内容がほぼ変わらないものなんで、会社自体まで商品名に見えてくるんである。やはり民放映画は録画してみるべきだな。9時ダウン。

2017年7月8日土曜日

アンドロイドも食べた豆腐

7月7日。星期五。         112/84。61.2kg。

 昨日も見た鳥はシジュウカラではなくサンショウクイだった。鳥の図鑑を見て判明した。写真ではなく図鑑なので微妙な印象の違いが見間違えたりする。おまけにこちとら視力が落ちてきていることにも影響してる。
 他には雀の「砂浴び」のこともちょっと触れていた。これも絵で掲載されていた。

 図鑑を開いたのは実はわけがあって、そのひとつが、近所のスーパーで二度お目にかかった「ひばり」である。記憶が曖昧なんだが、ひばりって冬のイメージが強かったんだよね。刈り入れも済んでまだ掘り起こしも、レンゲも生えていない田んぼでひばりの卵を探した、と記憶してるんだが。
 でも、調べたら年中いる鳥で、今頃いても不思議でないことがわかった。それでも「春」がふさわしい鳥だよな。あの賑やかな鳴き声は、卵を守るため外敵の気を引く行動であることは小学生の時教わったような気もする。
 で、もうひとつは歯医者の玄関屋根の下の「つばめ」である。受付の女性によると6羽いるそうで、代わる代わる、もう使い終わった巣に止まるそうである。巣立った後に忘れ物でもしたんだろうか?この不思議な行動についての記事はこの図鑑には載ってなかった。
 南の方に帰ってゆくのは10月ころだから、その頃までの寝床が見つからないんだろうか?もしかしたらこの周辺はつばめにとって住宅難の土地なのかも?

 午前中は汗まみれになるのを覚悟で庭作業。

 大根をすべて処理。生ごみとともにあぜに埋めた。

 大根を収穫した第2の畝の掘り起こし~苦土石灰と米ぬかのすき込み。来週は元肥のすき込みだ。

 第3の畝と第8(ルッコラとにんにくの後)の元肥と米ぬかのすき込み。

 で、イチゴのランナーを切り放つ準備作業としての「ランナー挿し(針金で土に押しこむ)」を使用としたら、その数がかなり多いこと、株と株の間がなさすぎて過密状態になっていることから、今回は見合わせ、涼しくなったら株分けとランナー切りを行うことにした。

 同じようなことが「セージ」にもあり、地面すれすれに生えている枝を剪定していたら、それが大株の成長で、まっすぐ上に伸びることが出来ない子株であることがわかり、こちらも9.10月ころ株分けすることにした。セージの増やし方は挿し木と株分けだそうである。
昨日載せるはずだった手前味噌。

ピーマンの花

春菊の蕾。咲かせると葉がまずくなるんだが.....。

キュウリの花。

ほふく性?立ち木性?1題目。つるむらさき。

ほふく性?立ち木性?2題目。きゅうり。

2年間お休みしてたブルーベリー。ひと粒つまんだら、うまかった。


 以上の作業で予想通り汗まみれになったんでシャワーを浴びて昼食の準備。

 昼食は「貧乏丼」。使う野菜は先ほど収穫した「春菊」で、たまねぎも加えた。「すき煮丼」といってもいいかも。

 午後は読書。「アンドロイドは.....」を読み終えた。その世界の設定が非常に面白かった。1960年後半に書かれた小説の舞台は1992年であり、ソ連は崩壊していない。
 第三次世界大戦の後であり、地球は放射能に侵され、希望者は火星に移住できるが、健常者のみであり、アンドロイド1台が支給される。そのアンドロイドが主人を殺して地球に戻ってきたことで、それを追うものが主人公となる話しである。映画とはだいぶ違うもので、まるで別物と言ってもいいかもしれない。小説は小説で面白い。

 パソコンルームの模様替え。椅子の周囲をスッキリさせるために若干家具を移動しただけのことだが、寝室を整理した時から、こうした細かい作業が「居心地いい空間」を作ることができることがわかった。

 ケイのにぃにぃに夕食に使う野菜を収穫してもらい、夕食の下ごしらえを済ました。

 で、買い物へ。ちょっと遠い業務用スーパーと、特売をやっているスーパーへ。この日の目玉品は「ジンジャー1.5リットル 108円税別」 で、お一人様8本までで、同じメーカー品2.3種類も含まれていた。ジンジャエールはケイのにぃにぃの好物で、割物としてもよく利用するんである。

 夕食は「豚ひき肉とキャベツ&さつまいもの葉柄の回鍋肉風」、「大根の葉とじゃこ炒め入り納豆」、「さつまいもの葉の味噌汁」、「春菊のおひたし」、「つるむらさきの梅マヨ和え」、「豆腐ステーキ・グレービーソース」。
 最後の1品は「アンドロイドは...」に実際に出てくる料理で、再現してみたところ結構いける。

 さつまいもの葉は味噌汁だけでは消費できないくらいの量で、半分は酒のつまみとして「しょうゆマヨ」につけて食べた。葉はどの部位よりも栄養があるそうだ。
 つるむらさきの葉柄はかなり硬くて繊維もしっかりあり、食に適さないと判断した。葉柄で優秀なのはやはりさつまいもである。
 味噌汁の味噌はこの日から手前味噌に変えたんであるが、誰も気が付かなかった。俺は思ったよりも甘いと思ったんだが。

 ビールとジンジャーエールのカクテルで飯を済ませた後、ミントの葉で自作の「モヒート」をちびちびやりながら映画鑑賞。ふたりとも原作を読んで、万全の体制で望んだ。
 「ブレードランナー・ファイナルカット版」。このカット版は未見だが、オリジナルは2度ほど観ている。なるほど、あんなに驚かされた美術は、大戦後の設定になっていないから出来たんだということがよくわかった。食い物も飲み物も豊富にある。小説の絶望的な環境とはまるで違うものだ。
 これはこれでまるで別物として愉しめばいいんだということを確信したな。あ~あ、面白かった。