8月6日。
更衣室で道着に着替えてる間にすでに汗まみれになる。射の一連の動作の合間にも、腕から汗が落ちたり、額からの汗でメガネを濡らすこともある。
真夏の稽古も3年目、しんどいのはいっときと思ってもやはり音を上げちゃうな。
午前中の弓道で全身汗まみれで、午後からのダンスなどとてもじゃないが行く気になれないと思ったんで、木曜クラスの教室はさぼった。しばらく休むことになるんで、先生に挨拶だけは、と思ってたんだが....。このくそ暑いのに手握って身体くっつけてのダンスはこの季節にもっともふさわしくないんじゃないだろうか?
昼食は「線麺(台湾産が有名・中華そうめん?)」で「冷やしたぬきそば」。
午後は映画鑑賞と旅行準備など。
「黒い雨」。今村昌平監督共同脚本作品。タフな市民を描いてきた今井さん、原爆相手にも頑張ったが、悲痛な望みをかける北村和夫の姿を映して結ぶ最後の場面は、監督自身迷ったんじゃないだろうか?どんな終わり方をしても原爆によって死あるいは人生を狂わされた人に対しての慰霊はかなわないし、原爆そのものに対する憎しみも描き切れはしないのだから。
それにしても疎開した先の田舎の群像劇の脚本は素晴らしいし、役者も一流陣で固められており、今村色が全面に出ております。
国営放送でこの日に合わせて放映されたもの。
夕食のメニューは「鶏肉とパイナップルの炒め物」、「もやしとなめこのトムヤムスープ」。
食後焼酎のシークワーサー割りをちびちびやりながら映画鑑賞。
A・ワイダ監督「世代」。1955年、監督デビュー作。
実にコンパクトに若者がレジスタンス運動に目覚めてゆく姿を描いていて、しかもその中にわかりやすい共産主義の啓蒙を盛り込み、アクションやロマンスまでテンコ盛りの作品である。
「地下水道」や「灰とダイアモンド」などとともに3部作と呼ばれているが、どれも未見である。そう言えばポーランド映画って観たことあったかな?どうも若い時から政治的な作品を避けすぎたな。
終わって9時前で少しはらが減ったんで残り物で1杯。で、ダウン。こりゃ太るな。
やたらに他人とか世間と比較して生きる人が多くて、ちょっと疲れ気味なんじゃないか?最近ようやく自分のペースがつかめてきた感じ、と思ったら残り人生あとわずか。それでもこのペースは変えたくないもんだ。やわらかく生きたいもんだねぇ。
2015年8月7日金曜日
2015年8月6日木曜日
ヨコハマ・ベイ・ブルース
8月5日。
東京の真夏日が連続記録を更新したそうである。
このくそ暑い中を、これまたくそ暑そうな横浜中華街まで出かけた。本牧に1時から用事があったんでその前に昼飯を済まそうと考えたからである。
前日の架線切れのために京浜東北線のダイヤが乱れてるとのことだったんで、東京か品川で乗り換えることにした。で、検索すると5分遅くなるが品川から京急を使うと100円ちょっと安く上がることが判明した。JRを使っても横浜で乗り換えねばならないので京急にした。これが昔(40年前)と違い乗り心地がいい。快速特急は蒲田と川崎しか止まらず、あっという間に着いた。
みなとみらい線に乗り換え終点の元町へ。くそ暑い中華街をぶらぶらしてほぼ一回りすると11時。同發本館ランチ開店時間である。
「チャーシューと豚バラ焼きスライス」、「小松菜のしょうが炒め」、「しめじのスープ」、「漬物」にご飯がついた定食。860円也。量もちょうどいいし、値段も中華街としてはリーズナブル。チャーシュー、豚バラ焼き共うんまい。後ろの席でビールをうまそうに飲むご婦人方の声が聞こえたが、ここは我慢。
さて、そこから山下公園方面に移動し、「人形館」前からバスに乗り「小港橋」で降り「船員センター」までとほほ歩き。
証明用の写真撮りもくそ暑い小屋の中。その写真を持って申込受付へ。「小型船舶免許」の4回目の更新手続きである。もう20年である。
約1時間の講習を受けて解放された。
帰り道横浜港から見る海には低い入道雲が乗っかっており、停泊してる船たちにはいやというほどの太陽光が突き刺してた。ああ船に乗りたいな。釣りでもスクーバでもなく、ただ移動だけの目的であまり大きくない船に。留まったら焼き芋にされそうなアスファルトの歩道を歩きながら思った。
夕食のメニューは「鶏肉のしょうが焼き」、「トマト・キュウリのヌクチャムかけ」、「大根の味噌汁」。
食後焼酎のシークワーサー割りをちびちびやりながら映画鑑賞。
「イブサンローラン」。栄光と没落。諸行無常の響きが聞こえたね。元恋人(男性)が二人で集めた美術品を「クリスティズ」にかけるまでを軸として過去をさかのぼるドキュメンタリー映画。ただこの元恋人の思い出を中心としてるんで、イブの人生を描くにあたってはつっこみが浅い。
バレリーナにミノカサゴ風の衣装を着け踊らせるシーンがあったのが印象的。
「父と暮らせば」。黒木和雄作品。井上ひさし原作の戯曲の映画化。観るのは2度目。宮沢りえの熱演、淡々と演ずる原田芳雄と二人とも名演である。監督の「生き残り」に対する焦燥感や罪悪感という思いいれが原作と見事に融合した、ある意味で幸運な結果となった作品だと思う。名画殿堂いり間違いなしか。
東京の真夏日が連続記録を更新したそうである。
このくそ暑い中を、これまたくそ暑そうな横浜中華街まで出かけた。本牧に1時から用事があったんでその前に昼飯を済まそうと考えたからである。
前日の架線切れのために京浜東北線のダイヤが乱れてるとのことだったんで、東京か品川で乗り換えることにした。で、検索すると5分遅くなるが品川から京急を使うと100円ちょっと安く上がることが判明した。JRを使っても横浜で乗り換えねばならないので京急にした。これが昔(40年前)と違い乗り心地がいい。快速特急は蒲田と川崎しか止まらず、あっという間に着いた。
みなとみらい線に乗り換え終点の元町へ。くそ暑い中華街をぶらぶらしてほぼ一回りすると11時。同發本館ランチ開店時間である。
「チャーシューと豚バラ焼きスライス」、「小松菜のしょうが炒め」、「しめじのスープ」、「漬物」にご飯がついた定食。860円也。量もちょうどいいし、値段も中華街としてはリーズナブル。チャーシュー、豚バラ焼き共うんまい。後ろの席でビールをうまそうに飲むご婦人方の声が聞こえたが、ここは我慢。
さて、そこから山下公園方面に移動し、「人形館」前からバスに乗り「小港橋」で降り「船員センター」までとほほ歩き。
証明用の写真撮りもくそ暑い小屋の中。その写真を持って申込受付へ。「小型船舶免許」の4回目の更新手続きである。もう20年である。
約1時間の講習を受けて解放された。
帰り道横浜港から見る海には低い入道雲が乗っかっており、停泊してる船たちにはいやというほどの太陽光が突き刺してた。ああ船に乗りたいな。釣りでもスクーバでもなく、ただ移動だけの目的であまり大きくない船に。留まったら焼き芋にされそうなアスファルトの歩道を歩きながら思った。
夕食のメニューは「鶏肉のしょうが焼き」、「トマト・キュウリのヌクチャムかけ」、「大根の味噌汁」。
食後焼酎のシークワーサー割りをちびちびやりながら映画鑑賞。
「イブサンローラン」。栄光と没落。諸行無常の響きが聞こえたね。元恋人(男性)が二人で集めた美術品を「クリスティズ」にかけるまでを軸として過去をさかのぼるドキュメンタリー映画。ただこの元恋人の思い出を中心としてるんで、イブの人生を描くにあたってはつっこみが浅い。
バレリーナにミノカサゴ風の衣装を着け踊らせるシーンがあったのが印象的。
「父と暮らせば」。黒木和雄作品。井上ひさし原作の戯曲の映画化。観るのは2度目。宮沢りえの熱演、淡々と演ずる原田芳雄と二人とも名演である。監督の「生き残り」に対する焦燥感や罪悪感という思いいれが原作と見事に融合した、ある意味で幸運な結果となった作品だと思う。名画殿堂いり間違いなしか。
2015年8月5日水曜日
18切符で出た差額が2万円
8月4日。
午前中は弓道。
妻手(めて・右手)の握り方がいつの間にか変わっていたことに、O先輩の指摘で気が付いた。その前に妻手の離れ方が悪いことをP先生から指摘を受けた直後である。握り方が悪いせいで離れが悪くなっているわけである。で、修正に入ったら当たりが出てきた。4の3は上出来すぎる。この調子で木曜日に臨みたいものである。
それにしても暑かったな。やってる最中汗が流れるのを感じたし、全身汗まみれになった。それでも射の動作に入ってるときは暑さを感じないのはやはり集中しているからだ。
帰宅して即シャワー。
昼食のメニューは「チャンプルー」。キャベツ・木綿豆腐・スパム・卵。
午後は今月26日からの旅行のプランニングと電車の時間や料金の確認と、宿泊の予約などをして過ごした。4.5時間はPCに向かってたな。
電車料金は「青春18きっぷ」を使うので1日約2400円より低い路線で切符を使用しないようにするためで、5回(5日)しか使えないので、なるべくそれ以外の長距離移動はしないようなルートを作らねばならない。
往復は関西と東京間だから、9000円以上かかるのでこれで2枚。高松から大阪までが4620円、出雲から津和野経由で萩までが4680円。ここまではよかったんだが、あと1枚が苦心した。
姫路から鳥取。時間をかけて遠回りするならJRだけで済むんだが、これだと後の移動や宿泊にかなり影響が出てしまう。最短距離にすると間に私鉄を組み入れなければならない。
そこで一番本数の多い時間帯を狙って、途中下車して私鉄に乗り換えることにした。その先でも途中下車してJRに乗り換えれば、3750円になり残り1枚を充てることができる。
その他で使えるところは2590円が最高なのでいかにももったいないところだった。
宿泊先は何か所か連泊するようにした。こうすれば洗濯などにもゆとりができるし、もちろん観光もゆっくりできるからだ。それを出雲・萩・松山・高松にした。ゲストハウスもまあまあよさそうだ。
ゲストハウスのないところが2か所あり、そこでは1か所はユースホステルを予約した。もう1か所はまだ9月の予約を受け付けてない旅館。
2泊予定していた小豆島は宿泊費が高く、それに見合った施設もないようなので、高松からのフェリーを使った往復での観光とした。片道1時間で690円なら十分通える。
料金はゲストハウスのドミトリーで2500~2800円。旅館やユースは3000円強である。13泊の宿泊料、18切符やそれをつかえないJRの交通費、私鉄やフェリーなどを予算20万円から差し引くと1日当たりの生活費?は8千円くらいになった。まぁまぁかな?今回はソウルフードを味わう旅でもあり、最終日は大阪でこてこてになって帰るつもりである。足りるかな?
夕食メニューは「鶏肉と大豆とキャベツの中華炒め」、「長ねぎと豆腐のチゲスープ」。
中華炒めの味付けは「タイ・シーズニングソース」のみにしたところ、これも結構いける。
食後焼酎のシークワーサー割りをちびちびやりながら旅行のプランニングの続き。
午前中は弓道。
妻手(めて・右手)の握り方がいつの間にか変わっていたことに、O先輩の指摘で気が付いた。その前に妻手の離れ方が悪いことをP先生から指摘を受けた直後である。握り方が悪いせいで離れが悪くなっているわけである。で、修正に入ったら当たりが出てきた。4の3は上出来すぎる。この調子で木曜日に臨みたいものである。
それにしても暑かったな。やってる最中汗が流れるのを感じたし、全身汗まみれになった。それでも射の動作に入ってるときは暑さを感じないのはやはり集中しているからだ。
帰宅して即シャワー。
昼食のメニューは「チャンプルー」。キャベツ・木綿豆腐・スパム・卵。
午後は今月26日からの旅行のプランニングと電車の時間や料金の確認と、宿泊の予約などをして過ごした。4.5時間はPCに向かってたな。
電車料金は「青春18きっぷ」を使うので1日約2400円より低い路線で切符を使用しないようにするためで、5回(5日)しか使えないので、なるべくそれ以外の長距離移動はしないようなルートを作らねばならない。
往復は関西と東京間だから、9000円以上かかるのでこれで2枚。高松から大阪までが4620円、出雲から津和野経由で萩までが4680円。ここまではよかったんだが、あと1枚が苦心した。
姫路から鳥取。時間をかけて遠回りするならJRだけで済むんだが、これだと後の移動や宿泊にかなり影響が出てしまう。最短距離にすると間に私鉄を組み入れなければならない。
そこで一番本数の多い時間帯を狙って、途中下車して私鉄に乗り換えることにした。その先でも途中下車してJRに乗り換えれば、3750円になり残り1枚を充てることができる。
その他で使えるところは2590円が最高なのでいかにももったいないところだった。
宿泊先は何か所か連泊するようにした。こうすれば洗濯などにもゆとりができるし、もちろん観光もゆっくりできるからだ。それを出雲・萩・松山・高松にした。ゲストハウスもまあまあよさそうだ。
ゲストハウスのないところが2か所あり、そこでは1か所はユースホステルを予約した。もう1か所はまだ9月の予約を受け付けてない旅館。
2泊予定していた小豆島は宿泊費が高く、それに見合った施設もないようなので、高松からのフェリーを使った往復での観光とした。片道1時間で690円なら十分通える。
料金はゲストハウスのドミトリーで2500~2800円。旅館やユースは3000円強である。13泊の宿泊料、18切符やそれをつかえないJRの交通費、私鉄やフェリーなどを予算20万円から差し引くと1日当たりの生活費?は8千円くらいになった。まぁまぁかな?今回はソウルフードを味わう旅でもあり、最終日は大阪でこてこてになって帰るつもりである。足りるかな?
夕食メニューは「鶏肉と大豆とキャベツの中華炒め」、「長ねぎと豆腐のチゲスープ」。
中華炒めの味付けは「タイ・シーズニングソース」のみにしたところ、これも結構いける。
食後焼酎のシークワーサー割りをちびちびやりながら旅行のプランニングの続き。
2015年8月4日火曜日
熱中症死にせしもの
8月3日。
早いうちに便所など水回りを含む掃除を済ます。水回りは毎週月曜日の行事である。
このところ自宅にいる期間が変則的なのでうっかりして忘れることもある。
それでも独居というのはそんなには汚れないものということでは決してない。
気づかないか、まぁいいやという家事放棄からどんどん汚いのに慣れてきちゃうんだ。
だから掃除だけはさぼらないようにせねばならない。
ヘルパー時代に見た独居老人宅のようにはならぬようにな。くわばらくわばら。
ケイが来て、昼食を一緒に済ませ、あとはずっとおしゃべり。
昼食は「冷やし中華」。おやつは「アイスティラミス」。これまで2回作っていずれも評判よかった物。
夕食のメニューは「さんまの塩焼き」、「大根の皮のきんぴら」、「茄子の味噌汁」。
食後アルパカも白をちびちびやりながら借りてきた中国・四国の旅行ガイドを眺めながらチェック。
ソウルフードや面白そうなところを探して、泊まる場所(駅)などを大体決めたりする。このプランニングタイムが楽しい。
この日は午前中に映画鑑賞。夕方には返しに行かねばならなかったんで。
「犬死にせしもの」。戦後、九死に一生を得た男二人が海賊になって、やくざと戦う瀬戸内海を舞台にした活劇。井筒和幸監督共同脚本。「いのちぼうにふろう」的なお話は数あるが、井筒さんの手にかかると、飛んだり跳ねたりでエネルギッシュな場面が続き飽きさせない。劇中の映画館やその出し物、BGMの選曲や入れるタイミングなどセンスの良さが際立つが、これはどの作品にも共通する。
主人公が最後に死ぬのは一人の女のためであり、何のために死んだかわからぬ戦友たちと違い「犬死に」ではないことを強烈に訴えてる。天皇とマッカーサーの写真の上にとまったハエをたたく場面などでもその批判精神が現れてる。訴え方がいきだよね。
それにしても瀬戸内海、いいねぇ。早く行きたくなってきたわ。
早いうちに便所など水回りを含む掃除を済ます。水回りは毎週月曜日の行事である。
このところ自宅にいる期間が変則的なのでうっかりして忘れることもある。
それでも独居というのはそんなには汚れないものということでは決してない。
気づかないか、まぁいいやという家事放棄からどんどん汚いのに慣れてきちゃうんだ。
だから掃除だけはさぼらないようにせねばならない。
ヘルパー時代に見た独居老人宅のようにはならぬようにな。くわばらくわばら。
ケイが来て、昼食を一緒に済ませ、あとはずっとおしゃべり。
昼食は「冷やし中華」。おやつは「アイスティラミス」。これまで2回作っていずれも評判よかった物。
夕食のメニューは「さんまの塩焼き」、「大根の皮のきんぴら」、「茄子の味噌汁」。
食後アルパカも白をちびちびやりながら借りてきた中国・四国の旅行ガイドを眺めながらチェック。
ソウルフードや面白そうなところを探して、泊まる場所(駅)などを大体決めたりする。このプランニングタイムが楽しい。
この日は午前中に映画鑑賞。夕方には返しに行かねばならなかったんで。
「犬死にせしもの」。戦後、九死に一生を得た男二人が海賊になって、やくざと戦う瀬戸内海を舞台にした活劇。井筒和幸監督共同脚本。「いのちぼうにふろう」的なお話は数あるが、井筒さんの手にかかると、飛んだり跳ねたりでエネルギッシュな場面が続き飽きさせない。劇中の映画館やその出し物、BGMの選曲や入れるタイミングなどセンスの良さが際立つが、これはどの作品にも共通する。
主人公が最後に死ぬのは一人の女のためであり、何のために死んだかわからぬ戦友たちと違い「犬死に」ではないことを強烈に訴えてる。天皇とマッカーサーの写真の上にとまったハエをたたく場面などでもその批判精神が現れてる。訴え方がいきだよね。
それにしても瀬戸内海、いいねぇ。早く行きたくなってきたわ。
2015年8月3日月曜日
おいしい酒 キリシマ
8月2日。
1日ひきこもりを決め込み映画と本で過ごした。
「うつくしい夏 キリシマ」。黒木和雄監督作品。本人の少年期をもとに半分フィクションということである。宮崎県のある村での終戦直前の数日間をえがいたもので、庶民が戦争によって生き方の選択肢を亡くしてゆく様や、戦争に実態を知らされずに本来あるべきはずの幸福の追求が誤った方向へと強制されてゆく様を淡々と描く。
作品自体も良いが、DVDの映像特典で著名な映画評論家佐藤忠男と監督の対談も興味深いものだった。映画本編が流れる中、その映像に合わせながらの対談ということで、結局作品を2度観たことになる。それとは別に30分の二人が映る対談もある。さらに地元の放送局が作った監督のドキュメンタリーも30分入っていて、結局この作品に関して5時間を費やした。
監督の考え方がとてもよく分かった。国威高揚の手先となった戦時の新聞や、洗脳の道具となった修身など、活字に対する不信感と、あるがままを写し、判断を観客に委ねる映像との出会いなどが生涯映像作家として活躍した原点であるということ。
また演出に関してもシナリオとキャスティングで80%の完成であるという考え方も監督の個性を知ることができた。
さらに今ではかなわぬ夢となってしまったが、監督が切望していた山中貞雄に関する映画を撮らせてあげたかったな。
寺島進が劇中で自虐気味になってはくセリフ。「俺は幽霊だ」。確かに彼は「(柳)ゆうれい」である。
昼食はキャベツともやしの「鹿児島ラーメン」。
昼食後は黒木和雄著の「私の戦争」。2004年の本で、巻末に憲法9条の改悪に対しての懸念を強く抱いていたことがわかる。
夕食のメニューは「鶏肉とキャベツのXO醤炒め」、「冬瓜と魚肉ソーセージのスープ」、「冬瓜の梅あんかけ」、「キュウリの梅酢漬け」。
で、XO醤も消費し切った。が、ちょっと食べすぎだったな。
食後焼酎のシークワーサー割りをちびちびやりながら映画鑑賞。この日は「赤霧島」を飲みたかったな。 「ガキ帝国」。井筒和幸監督脚本。「岸和田...」の前身となるもので、こちらのほうはやくざが絡んできて、岸和田のような青春ものになり切れてない。とにかくパワフルな作風である。関西のPTAがよく黙って上映させたか不思議でならない。
今回借りてきた最後の1枚「犬死せしもの」を観始めた途端眠気に襲われたんで9時ちょっと前にダウン。
1日ひきこもりを決め込み映画と本で過ごした。
「うつくしい夏 キリシマ」。黒木和雄監督作品。本人の少年期をもとに半分フィクションということである。宮崎県のある村での終戦直前の数日間をえがいたもので、庶民が戦争によって生き方の選択肢を亡くしてゆく様や、戦争に実態を知らされずに本来あるべきはずの幸福の追求が誤った方向へと強制されてゆく様を淡々と描く。
作品自体も良いが、DVDの映像特典で著名な映画評論家佐藤忠男と監督の対談も興味深いものだった。映画本編が流れる中、その映像に合わせながらの対談ということで、結局作品を2度観たことになる。それとは別に30分の二人が映る対談もある。さらに地元の放送局が作った監督のドキュメンタリーも30分入っていて、結局この作品に関して5時間を費やした。
監督の考え方がとてもよく分かった。国威高揚の手先となった戦時の新聞や、洗脳の道具となった修身など、活字に対する不信感と、あるがままを写し、判断を観客に委ねる映像との出会いなどが生涯映像作家として活躍した原点であるということ。
また演出に関してもシナリオとキャスティングで80%の完成であるという考え方も監督の個性を知ることができた。
さらに今ではかなわぬ夢となってしまったが、監督が切望していた山中貞雄に関する映画を撮らせてあげたかったな。
寺島進が劇中で自虐気味になってはくセリフ。「俺は幽霊だ」。確かに彼は「(柳)ゆうれい」である。
昼食はキャベツともやしの「鹿児島ラーメン」。
昼食後は黒木和雄著の「私の戦争」。2004年の本で、巻末に憲法9条の改悪に対しての懸念を強く抱いていたことがわかる。
夕食のメニューは「鶏肉とキャベツのXO醤炒め」、「冬瓜と魚肉ソーセージのスープ」、「冬瓜の梅あんかけ」、「キュウリの梅酢漬け」。
で、XO醤も消費し切った。が、ちょっと食べすぎだったな。
食後焼酎のシークワーサー割りをちびちびやりながら映画鑑賞。この日は「赤霧島」を飲みたかったな。 「ガキ帝国」。井筒和幸監督脚本。「岸和田...」の前身となるもので、こちらのほうはやくざが絡んできて、岸和田のような青春ものになり切れてない。とにかくパワフルな作風である。関西のPTAがよく黙って上映させたか不思議でならない。
今回借りてきた最後の1枚「犬死せしもの」を観始めた途端眠気に襲われたんで9時ちょっと前にダウン。
2015年8月2日日曜日
悲しい音やねん
8月1日。
朝の早いうちに広報の配達。涼しいうちにと思ったが、早くから気温は高くうっすら汗かいちゃった。
午前中は太極拳。参加者は3名。ここでもうっすら汗ばむ。先生の動きがいつもより早い気がしたのは気のせいか?
午前中に買い物を済ませた。焼酎が切れたからである。先日購入したカートを下げて出かけた。
段ボールに商品を詰めて、帰りはカートを引っ張って帰ってきた。肉体的にはすごく楽だが、何せこの陽気、汗をたっぷりかいた。
昼食は「小松菜と厚揚げの甜麺醤炒め」、「小松菜の味噌汁」。
午後はケイのねぇねぇのところへ「赤梅酢」の届け物。彼女は愛用者である。
帰り道はO駅前にあるTSUTAYAでDVDを借りる。2泊3日だと旧作は108円込みである。
大したことしてないのに身体が汗まみれで気持ち悪かったんで早々にシャワーを浴びた。すっきりしたところで夕食の準備。
夕食のメニューは「鶏肉と小松菜の海鮮醤炒め」、「キャベツとにんにくのスープ」。さすがに小松菜連荘で飽きたが、これで海鮮醤を使いきった。あとはXO醤を残すのみとなった。冷蔵庫の調味料を片付け始めた。
半年家を空け、ここに住むケイのために冷蔵庫をなるべくからの形で引き渡したいからである。
実家で使うものは送るなり運んだりするが、ダブったものなどはなるべく消費してしまうつもりだ。現在スペースを多くとっているのは「ぬかどこ」と「梅ジャム」とエスニック香辛料やペーストなどである。時期が悪いから冷凍庫のものは使ってもらおうかな。
押入れから衣装ケースを引っ張り出し、中に入ってた夏用の道具などを出して空にした。衣装なども片づけるためである。つかわない部屋に移動するつもり。
出てきた風鈴を下げた。下げたものの、ここ数日は窓を閉めっぱなしでエアコン全開してるから可愛い音も聞こえやしない。窓を開けるとか細い音がやっと聞こえる。今日日風情を感じさせるような陽気じゃないよな。
焼酎のシークワーサー割りをちびちびやりながら映画鑑賞。「悲しい色やねん」。森田監督脚本。小林信彦原作。1988年。娯楽作品作りの職人だねぇ。終盤のたたみ方のお粗末感は否めないが、角川映画に観るような自己満足な作りでないところがいい。
この作品にも出演していた加藤武さんが7月31日に亡くなったそうである。いい俳優だったな。
日本酒のオンザロックを飲みながら「アド街」。今週は土浦だって。取材するところが見つからない?ったって、ないよなぁ。うろうろすりゃ、蓮沼に足をとられるのがオチの土地以外のなにものでもないところだぜぇ。なんて言ったら土地の人からお叱り受けちゃうね。まぁ、住めば都だもんな。
5月頃やった牛久でも1位の大仏はすごい行列が出来たそうである。この番組の反響には驚かされる。霞ヶ浦に水着を持ってくる奴が現れなきゃいいが...。
朝の早いうちに広報の配達。涼しいうちにと思ったが、早くから気温は高くうっすら汗かいちゃった。
午前中は太極拳。参加者は3名。ここでもうっすら汗ばむ。先生の動きがいつもより早い気がしたのは気のせいか?
午前中に買い物を済ませた。焼酎が切れたからである。先日購入したカートを下げて出かけた。
段ボールに商品を詰めて、帰りはカートを引っ張って帰ってきた。肉体的にはすごく楽だが、何せこの陽気、汗をたっぷりかいた。
昼食は「小松菜と厚揚げの甜麺醤炒め」、「小松菜の味噌汁」。
午後はケイのねぇねぇのところへ「赤梅酢」の届け物。彼女は愛用者である。
帰り道はO駅前にあるTSUTAYAでDVDを借りる。2泊3日だと旧作は108円込みである。
大したことしてないのに身体が汗まみれで気持ち悪かったんで早々にシャワーを浴びた。すっきりしたところで夕食の準備。
夕食のメニューは「鶏肉と小松菜の海鮮醤炒め」、「キャベツとにんにくのスープ」。さすがに小松菜連荘で飽きたが、これで海鮮醤を使いきった。あとはXO醤を残すのみとなった。冷蔵庫の調味料を片付け始めた。
半年家を空け、ここに住むケイのために冷蔵庫をなるべくからの形で引き渡したいからである。
実家で使うものは送るなり運んだりするが、ダブったものなどはなるべく消費してしまうつもりだ。現在スペースを多くとっているのは「ぬかどこ」と「梅ジャム」とエスニック香辛料やペーストなどである。時期が悪いから冷凍庫のものは使ってもらおうかな。
押入れから衣装ケースを引っ張り出し、中に入ってた夏用の道具などを出して空にした。衣装なども片づけるためである。つかわない部屋に移動するつもり。
出てきた風鈴を下げた。下げたものの、ここ数日は窓を閉めっぱなしでエアコン全開してるから可愛い音も聞こえやしない。窓を開けるとか細い音がやっと聞こえる。今日日風情を感じさせるような陽気じゃないよな。
焼酎のシークワーサー割りをちびちびやりながら映画鑑賞。「悲しい色やねん」。森田監督脚本。小林信彦原作。1988年。娯楽作品作りの職人だねぇ。終盤のたたみ方のお粗末感は否めないが、角川映画に観るような自己満足な作りでないところがいい。
この作品にも出演していた加藤武さんが7月31日に亡くなったそうである。いい俳優だったな。
日本酒のオンザロックを飲みながら「アド街」。今週は土浦だって。取材するところが見つからない?ったって、ないよなぁ。うろうろすりゃ、蓮沼に足をとられるのがオチの土地以外のなにものでもないところだぜぇ。なんて言ったら土地の人からお叱り受けちゃうね。まぁ、住めば都だもんな。
5月頃やった牛久でも1位の大仏はすごい行列が出来たそうである。この番組の反響には驚かされる。霞ヶ浦に水着を持ってくる奴が現れなきゃいいが...。
2015年8月1日土曜日
かっぱのお皿も干上がるぜぇ
7月31日。
今年の赤梅酢で大根を漬けてみた。「ミキ」は一晩寝かしたからあと1日。
くそ暑い午前中は合羽橋へ。前回は日曜日に出かけ多くの店が閉まっていて十分な調査ができなかったんで、平日を選んで出かけたところが、この日もやはり何軒かが閉まっており、早い時間に閉店する由のはり紙がしてあったりしていた。そう、棚卸の店が多い。俺も商売やってるころだったらこの日は外していたかもしれない。やめてから7年、すっかりぼけちゃったな。
それでも目的の「さんま皿」は1周半して、税込401円で5枚購入した。ネットで見た店では目的の「燻製キット」は注文取り寄せとのこと。熱中症の危険性や交通費を考えたらネットで買う方がいいな。
アメ横まで歩いて「サンバルソース」と香菜を買った。熊野前商店街のTスーパーでは、なんと600円もしていた香菜がここでは200円。どうしたんだろう?一般の店では姿を消した。S&Bのものも切れている。もっともS&Bのは見た目はいいが香りがまるでないから買わないが。それにしてもTスーパーの600円はないなあ。トッピングの対象になるものよりも高くなっちゃうじゃないか。
さらに2軒ばかりッ買い物してから帰宅。汗びっしょりである。
昼食は「肉まん」と「味噌汁」。
くそ暑い午後は水没して壊れてしまったデジカメの後継機についてちょっと取説をのぞく。「ばかちょん」扱いするから基本的なことだけわかればそれでよろしい。
続いてPCに向かってCDをダビングしようとしたら「I(アイ) チューン」の調子が悪く、結局PCに取り込むだけで終わった。もしかすると調子が悪いんじゃなく俺の操作の誤りが原因かもしれない。ケイのにぃにぃの来訪を待つしかないな。
さらに2009年あたりに散々プリントアウトしたレシピを片付けた。ざっと目を通したところ、不要なものばかりだったので裏が使える紙以外はすべて廃棄。で、ほとんど裏が使える。
夕食のメニューは「蒸し茄子と蒸し鶏のエスニックサラダ風」、「スパムと大根と大根の葉のスープ」、「大根の梅酢漬け」。老けこんだ茄子とへたれ大根も何とか食えるようになる調理法はやはりアジアの力か?
食後は泡盛(「久米仙」古酒35度)のシークワーサー水割り、つまり本物のオトーリーをちびちびやりながら映画鑑賞。気温に負けぬよう強い酒を飲む。相手は34度くらいだからな。
「風にそよぐ草」。A・レネ監督作品。何と評価したらいいかわからない。
愛に飢えた、飛行機オタク(実際操縦するし飛行機も持ってる)の女歯医者。偏執症(という病気があればだが)でアル中の、これまた飛行機オタクの家庭内独居老人が、その女歯医者をストーカーして、女歯医者の同僚や妻を巻き込んで最後は妻も乗せた飛行機(つまり3人)が墜落して終わる。あまりにもくだらないんで最後まで観てしまったが、これをアメリカでリメイクするとしたらこの老人役はR・ウイリアムスしかいないな。だけど彼はもうなくなっちまってるんだっけ。
今年の赤梅酢で大根を漬けてみた。「ミキ」は一晩寝かしたからあと1日。
くそ暑い午前中は合羽橋へ。前回は日曜日に出かけ多くの店が閉まっていて十分な調査ができなかったんで、平日を選んで出かけたところが、この日もやはり何軒かが閉まっており、早い時間に閉店する由のはり紙がしてあったりしていた。そう、棚卸の店が多い。俺も商売やってるころだったらこの日は外していたかもしれない。やめてから7年、すっかりぼけちゃったな。
それでも目的の「さんま皿」は1周半して、税込401円で5枚購入した。ネットで見た店では目的の「燻製キット」は注文取り寄せとのこと。熱中症の危険性や交通費を考えたらネットで買う方がいいな。
アメ横まで歩いて「サンバルソース」と香菜を買った。熊野前商店街のTスーパーでは、なんと600円もしていた香菜がここでは200円。どうしたんだろう?一般の店では姿を消した。S&Bのものも切れている。もっともS&Bのは見た目はいいが香りがまるでないから買わないが。それにしてもTスーパーの600円はないなあ。トッピングの対象になるものよりも高くなっちゃうじゃないか。
さらに2軒ばかりッ買い物してから帰宅。汗びっしょりである。
昼食は「肉まん」と「味噌汁」。
くそ暑い午後は水没して壊れてしまったデジカメの後継機についてちょっと取説をのぞく。「ばかちょん」扱いするから基本的なことだけわかればそれでよろしい。
続いてPCに向かってCDをダビングしようとしたら「I(アイ) チューン」の調子が悪く、結局PCに取り込むだけで終わった。もしかすると調子が悪いんじゃなく俺の操作の誤りが原因かもしれない。ケイのにぃにぃの来訪を待つしかないな。
さらに2009年あたりに散々プリントアウトしたレシピを片付けた。ざっと目を通したところ、不要なものばかりだったので裏が使える紙以外はすべて廃棄。で、ほとんど裏が使える。
夕食のメニューは「蒸し茄子と蒸し鶏のエスニックサラダ風」、「スパムと大根と大根の葉のスープ」、「大根の梅酢漬け」。老けこんだ茄子とへたれ大根も何とか食えるようになる調理法はやはりアジアの力か?
食後は泡盛(「久米仙」古酒35度)のシークワーサー水割り、つまり本物のオトーリーをちびちびやりながら映画鑑賞。気温に負けぬよう強い酒を飲む。相手は34度くらいだからな。
「風にそよぐ草」。A・レネ監督作品。何と評価したらいいかわからない。
愛に飢えた、飛行機オタク(実際操縦するし飛行機も持ってる)の女歯医者。偏執症(という病気があればだが)でアル中の、これまた飛行機オタクの家庭内独居老人が、その女歯医者をストーカーして、女歯医者の同僚や妻を巻き込んで最後は妻も乗せた飛行機(つまり3人)が墜落して終わる。あまりにもくだらないんで最後まで観てしまったが、これをアメリカでリメイクするとしたらこの老人役はR・ウイリアムスしかいないな。だけど彼はもうなくなっちまってるんだっけ。
登録:
投稿 (Atom)