2009年12月3日木曜日

冬の映画週間

なんて某国営放送が組みそうな番組のタイトルである。久しぶりに1本140円のレンタル屋で5本借りてきて2日間で4本見た。
1.”純喫茶磯辺” いわゆるホームドラマ。製作の意図が良くわからない。主人公の女子高校生が同居人とイメージがダブって面白かった。麻生久美子の演技も有体なもので特筆するものもなし。

2.”トウキョウソナタ” いわゆるホームドラマ。非日常的なことが進行しているのにただ黙々と飯を食うシーンがこの物語の全てをあらわしているようだ。ハローワークのセットがかなり時代的であればあるほど喜劇的な要素が多く含まれており、寓話的な要素もあるゆえ楽しめるように出来ている。小泉今日子が良い。役所公司は大げさ。

3.”グーグーも猫である” ”風花”、”空中庭園”と一連の小泉今日子主演の作品にはずれがないことで借りた1本。猫が苦手な自分としては最後まで迷ったが結論から言えば”猫”自体はどうということもなかった。特に寓話仕立てにしたシーンなどは疑問が残る。それにしても吉祥寺で飲みたくなった。特に”いせや”。
4.”7月24日通りのクリスマスイブ”  借りなきゃ良かった1本。吉田修一原作と聞いてやな予感がしてたんだが想像以上にひどかった。脚本も原作(未読)と同じくらいひどい。編集もひどい。意味のない長回し。主演が中谷美紀だからといって”松子”風な遊びをしても中途半端なんでどうにもしまらない出来になってる。この作品も製作の意図が読めない。

ON TV  今日は国営放送で”ピクニック”も鑑賞した。1950年代のアメリカ映画。もとが舞台劇なんでワンシーンが大げさでしかも饒舌な台詞回しは仕方ないにしても名作だと思う。
 有名なダンスシーン、線路脇の抱擁シーンなど絵もいい。”ムーングロウ”は大好物な曲だ。
今日新たな発見をしたのが作品の中で介護に関するシーンがいくつかあったんだが、本筋とはかかわりが殆んどなかったんで記憶になっかたものである。”老い”に関する主題がなおさら生きてくるような設定になっていることに気がついた。

今日は同居人が映画を見てから帰ってくるということで夕飯は不要と早合点してしまい、あわてて作ったのが以下のメニュー。
 ”にら、ねぎ入り麻婆豆腐”、”大根、人参、小松菜スープ”、”青梗菜の胡麻和え”、”2分でご飯(さすがに間に合わず使用)”。月曜日の忘年会の残りの食材が大健闘してくれた。使用時間30分。

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