「ラムダイアリー」はジョニーデップの主演作品で、彼は製作にも名を連ねていることから、実話をもとにしているその主人公に対しての思い入れが強く感じられる、と評にも書かれていた。興行的には決して成功したとはいえないだろうが、レンタルが出たら観てみたいものである。ラムをちびちびやりながら。
カクテルベースに良く使われるこの酒のストレートは、ジンと同じくらいの刺激があるが独特の甘みはジンにはないもので、飲んでて飽きが来ないちょっと危険な酒でもある。俺の場合、しゃっくりが出たら止め時みたいである。
昨日観た映画は「インドシナ」。フランス植民地であったベトナムを舞台にした、ゴム園女性経営者の、南北ベトナム成立までの半生記である。現在の資本主義化したベトナムをみたらどんなに驚くだろうか?と考えちゃうくらい真摯な共産主義者が出現する。
腐ったブルジョアジーを目の当たりにして青年たちは人民を思い、国を思う。そして理想に向かって暴走するんである。で、結果は元に戻っちまうんである。腐ったプロレタリアになっちまうんである。名ばかりの共産国として中国の次にベトナムは経済発展が著しい。5年前のベトナム旅行では農村部には行かなかったが、やはり貧富の格差は中国同様に広がっていることは容易に想像できる。
で、作品のほうは、というと非常にドラマチックに描かれており、人物も類型的ではなくそれぞれが個性豊かである。ハロン湾が強烈なインパクトを与えており、劇中山場の舞台として写されている。
次は「雨上がる」。黒澤明脚本になる作品。未完成だったらしいが、どうにもひねりもなにもなく、あぁ良い人たちの良い話だなぁ、で終わってしまうんである。もとの小説が山本周五郎だから、小説どおりであることは推察できるが、1時間半でも長すぎるくらいの内容なんである。三船四郎の殿様が目立ちすぎちゃって、どうにもいけません。お父様の敏郎さんの血を正統に受け継いでいますなぁ。
だらだら日曜日はつづけて旅番組で費やした。「高田純次のベトナム旅行」。ダナン、いいところである。つづけてホイアンを途中まで案内して、来週はホイアンの夜をやるらしい。ホイアンは時間を割くことが出来なかった観光地であり、夜までいられなかった悔しさを残している。まぁTVでがまんすっか。
つづけて「西原理恵子」の義父にまつわるドラマ化したものを観た。現在朝日新聞にも連載で自伝が載せられてることもあり、内容は知ってたが眠気をもよおしてこなかったので観てしまった。TV中毒になりそうである。この義父さんはギャンブル中毒だったようであり、彼女の旦那さんはアルコール中毒だったことは有名である。その話は最近映画化され、その2本とも観ている。どうも彼女は中毒患者に縁があるらしい。
昨夜のメニューは「ほうれん草と豆腐のグラタン」、「キャベツとトマトのカレー風味サラダ」、「えのきとベーコンのスープ」。
0 件のコメント:
コメントを投稿